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えりょん
2023年2月23日 17:54
しっかりした口調であなたに言葉を濁したハタハタと海風に はためくボロ布のような国旗を振りかざし後ろ暗いおさげ髪の少女は敵か味方かそんなことはお構いなしに躍起になって戦いを挑むしっかりした口調であなたに言葉を濁した今度この港に貿易船がやってきたらおさげ髪の少女はどうするつもりだろうプラムの砂糖漬けを口いっぱいに頬張った時みたいにしっか
2023年2月22日 18:15
あれは朝焼けだったか夕焼けだったかもう 忘れてしまったけどあの 光の加減とか雲の上にいる時間は果てしなくて晴れでも くもりでもないどっちつかずの空を横切る飛行機をわたしは 眺めているあきらめに似た淡い希望みたいな何かがカップの底に 溜まって冷めた珈琲をすするわたしはもうきっと あなたたちには会えないこんなに重大な事実を気がつくでもなく判ったこ
2023年2月21日 15:56
全てが 色褪せてみえた午後なすがまま 過ごしている一度でもいい誰かが 私について考えてくれる刹那を欲している #詩 #詩作#刹那#詩を書く
2023年2月21日 15:50
悔しいけどあなたの 言葉の端々あなたの思考の数々あなたのあなたのあなたの全部に 泣けた悔しいからあなたにかなわないわたしは悔しいけどあなたの世界に入り浸るしかない #詩 #詩作#詩を書く#言葉を紡ぐ#記憶の断片
2023年2月20日 11:03
昔 そこの角のところにひまわりって言う喫茶店があってぼくはわたしはいつも そこでじゃあ またねっていってうちに帰ったんだ寄り道をせず肩に鞄を下げてぼくもわたしも幸せが何なのかそんなことは考えたこともなくひまわりのようにあぜ道を雑草に触れたりして突き進んだあたたかい追憶ひまわりひまわりひまわり僕はわたしはあそぶことが大好きな
2023年2月16日 14:27
絶望的なまでにもう二度と 逢うことはない私たちは若すぎたのだまるい地球は少し 楕円を帯びているから直線を描こうともきっとどこかで少しずつまるみをおびてくるだろう楕円の上で這いつくばっている私たちだからまるい地球だから私たちは絶望的に もう 二度と逢うことはない見える世界が絶望的なまでに楕円を帯びて歪曲した私たちであるからさようならさよう
2023年2月15日 08:10
古い追憶の音の中にいる空洞の 階段の先には鏡の世界むせぶほどの砂ぼこりにまかれて漂うわたしの黒髪未完成な道しるべ #詩 #詩作#詩を書く#記憶#生きる#ポエム#感情#オーケストラ#道しるべ#昇華
2023年2月14日 10:07
あの岬の向こうに何があるのか知りたくて 知りたくてだけどあの岬の向こうに行く勇気が出なくて時間がたっぷり 経ってしまった僕等は何に ためらっていたのだろう灯台のある岬を荒れ果てる海を絵に書いた僕等は夏休みの宿題に行った事もなければ見たこともないあの岬をそしてその向こうを僕等は絵に書いたどうしようもないもどかしさ幾重にも もつれ合う
2023年2月13日 13:11
芽吹く季節の変わり目あの時猫がいた孤独の裏側あなたに幸せの絶頂にいるあなたに羨ましさが募るいや 違う嫉妬に似た安堵感わたしはとうとう逃げ場をなくした猫がいた緑に囲まれた 記憶の断片思いおこすことでしかあなたに 逢えない猫がいた思いおこすことさえ許されないあなたは 誰かのものになった猫がいたあの時芽吹く季節の変わり目たしかに
2023年2月12日 20:20
あなたが他の誰かのものになったと聞いてから僕は あなたが 欲しくなったあなたを 好きだったあなたを 好きだった好きだったからあなたが自由でいられることがいっとう いいことなんだと僕は そう おもっていたんだそして あなたが僕と別れた後ずっと ひとりでいるのは僕を待っていてくれてるんだとちょっとうぬぼれていたんだあなたが 誰かのものになるなんてまさ
2023年2月10日 09:40
吐く息が白く血管を流れる血潮が自身の身体の 重みが融通の利かないわたしに今は まだ 死にたくないまだ 死ねない生きるべき しかるべき理由が たくさん あるから生きるべきことがなくとも生きなければならない生きるべきなのだ生かされている以上は #詩 #詩作#詩を書く事#日常的#記憶#忘れないように#感情
2023年2月9日 17:41
あの日というほどの だいそれた 日々ではないなんとなく 過ごした日々を特別ではない普通の日だった毎日を懐かしくて悔いることなど何一つないのに眠れない夜というのはつい そんな普通の毎日にさえ手を出さずには いられなくなる悔いることでしか思い出せないような わたしは次も 目覚めることができるという前提で夜毎 眠りにつくけれどそんな 保障はどこにもない
2023年2月6日 17:28
自分の過去の残骸を掻き集めてただがむしゃらに 恥じる落としてきた言葉を拾い集める枯葉を 踏みしめるみたいにきらきらしたものは欲しくないどちらかというとじめっとした 湿り気のあるような 過去 #詩 #詩作#詩を書く事#言葉#紡ぎ出す#記憶#思った事#生きる
2023年2月6日 09:00
知らないことが多すぎて何から どの様に あなたに知らないということを伝えればいいのか解らない知らないことを知りたいけど世界のはしっこで小さく うずくまるあなたに伝えられることがなかなか なくてわたしはなんだか もう失敗だなって思って隅に置いてあるりんごを かじりたい情景に船の静画が あるわたしの畝る波と城を食む蟻と床板を踏むヒールの足