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仕事と勉強の順番を逆にしたら、エンジニアキャリアがうまくいきだした話

エンジニアは勉強稼業だ。

プログラミングというスキルを提供して、その対価として報酬をいただく。そのため、エンジニアと学習は切っても切り離せない関係にある。

その性質のため「勉強してできることを増やせば、条件のいい仕事を得られるはず!」という思いから、エンジニア1年生の頃はプログラミングの独学に励んでいた。しかし、勉強量に見合った成果を得られることはなかった。

当時の私は考え方を変える必要があると痛感し"勉強してスキルを身につけてから、仕事を得る"という順序ではなく、"仕事を得てから、勉強する"という逆の順序にトライしてみた。

すると、学習効果が桁違いに上がり、条件の良い仕事に巡り会えるようになった。

このnoteでは"仕事を得てから勉強する"というエンジニアキャリア構築に重要なコンセプトについて解説したいと思う。

募集企業の使用技術経験がなくても仕事は得られる

「Pythonを使っている企業はPython経験者を探している」・「Reactを採用している企業はReact経験者を探している」
そう考えるのは普通だ。

しかし、実際のところ、IT企業は技術スタックにそこまでこだわりがない。
「Rubyでプロダクトを作ったことがあるのならPythonでも作れるだろう」・「Vue.jsを使ったことがあるのなら、React.jsも使えるだろう」という考え方をする企業が多い。

そのため「新しい仕事を得るために新しい技術を勉強しなきゃ」という考え方はあまり意味がない。

今、自分がエンジニアとして働いているのならば、もう準備は完了している。
未経験エンジニアならばポートフォリオとして特定の技術でWebサービスを1つ作ることができたならば、仕事を得る準備は完了している。

仕事を得てから勉強すると勉強効率が10倍になる

勉強してから仕事を得るのではなく、仕事を得てから勉強するようになって一番良かったことは勉強効率が10倍になったことだ。

10倍というのは誇張ではなく、本当に10倍以上学びが深まった。

技術書やUdemy動画を独学で勉強していた頃は、一日何時間もプログラミング学習していたにも関わらず、半年後には学んだことをほぼ全て忘れてしまっていた。

しかし、仕事を先に得ると、「仕事で新しい技術に出会う」->「仕事のためにその技術を学ぶ」->「仕事ができるようになって、さらに難しい概念を学ばないといけなくなる」->「学ぶ」といったサイクルができる。

これをすることで学んだ知識を実践で使えるようになり、学習内容が長期記憶につながる。

学習で重要なことは学んだ内容を何回も使うことだ。
仕事を先に得ることで、学習内容のアウトプットを繰り返すことができるようになり、学習効率が10倍になる。

仕事を得るために

仕事を先に得ることのメリットを説明したが「メリットはわかったが、どうやって仕事を得ればいいんだ!」と思った読者もいるだろう。

そのため、私が実際にどうやって技術習得の前に仕事を獲得したかを紹介する。

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