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日々のほんの片隅

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なんでもない日の、なんてことない哲学。
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2018年7月の記事一覧

仕舞えない引き出し

高校を卒業してから4年が経って、今日、最後の大学の定期試験だって終わって、定期的に誰かにナニカを試されるようなこともなくなって、だから多分、これからは死ぬまで断続的に試され続ける日々が、今日始まったんだと思う。

試されることに慣れないうちは、今ドコでナニしてるかを自分に問いかけ、Who am I ?なんて言って聞きたくなっちゃうような、ただ唯一ヒゲが伸びてくると、「あぁ生きてる」と分かるような日

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no reason,

no reason,

ほんの少し、朝の気温が低いだけで、体が軽くて、何でも出来る気がしたね、今日は。

コーヒーなんかをミルでゴリゴリ削って入れたてを飲んで、お気に入りの音楽なんかかけて朝日に背中を押されながら車を走らせて、今日も修行。

いつもはびくびくしながらコッペパンを作るんだけど、今日は自分の手足を操るようにコッペパン作ってさ、朝起きて運転してそれだけで上手くなったような気がした。

そういう日がたまにあって、

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自信の無い日々でもさ、

自信の無い日々でもさ、

思いも拠らない時に、なにか私の心が、息を吹き返すようなことに出会う。

週5で5時起きして、小一時間運転して、7時から14時くらいまででっち奉公というか、パン作り修行して、夜17時からファミレストとか、居酒屋でバイトする日々が続いている。
ほら、妹2人のスマホ代と、カノジョとのデート代くらいは、持ってなきゃいけないからね。

当然無給の修行は、毎日出来ないこと続きで、「また明日も頑張らねば」と、「

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夏におしぼり敗北記

夏におしぼり敗北記

今朝の、パン作り修行に向かう途中だった。

家から30分くらい車を走らせ、「さぁ今日も、後15分で到着するぞ」と言う様な時に、田舎によくあるJAフルーツ協選所の駐車場で、そうだなぁ30人くらいが集まって、ラジオ体操をしていた。

交差点を直進すると、夏の朝のさわやかな風を通す為に開けていた車窓から、聞き馴染みのある、なにか、聞くだけで、急に初々しくって懐かしくって、少し眠たくなるような、ラジオ体操

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休みの日のアラーム諸事情。

休みの日のアラーム諸事情。

普段の早起きに伴う目覚まし時計の憂鬱は、言うまでもなく世界三大憂鬱である。残る二つは、くるぶしソックスが靴の中で脱げることと、バイトの終わり際にやって来るお客さん3名だろうか。

休みの日の目覚ましは、もう決死の覚悟で、「セットしない」という風に決まっている。なにがなんでも、「最低でも11時過ぎまでは寝てやるぞ」といった具合で眠りにつき、ハっと起きるその時、まさに究極の憂鬱、朝7時の憂鬱が襲ってく

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そのこだわり

そのこだわり

なんと言ってもこの暑さは、完全無欠のバカ夏である。アチアチ過ぎて、とろけてしまいそうだ。

困ったような暑さに、ビール飲んでヘラヘラやってる私も、「なにか食べたい」などとは、ちっとも思わない。

それでも食べなきゃいけない、というのなら、そうだなぁ、ウンと山椒の効いた麻婆豆腐なんかをスルスルスルと、時にゴフッと頂きたい。

キリリと冷えたビールに、山椒が効いた四川風麻婆豆腐なんては、大変ステキでは

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ネコでありたいと思うのです。

ネコでありたいと思うのです。

忙しいフリというのはいくらでも出来るワケですが、中身を覗いてみたら、実は大学へ行き、バイトをし、恋人とお出かけなんていうことがざらにありますね。

反対に、ヒマそうで忙しいというのもあります。本など読み、畑仕事したり、DIYしたり、いかにもヒマそうであります。

ネコというのは、24時間をどう使っているのだろうか。

飼い主のベットで目覚めるとうつらうつらしながら日向ぼっこして、腹が減ったらキャッ

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オトナを感じる瞬間

オトナを感じる瞬間

これはまさしく、ドライブしている時である。

左にカノジョを乗せ、快晴の元、奔らせる風の心地良さといったら、他には無いオトナ感である。そもそも、運転という行為が、オトナであるから仕方ない。

運転する時に、人が変わったように横暴になるのも、こういう、車による、間違ったオトナ感なのかもしれない。

さて、山梨に住む私は、毎日運転していると言っても過言ではない。

パン修行に行くため、ほぼ毎日往復2時

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夏の雲ほどワガママに

夏の雲ほどワガママに

時にジトっとすれども、夏である。

大げさに、入道雲は私を脅かしてみたり、
見守ってみたり、落ち着かない雨雲もやっぱ私を脅かしてみたりと、夏の雲はワガママだ。

そんな雲を上に見ながら、ドライブする。

私と雲の間には、決まって法定速度ってのが見える。時に、見える。

で、誰が、あれを守っていようか。

40キロ以内の所は、暗黙の了解で50キロまでは大丈夫ではないか。

誰も守れない、そういう法、

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