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記事一覧

社長のひとりごと(43)

社長のひとりごと(43)

引き続きデジタル・トランスフォーメーション(DX)により世の中をどのように変えていくか、どのように変わっていくかという話です。

DXとは、「ITの浸透が、人々の生活や事業経営などあらゆる面で、より良い方向に変化させる」という仮説です。

先日のコラムでは、「DXの思想」について、台湾デジタル担当大臣であるオードリー・タンさんの話をまとめさせていただきました。

今回は、「DXの具体的な取り組み」

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社長のひとりごと(42)

社長のひとりごと(42)

同じ会社に25年も勤めていますと、長く一緒にいた仲間との別れも何度か経験しています。不思議と、道半ばで亡くなられた仲間については、今でもよく胸の内で語りかけたりすることがありますが、同じ別れでも退職した人に対して同じように思うことはまずありません。

上司もよく言っていましたが、これまでの道のりで振り返ってみて「あいつがいてくれて良かった」と思うことがあっても、これからの道のりを見据えた時に、会社

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社長のひとりごと(41)

社長のひとりごと(41)

『言葉が足りているか』

「世の中のいざこざの因(もと)になるのは、奸策(かんさく)や悪意よりも、むしろ誤解や怠慢だね。」ドイツの詩人、ゲーテによる小説「若きウェルテルの悩み」の中にある名言です。

前回、事業所にスタッフが定着しなかったり人材不足に陥ってしまったりするのは上長の部下への向き合い方が足りないからという話をしました。この、「足りない」向き合い方には二つの要素があります。

ひとつは、

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社長のひとりごと(40)

社長のひとりごと(40)

『入社されたスタッフへの対応』

今も昔も、我々介護の業界は人不足。

コロナ禍の状況下、世の中の有効求人倍率が下がってきたといっても、介護職への応募者はそれほど増えていませんし、もっともっと来て欲しいくらい。

少ないチャンスを活かして、ようやく入ってくださったスタッフさんにはそう簡単に辞めていただきたくはありません。

そんな時に、「どのような対応をしているか」で新人スタッフさんのその後の身の

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社長のひとりごと(39)

社長のひとりごと(39)

『悩みや仕事をひとりで抱える人の特徴』



以前のコラムでホウレンソウ(報告、連絡、相談)の徹底の重要性について触れました。

ホウレンソウをするのは、つまるところ上司と情報共有を図り、その責任を上司に振ること。

ところが、性格なのか習性なのか、なかなか人に相談をしない人がいます。

こうした人は、相談しないという裏側に、悩みや問題をひとりで抱えるという傾向が見受けられます。

ただ、いくら

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社長のひとりごと(38)

社長のひとりごと(38)

小学校高学年くらいから、ずっと洋楽ばかりを聴いてきました。
邦楽に触れるようになったのは、大学生になってカラオケなどに付き合いで行くようになってからでしょうか。
では、洋楽の歌詞が全て分かっているかというと、大抵メロディーやサビの部分ばかりしか覚えていなくて、歌詞の内容などほとんど聴いていなかったりします。

邦楽だって何を言っているか分からない人たちは沢山いますからね。
最近になって、かつて聴い

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社長のひとりごと(37)

社長のひとりごと(37)

報告内容が分かりにくい人は、「事実」と「意見」の切り分けができていない場合が多いです。

今回は、これと似たような感じなのですが、話のキャッチボールが上手くいかない人の特徴について。

・訊かれたことに答えない(質問の意図が理解できていない)

・答えに辿り着くまでに時間をかける(結論を後回しにする)

ポンポンポンと球の投げ合いにならないのは、上記のような要素が入るため、どこかで球が停滞するから

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社長のひとりごと(36)

社長のひとりごと(36)

『最大の気づき』
私たちの仕事において「気づき」はとても大切な要素になります。
物事が「大変」な状況になる前に、どれだけ「小変」に気づけるかで防げるリスクは山ほどあります。

例えば、現在のコロナ禍の状況においては、お客様の変化はもとより、ご自身の近しい人たちの小変に気づくことで、その報告を事前事前にまめにしていければ、他の人たちへの感染リスクを軽減することにもつなげられます。
以前、「気づきとは

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社長のひとりごと(35)

社長のひとりごと(35)

リーダーになると、時には部下を叱らないといけない場面も出てきます。
ただ、そういった場面になった際に、叱るのが上手い人とそうでない人がいます。
では、その差はどこにあるのでしょうか。

一番良くないパターンが感情的になること。
感情的にならないためには、叱る目的が何かを明確にしておく必要があります。

一番いいのは叱る基準を決めておくことだと思います。
ルール、方針、枠組みからの逸脱というのが叱る

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社長のひとりごと(34)

社長のひとりごと(34)

『クレーム対応について』
当社の方針のひとつでもあるのですが、クレーム対応に関する方針の基本方針として「お客様はいつも正しい」というものがあります。
ただ、このフレーズを聞いただけでは、ほとんどのスタッフが素直にそう思ってはくれないのですよね。

おそらくは、お客様からご指摘を受けた内容の言葉尻を受けて「そういうつもりではなかった」、「誤解だ」、「いいがかりだ」と素直な気持ちでは反応できないのだと

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社長のひとりごと(33)

社長のひとりごと(33)

引越しばかりの人生です。子供の頃は、父の仕事の関係で海外を転々と。
帰国後は、東京都内で何度か移り住み。自分が社会人になってからは、会社の都合で西日本をあちらこちらへと。
幼稚園も小学校も中学校も高校も、すべてどこかの学年の途中で転校しています。

これまでの引越し回数は数えてみたら22回。
一番長く住んだのは、神戸の単身赴任先で6年間過ごしたマンションの一室でした。
妻も私と知り合う前から引越し

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社長のひとりごと(32)

社長のひとりごと(32)

『関心の幅』
以前、よく本を読むということに触れました。
今は以前ほどは読んではいませんが、それでもジャンル問わず月に数冊は目を通しています。
少し話は変わりますが、最近の本屋さんに並ぶ文庫やコミックや、またそこから映像化される作品の傾向として「異世界もの」というジャンルがとても増えたな、と感じています。

「果てしない物語」(ネバー・エンディング・ストーリー)や「ナルニア国物語」それから「オズの

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社長のひとりごと(31)

社長のひとりごと(31)

『環境整備の実際について』

これまでもこのコラムでは環境整備については何度も触れてきました。
環境整備の考え方は、自己啓発書の元祖とも言われているジェームズ・アレンの「原因と結果の法則」に通ずるところがあります。
環境を正しく維持する習慣を持ち続けることで、正しくない状態に違和感を覚えられるようになる。
形から入って心に至る。

つまりは、座学ではなくて「気づきの感性」を育むための具体的な行動実

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社長のひとりごと(30)

社長のひとりごと(30)

意思疎通の齟齬(そご)というか、上手く関係性が築けていないのですが、そのこと自体に気づけていない人がいます。
表面上の関係性と気持ちの通い合った関係性とがありますが、一方通行の感情で「関係性ができている」と思い込んでいる人がつい陥りがちのようです。
では、なぜここで双方の思いにズレが生じるのでしょうか。

表面上の付き合いの特徴を挙げてみると、
・ 他者と距離を置く、他者を簡単に信用しないため踏み

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