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厳選エッセイ・ジャンルを問わない力作たち

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エッセイ形式で書いたnoteから、とくに力を入れたものと好評だったものをセレクトしました。
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2017年10月の記事一覧

自分を許すことと、他人を許すことは繋がっている。

すごく面白い心理的な体験をしたので書き留めておきます。個人差はあると思いますが、ある種の傷ついた方々にとっては少しだけ参考になるかもしれません。

内容を一言で言うとタイトル通りで、"「自分の外の死ぬほど嫌いな何か・誰か」というのは、「自分の中の死ぬほど嫌いな部分や傷」と繋がっている"ような気がしたということ。

ここ数日間、私はこのレベルの絶望感というか退屈感は久々だなと思うくらいの精神的な停滞

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作曲ソフトと初音ミクV4X体験版でDTMをやってみて、初日で気づいた一つのこと

いやそんな簡単にセンスがなかったなんて言うつもりじゃないよ。

でもさー、これ結構難しい。今までまともな音楽経験はリコーダーくらいしかないし、音楽理論も勉強してないから当たり前といえば当たり前なのかもしれないけど、30秒くらいの曲ならもっと簡単に形にできると思ってた。

しかし、現実には色んなハードルがあって、7時間くらいやってうまくいってない。ちなみに作詞は7分もかからずにできた。一応おいとく。

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「ill」(悪い、病気の)であることはかっこいいという、HIPHOPの価値観が好きだ。

HIPHOPにハマってるからその話をまたするけど(自分の中でnoteは日記みたいに率直に書く場所で、ブログは読者に奉仕する感じで書く場所にしてる)、まだファン歴短いからにわか感あるかもしれないけど、何がそんなにいいかというと、「ill」であることはかっこいいという価値観がその一つだ。

ill
主な意味:病気で、気分が悪くて、吐き気を催して、(…の)病気になって、悪い、不徳な、邪悪な、すぐれない、

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ヒトカラで感じた、過ぎ去りしあの時代の「熱」

先日、ヒトカラに行ってきた。久々に。

空気読んだ選曲とか、多人数カラオケとか超つまらんと思ってるけど、歌うこと自体は楽しい。一人で3時間くらい居た。こんな音楽エッセイを書きたくなるような、懐かしいような感傷的な気持ちになった。

カラオケボックスに入るなり、鬱な邦楽ロックアーティスト・ムックとかバックホーンを叫び始めた。未だに言葉にしきれない苛立ちを叩きつけるかのように、感情を込めて歌う。

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三島由紀夫の代表作『仮面の告白』『金閣寺』に、誰にも話したことのない自分の感覚が書いてあった。

http://fgr-konoha.blog.jp/archives/misima-kamen-kinkakuji.html

三島由紀夫について熱く語ります。まだ読んでない方も、もう読んだ方にも。

とくに『仮面の告白』の文章を引用しながら、彼の文章の良さを語っています。夏目漱石や太宰治との比較も。

ブログにて。自分の文学エッセイの中では良い感じの出来なので、noteにも流させてください。

自分がHIPHOPという音楽にハマった理由

この曲を9月に初めて聴いて以来、HIPHOPにハマってる(youtube貼ってます。続きを読むから)。
それまでフリースタイルダンジョンを見たことがある程度だったけど、アルバムも買って聴いてる。

ラッパーは「自分のスタイル」というものをすごく大事にしている。「これが俺のスタイル」という歌詞がよく出てくる。覚悟決めてひたすらスキル磨いてる。「世間からは嫌われている」とよく歌われるけど、本当はすごく

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