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僕の洋楽愛聴盤

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「僕の洋楽愛聴盤」記事のまとめです。洋楽のロック、jazzのアルバムが中心です。
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『In The Court Of The Crimson King』King Crimson 僕の洋楽愛聴盤vol.52

『In The Court Of The Crimson King』King Crimson 僕の洋楽愛聴盤vol.52

あまりにも有名なジャケット

洋楽にそんなに詳しくなくても、プログレッシブロックが好きじゃなくても、一度は見たことあるのではないか。その顔がこれ。

凄いインパクト。そしてそのアートとしての色気。1969年発売のキングクリムゾンの1stアルバムです。レコードジャケットで見るとほんとインパクトあります。
キングクリムゾンと言えば、ピンクフロイド、イエスと並ぶ3大プログレッシブロックバンドの一つとして

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『Brigade』HEART 僕の洋楽愛聴盤vol.51

『Brigade』HEART 僕の洋楽愛聴盤vol.51



泣きのメロディ満載の名盤

80年代はHEARTにとって復活を遂げた時代。産業ロックと呼ばれるものが勃興し、ロックのポップ化が進んだ時代でもありました。その代表的なバンドの一つとしてHEARTは認識されています。
元々は70年代にフォークをベースとしたロックで人気を得た彼女達ですがパンクロックが流行した時代に一度不遇の時期を迎えます。
その後外部のライターなどを起用し大ヒットとなった「HEAR

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『Never Gone』Backstreet Boys 僕の洋楽愛聴盤vol.50

『Never Gone』Backstreet Boys 僕の洋楽愛聴盤vol.50



アイドル?ヴォーカルグループ?

海外ではバッストリートボーイズのような人達が定期的に人気者になります。彼らの前ならニューキッズオンザブロック テイクザット。彼らの後ならワンダイレクションあたりが候補でしょうか。
日本では「アイドルグループ」と捉えられているようですが、どうなのでしょうか。
大学生の時にバックストリートボーイズも聴くと言ったら友達に「え?アイドルやんあんなの」とかなり否定的に言

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『All That You Can’t Leave Behind』U2 僕の洋楽愛聴盤vol.49

『All That You Can’t Leave Behind』U2 僕の洋楽愛聴盤vol.49



初めて買ったU2のアルバム

今でも覚えてます。社会人一年目、会社近くのCD屋さんでこのCDを何度も試聴し、買うか買わないか何日も迷い続けた日の事を。
何故迷ったか。
その頃の僕は自分を「メタラー」と自負しており、U2は軟弱と卑下していたのです。
ジョシュアツリーは友人の勧めで聞いた事がありましたが、ハマったという感じではなく「ギターの音が弱いなー」ぐらいの感想しかありませんでした。
でも、こ

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『MOTLEY CRUE』モトリークルー 僕の洋楽愛聴盤vol.48

『MOTLEY CRUE』モトリークルー 僕の洋楽愛聴盤vol.48



メタリカへの嫉妬

このアルバムはモトリークルーの長い歴史の中で唯一ヴィンスニールがヴォーカルをとってないアルバムです。Dr.Feelgoodの大成功でバンドとしては頂点に達した彼らでしたが、その成功の裏で時代の変化が忍び寄っていました。
モトリークルーのリーダー、ニッキーシックスに一番ショックを与えたのは、メタリカのブラックアルバムでした。「正直嫉妬した」と気持ちを吐露していましたが、時代は

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『Strangers In The Night 』UFO 僕の洋楽愛聴盤vol.47

『Strangers In The Night 』UFO 僕の洋楽愛聴盤vol.47

最強のライブアルバムの一つ

ライブの音源を録音して販売されるライブアルバム。世の中には実に多くのライブアルバムがリリースされていますがこのUFOのアルバムはロック史上に残るライブアルバムの一つと言えるでしょう。録音時期は1978年。バンドがデビューして約10年。マイケル シェンカーという稀有な天才ギタリストを擁し、まさにバンドとしても脂のノリきった時期に録音されたアルバムだと思います。
残念なが

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『The Scene Changed:The Amazing Bud Powell blue note 4009』バド パウエル 僕の洋楽愛聴盤vol.46

『The Scene Changed:The Amazing Bud Powell blue note 4009』バド パウエル 僕の洋楽愛聴盤vol.46



初めて買ったジャズアルバム

大学生の頃、僕は完全にHR/HMに傾倒していたのですがJazzはずっと気になってました。でも入り口がわからない。そんな感じでした。
タワーレコードのJazz売り場のうろついてみても、さっぱりわからない。
でも、わからないなりに何かきっかけが欲しいなと思い、試聴機を手にとって聴いていました。
そんな時、「なんちゅうグルーブ、なんちゅうスピード」と思い、思わず購入した

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『BOSTON』ボストン 僕の洋楽愛聴盤vol.45

『BOSTON』ボストン 僕の洋楽愛聴盤vol.45



理系のロックミュージシャン

ミュージシャンというと何となく文系のイメージがするのは私だけでしょうか。ボストンのリーダー、トム ショルツはマサチューセッツ工科大卒業のエンジニア。ギターやアンプを自作するといった事までやってのけ、あらゆる楽器にも精通し、自分一人でなんでも作ってしまうという凄い人なのです。

94年がボストンとの出会い

1994年にボストンは4thアルバムの「Walk on」を

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『(WHAT’S THE STORY)MORNING GRORY? 』オアシス 僕の洋楽愛聴盤vol.44

『(WHAT’S THE STORY)MORNING GRORY? 』オアシス 僕の洋楽愛聴盤vol.44



なめてたオアシス

オアシスのこのアルバムが出た頃。僕はHR/HMに完全にかぶれていて、歌が上手いやギターが凄いという事が音楽を聴く上で最低条件になっていました。バイトの先輩から「オアシスめっちゃカッコええで!」と薦められて聴いては観たものの、あまりしっくりこず、90年代のリアルタイムでは全く認めてませんでした。ごめんなさい。
オアシスをちゃんと聴くようになったのは解散直後あたりから。メロディ

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『ACE of SPADES』モーターヘッド 僕の洋楽愛聴盤vol.43

『ACE of SPADES』モーターヘッド 僕の洋楽愛聴盤vol.43

HR/HMとパンクの融合

モーターヘッドを聴くと、いつもこの感覚がします。いわゆるメタルとも違う。パンクでもない。でも疾走感のある楽曲とレミーのしゃがれ声がたまらなくカッコいい。中でもこのAce of spadesはロック史に残る名曲だと思います。

思い出のラウドパーク10

オジーがヘッドライナーだったラウドパークは、面子も素晴らしく最高の回でした。正直、それまでモーターヘッドは聴いたことは

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『Contraband』ヴェルヴェットリボルバー 僕の洋楽愛聴盤vol.42

『Contraband』ヴェルヴェットリボルバー 僕の洋楽愛聴盤vol.42



ちょうどガンズに飢えていた時に

90年代後半からガンズアンドローゼスが沈黙します。スラッシュやダフ マッケイガンといった主要なメンバーが脱退し空中分解。
もうあのガンズサウンドを聴く事は出来ないと思ってました。
そんな時、2002年。Velvet Revolver結成のニュースが!スラッシュはソロアルバムを出してはいましたが、本格的なバンド結成に歓喜しました。

衝撃の1stアルバム

1s

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『FRAGILE』YES 僕の洋楽愛聴盤vol.41

『FRAGILE』YES 僕の洋楽愛聴盤vol.41

プログレ3大バンド

70年代のプログレッシブバンドと言えば、PINK FLOYD KING CRIMSONそしてこのYESです。
今回取り上げたFRAGILEはプログレ期の代表的なアルバムであり、

中でも「Roundabout」という曲は近年、アニメ「ジョジョの奇妙な冒険」で主題歌として使われるなど、今聴いてもキレキッレの演奏がカッコいい曲です。

プログレ時代の黄金期

このFRAGILE

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『BORN TO RUN』ブルース スプリングスティーン 僕の洋楽愛聴盤vol.40

『BORN TO RUN』ブルース スプリングスティーン 僕の洋楽愛聴盤vol.40

まさに愛聴盤

僕はブルース(BOSS)の大ファンで、彼のアルバムはどれもそれぞれに味わいがあって好きなのですが、もし一枚選ぶならこれかなと思いました。1976年発売。僕が産まれた年です。

ブルースが最初に飛ばしたヒットアルバム。若者のエネルギーを凝縮したような熱量。
このアルバムを初めて聴いたのは大学生の頃だったと思いますがBORN TO RUNの曲のカッコよさとアルバムジャケットのカッコよさ

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『METEORA』リンキンパーク 僕の洋楽愛聴盤vol.39

『METEORA』リンキンパーク 僕の洋楽愛聴盤vol.39

ニューメタルとは

ニューメタルは、1990年代後半から2000年代初頭にかけて登場した音楽ジャンルであり、ヘヴィメタルとオルタナティブ・ロックを組み合わせたスタイルを指します。ニューメタルは、重いギターリフ、ラップやスクリーミングなどのボーカルスタイル、エレクトロニックな要素を取り入れたり、グルーヴやリズムに重点を置くなど、多様な要素を組み合わせています。

代表的なニューメタルバンドには、Ko

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