現在の私は61歳、独身男性一人暮らし。基本的には自炊。と思っているだけで、月に6回くらい外食しています。朝は家なので除くとして、一日2食×30日で60食のうち、6食ならいい方かな?

以前は半加工品を買っていましたが、今は調味料を合わせてイチから作っています。中華が好きで、麻婆茄子や回鍋肉、油淋鶏、辣子鶏などはよく作ります。こんな私でも、80歳になるとどうなっていることでしょう。スーパーのおかずを買って帰る生活をしているかもしれません。

料理を作るのが邪魔くさい


高齢者一人暮らしの女性は、毎日何を食べているのか気になったので尋ねてみました。

「最近は作るのが邪魔くさくなって、コープさんで配達してもらった冷凍品を食べることが多くなった。お腹が空くことないし、食欲もないわ。」

確かに年を取ると「邪魔くさい」「面倒くさい」とよく言います。それでも毎日何かは食べなければなりません。家族で住んでいる頃はイチから料理をされていたらしいです。一人になると何でも良くなり、食欲もないし量も必要なくなったと言います。

「お米を2合焚いて、炊き立てを一回食べたら、あとは6個に小分けして冷蔵庫に入れておくのよ。朝と晩に食べるので3日分ね。お昼はお腹が空かないから、お菓子とコーヒーで済ますことが多いわ。」

ご飯はなぜ冷凍しないのか尋ねると、冷凍は美味しくないし、解凍するのに時間がかかると言われました。なのに、冷凍炒飯を買って食べています。

これらの言葉には、たくさんの教訓が隠されていると私は感じます。

教訓1、ご飯の冷凍はダメ → 固定観念がある
教訓2、料理をしなくなった → 認知症になる可能性が高くなる
教訓3、お腹が空かない → 体を動かしていない
教訓4、食欲がない → その他の意欲もなくなっていく
教訓5、栄養の偏り → 筋肉や骨がもろくなっていく
教訓6、解凍に時間がかかる → 時間に関する考え方のズレ(+1分)

あなたは若いからできるのよ


高齢者と話をしていると「あなたは若いからよ。私だって60歳くらいの時は、もっと動けていたわよ」って、すぐ言われます。「私が80歳になっても元気だよ」って言うと「あなたは運動しているからそうでしょうね」って言葉が返ってきます。

この会話は、数人としたことがあります。これは私が間違っていたと最近気付きました。何を言っても無駄なんです。むしろ私の言い方を変えなければいけません。

私が否定的な言葉を出すから、相手は反論したくなります。もっと高齢者の気持ちを肯定してあげることが必要だと気付きました。言葉のキャッチボールをするためには、80歳になってもできていることを探して褒めなければなりません。

世の中にはできる人とできない人に分かれます。できない人になぜできないのかと追及するのは野暮なことです。こうしたら良いというアドバイスも不要です。高齢者になってもアドバイス聞いてできる人は、「あなたは若いからよ」なんて言わないです。

高齢者の行動や言動をよく見ておいて、自分もそうなるかもしれないという予測をしながら肝に銘じることです。自分だって、今できていることがそのうちできないかもしれません。そうなったら、きっと言ってしまうことでしょう。「あなたは若いからできるのよ」と。

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