RightTracks / ライトトラックス

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音楽制作会社 RightTracks Inc. 代表のきくちです。音楽制作にまつわるあれこれを書いていきます。

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    my favorite silly things ! 改め、「とある音楽制作者の宇宙」 とにかく自分が気に入っているものを備忘録的に書いてみます。同じものを持っていたり欲しかったりする人にちょっとでも役に立つ情報になれば幸いです^^ なんて、お題目で始めましたが、ちょっと傾向を変えて、ただの音楽制作者ではありますが、その自分が一体どんなことでできているのか、なんてことで書いていこうかなと思ってみました。また変わるかも。。。2023年9月9日

記事一覧

若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #7

ベース編 続き ちょっと間が空いてしまいました。 復習すると、 1)ウッドかエレキかを決める 2)4弦か多弦かを決める。多弦の場合、楽器の選択はミュージシャンに任せる…

若い劇伴作家のための映画案内#番外編

アラン・ドロン、その他のお話 アラン・ドロンさんが亡くなりました。88歳。 一番活躍していたのは60年代、70年代なのかなあと思います。 もちろん現役で長くやっていまし…

若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #6

ベース編 ベースの話に移ります。 ベースもまあざっくり判断で良いかと思いますが、 ただ分岐が多いです。 分岐点を正しく追っていけば、RPGのようにボスに辿り着けます。…

若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #5

アコギ&ベース編 / ビートルズ ざっくりポイント⑤ ビートルズかそれ以外か。 前回、リッケンバッカーのギターについて書きました。 ビートルズ以外の音楽では出番の少…

若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #4

エレキギター編 / ビートルズ さて、エレキギター編最後、おまけです。 ざっくりポイント⑤ ビートルズかそれ以外か。笑 以下、例によって有識者が眉をひそめるような極…

若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #3

エレキギター編 / セミアコ 前回は、 *ざっくりポイント①  FenderかGibsonか。 の Gibsonでした。 有識者に怒られることを覚悟で言いますが笑、 劇伴にハムバッキン…

若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #2

エレキギター編 その2 / Gibson 一回目はフェンダーの話になりました。 *ざっくりポイント①  FenderかGibsonか。 ということで今回はギブソン。 そしてFenderかGi…

若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #1

エレキギター編 / Fender 映画案内を書いてきましたが、ちょっと休憩で違う話です。 こちらも若いというか初心者?向けにちょっと考えてみたことを。 若い劇伴作家、ある…

洋画劇場。本編。

前回は前置きで終わってしまいました。 余計な前説はやめて本編に行きます。 データは基本wikiなどの検索です。解説の方の移り変わりもありますが 僕が特に見ていた頃の方…

洋画劇場。

僕はいま映画音楽のプロデューサーという仕事をさせてもらっているわけで、当然ですが映画好きということになります。マニアックに詳しいわけではないですけど。あ、多少そ…

若い劇伴作家のための映画案内#18

作品の幅広すぎな ジェリー・ゴールドスミス  ちょっと怖いやつ編 ものすごく時間が空いてしまいました。こういうのって勢いなので、間が開くと結構億劫になったりしま…

若い劇伴作家のための映画案内#17

作品の幅広すぎな ジェリー・ゴールドスミス ラジオドラマから料理番組まで放送用音楽を作り、アルフレッド・ニューマンの推薦などで、50年代半ばからTVや映画の音楽を書…

若い劇伴作家のための映画案内#16

モンティ・パイソンとイギリス的笑い 僕らの世代(80年代に大学生だったくらい)は、マニュアル世代とかカタログ世代なんて括られかたをされたことがありますが、ネットの…

Taylor 増えた。

アコースティックギターの話です。アコギ。もちろん、Gibson、Martinなどに名器と呼ばれるものはたくさんあり、ビンテージものの値段は上がる一方という感じですよね。僕も…

若い劇伴作家のための映画案内#15

ヌーヴェルヴァーグというおしゃれ。 ヌーヴェルヴァーグ。フランス語です。Nouvelle Vague。 new wave って意味です。「新しい波」。 ちなみに80年代、UKを中心にムーブ…

若い劇伴作家のための映画案内#14

初期のハンス・ジマー(タイトル変更) (最終回) さて、まさに飲み屋状態で、まだまだ二軒目に行って続けてもいいのですが、このあたりにしておきます。 ブルーレイの…

若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #7

若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #7

ベース編 続き

ちょっと間が空いてしまいました。
復習すると、
1)ウッドかエレキかを決める
2)4弦か多弦かを決める。多弦の場合、楽器の選択はミュージシャンに任せる。

で次です。
→4弦を選んだ場合。
ざっくりポイント@ジャズべ か プレベ か ということになります。

エレキギターもアコースティックギターも、そしてエレキベースもめちゃたくさんのメーカー、ブランド、タイプがあるわけですが、

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若い劇伴作家のための映画案内#番外編

若い劇伴作家のための映画案内#番外編

アラン・ドロン、その他のお話

アラン・ドロンさんが亡くなりました。88歳。
一番活躍していたのは60年代、70年代なのかなあと思います。
もちろん現役で長くやっていましたが。
その頃、僕はただの子供なわけでファンだったとかそういうわけではないのだけれど、時代的には、映画俳優で世界的なスター扱いの人って今よりも
相当わかりやすく共通認識としてスターだったのかと思います。
まあ、日本でも国民的歌手っ

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若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #6

若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #6

ベース編

ベースの話に移ります。
ベースもまあざっくり判断で良いかと思いますが、
ただ分岐が多いです。
分岐点を正しく追っていけば、RPGのようにボスに辿り着けます。
(ボスって?というかRPGって今はそんなのじゃないのか?ほぼ感覚がスーファミで止まっているのかも。。)

さておき、ゲーム開始です。ざっくりポイントに番号をつけるのはもうやめます。
番号が数えられなくなってきたので(苦笑)

ざっ

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若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #5

若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #5

アコギ&ベース編 / ビートルズ

ざっくりポイント⑤ ビートルズかそれ以外か。

前回、リッケンバッカーのギターについて書きました。
ビートルズ以外の音楽では出番の少ない楽器笑。はい、すみません、言い過ぎです。でもそのくらい印象的なサウンドということです。

で、同じくビートルズ、もしくはビートルズ的なサウンド以外には
ほとんど出番がないのではないか、という楽器があります。

まずはアコースティ

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若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #4

若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #4

エレキギター編 / ビートルズ

さて、エレキギター編最後、おまけです。

ざっくりポイント⑤ ビートルズかそれ以外か。笑

以下、例によって有識者が眉をひそめるような極端な物言いになりますが、
あまりギターに詳しくない方にざっくり理解してもらうためということで
ご容赦いただければ幸いです。

ビートルズってバンドがいます。
結構有名です。1962年から1970年まで活動してその間に213曲の楽曲

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若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #3

若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #3

エレキギター編 / セミアコ

前回は、
*ざっくりポイント①  FenderかGibsonか。
の Gibsonでした。

有識者に怒られることを覚悟で言いますが笑、
劇伴にハムバッキング系の音でエレキギターを使いたいと思う場合は、
Gibson / レスポール と覚えておけば取り急ぎ大丈夫です。
というような内容でした。

ところが!!
Gibsonにはもう一つの選択肢もあるのです。
(という

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若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #2

若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #2

エレキギター編 その2 / Gibson

一回目はフェンダーの話になりました。

*ざっくりポイント①  FenderかGibsonか。

ということで今回はギブソン。
そしてFenderかGibsonかというのは実は

*ざっくりポイント③  ピックアップが シングルコイルかハムバッキングか。

とほぼ同義だったりします。
つまりエレキギターでGibson使って欲しいということはハムバッキング

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若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #1

若い劇伴作家のためのバンド楽器案内 #1

エレキギター編 / Fender

映画案内を書いてきましたが、ちょっと休憩で違う話です。
こちらも若いというか初心者?向けにちょっと考えてみたことを。
若い劇伴作家、あるいは劇伴作家を目指している人、もちろんいろんなタイプの方がいるかと思いますが、割合的には音大出身とかクラシックの勉強をしてきた人が多いのかなと思います。まあ劇伴作家を職業にしようとするならオーケストラ楽器は避けて通れないので。も

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洋画劇場。本編。

洋画劇場。本編。

前回は前置きで終わってしまいました。
余計な前説はやめて本編に行きます。
データは基本wikiなどの検索です。解説の方の移り変わりもありますが
僕が特に見ていた頃の方だけにしてます。

「月曜ロードショー」
TBS系 1969-1987
解説:荻昌弘
なんかその後火曜に移ったり解説が変わったりしたみたいだけれど
あまり記憶がない。というか、多分自分が、高校生くらいから(80年ごろ)
映画館になんと

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洋画劇場。

洋画劇場。

僕はいま映画音楽のプロデューサーという仕事をさせてもらっているわけで、当然ですが映画好きということになります。マニアックに詳しいわけではないですけど。あ、多少その感じもなくはないか。。まあ音楽はダイレクトに仕事だという感覚もありますが、それとはまた違う感じで映画があったりします。
最初に映画館で見た記憶があるのが「モスラ対ゴジラ」なんだけれど、調べてみたら、1964年公開ってことで、それは僕が生ま

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若い劇伴作家のための映画案内#18

若い劇伴作家のための映画案内#18

作品の幅広すぎな ジェリー・ゴールドスミス  ちょっと怖いやつ編

ものすごく時間が空いてしまいました。こういうのって勢いなので、間が開くと結構億劫になったりします。今まで、いろんなことを始めて、そうやって休止(というかやめしまった)してしまったものも多いですね。性格か。それでも音楽関係だけはもう50年くらい飽きてないので、やっぱりそういうことなのかなあとも思ったり。まあ、そんな話はさておき。

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若い劇伴作家のための映画案内#17

若い劇伴作家のための映画案内#17

作品の幅広すぎな ジェリー・ゴールドスミス

ラジオドラマから料理番組まで放送用音楽を作り、アルフレッド・ニューマンの推薦などで、50年代半ばからTVや映画の音楽を書き始める。 生涯において170作品を超える映画を手がけ、アカデミー賞に18回ノミネートされ、うち『オーメン』で受賞。

「ジェリー・ゴールドスミス 作品数」で検索すると上記のような内容が出てきます。まだDTMとかがなかった時代というこ

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若い劇伴作家のための映画案内#16

若い劇伴作家のための映画案内#16

モンティ・パイソンとイギリス的笑い

僕らの世代(80年代に大学生だったくらい)は、マニュアル世代とかカタログ世代なんて括られかたをされたことがありますが、ネットのない時代に何みんなが知っている情報を持っているかどうかって当時は結構重要だったりして、それもちょっとレイヤーになっていて、車高を低くした改造日本車についてのデータに詳しいことが尊敬される層もあれば、ポスト構造主義を読みつつ(本を買っただ

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Taylor 増えた。

Taylor 増えた。

アコースティックギターの話です。アコギ。もちろん、Gibson、Martinなどに名器と呼ばれるものはたくさんあり、ビンテージものの値段は上がる一方という感じですよね。僕も一応、J-45とかD-28とかはやはりレコーディングで便利なので一応押さえてます。全然、新しめのやつですが。

でも、Taylorのアコギが好きなんですよねー。まずはなんと言ってもルックス。特にオリジナルデザインのGrand A

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若い劇伴作家のための映画案内#15

若い劇伴作家のための映画案内#15

ヌーヴェルヴァーグというおしゃれ。

ヌーヴェルヴァーグ。フランス語です。Nouvelle Vague。
new wave って意味です。「新しい波」。
ちなみに80年代、UKを中心にムーブメントになった音楽のnew waveムーブメントとは別のものです。
おしゃれ、なんてタイトルに書いてしまって怒られそうですが、50年代後半から60年代前半?くらいまでのフランスで起きたかなり真面目な映画運動のこ

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若い劇伴作家のための映画案内#14

若い劇伴作家のための映画案内#14

初期のハンス・ジマー(タイトル変更)
(最終回)

さて、まさに飲み屋状態で、まだまだ二軒目に行って続けてもいいのですが、このあたりにしておきます。

ブルーレイの特典を見ました!
まずは、スコット監督のインタビューで、「レインマン」を見たら良かったのでその日の夜にジマーさんに電話したと。
本当であればすごい話。でも、実際に映画の仕事って日本でも、口コミだったり、人づてだったり、あとはリピートが多

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