「脳トレ」はNG!?「脳は鍛えれば鍛えるほど活性化する」のか?

クロスワードパズルや数独などは、認知症予防にはあまり役に立たないということが以前発表されました。しかし、何もすることがない高齢者にとって、それが一つの遊びとして楽しいのなら、時間をも持て余すより役に立っていると私は思います。

ただなんでもそうですが「やりすぎは良くない」という話が、今回の記事に書かれています。

どの程度をやりすぎというのか、その線引きは曖昧です。

ゲームをする人は、徹夜してでも攻略しようと必死になる時があります。本人が「やりすぎたな~」と感じるくらいは、かなり度が過ぎていることと思います。


一日中パズルをしている高齢者は、脳の活性化になっているのか?


パズルを一日中やっている高齢者がいると聞きます。目が覚めたらペンを持ち、ご飯を食べるとき以外はずっとやっているそうです。それはさすがにやりすぎでしょ? 肩は凝りますが、飽きないそうです。一冊終わったらまた買いに行っての繰り返しだそうです。それを横で見ている妻は「本人が楽しんでいるんだから、何も言わず放っています」と言われます。

記事にあるように「脳を鍛える」という目的であれば間違ったことをしています。しかし「人生を楽しむ」という観点から見ると正しいです。


そもそも人間は矛盾している


人間というのはとにかく矛盾したものです。忙しくて時間がない時に限って、部屋の片付けを始めてしまったります。きっと誰もが経験していると思いますが、笑ってしまうよね。「今こんなことしてる場合じゃないのよ。それより大事なこと先にやっちまえよ!」って自分に言い聞かせたりします。

また無駄を排除した生活をしたら、さぞかしスッキリするだろうと思いきや、逆に落ち着かなかったりします。不思議ですよね。

記事の中にこんな文章があります。

ウォーキングのような適度な運動であれば医師の立場からも健康のため奨めこうられますが、これが嵩じてマラソンをする、果てはトライアスロンに参加する、までになると、健康維持目的でおススメできる範囲を遥かに超えています。運動は適度にやる分にはよくてもやりすぎはよくありません。


ストレスや疲労回復を、セットで考え行動すれば良い


やりすぎは良くないと分かっていても、楽しいから始めるし、なかなか思うようにならないからさらに挑戦したくなります。ここでこの医師は「良くない」と言われますが、私はそう思いません。

やるのならそのリスクを考え、ストレスや疲労をどのように回復させるのかという知識や行動をセットでやるべきだと、私は考えます。

なんでもかんでもやりすぎはダメだと言っていたら、何もできなくなってしまいます。ゲームだってクロスワードパズルだって、出発点は「楽しい」という感情です。その感情を忠実に行動していることは、何も悪くないと思います。むしろ高齢者であればもっと推奨するべきです。

しかしそこには「肩こり」や「運動不足」というリスクを負うことになります。それらをどのように回避、回復させればよいかという知識と行動がセットであれば、私は良いと思いますが、皆さんはいかがですか?

未来の医療年表 10年後の病気と健康のこと

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