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『All That You Can’t Leave Behind』U2 僕の洋楽愛聴盤vol.49


初めて買ったU2のアルバム

今でも覚えてます。社会人一年目、会社近くのCD屋さんでこのCDを何度も試聴し、買うか買わないか何日も迷い続けた日の事を。
何故迷ったか。
その頃の僕は自分を「メタラー」と自負しており、U2は軟弱と卑下していたのです。
ジョシュアツリーは友人の勧めで聞いた事がありましたが、ハマったという感じではなく「ギターの音が弱いなー」ぐらいの感想しかありませんでした。
でも、このアルバムはどうも引っ掛かるのです。心の奥底で「めっちゃカッコいいやん」と囁く自分がいたのです。当時は新入社員でお金もないからCDも厳選して買っていたのもありました。それでもこのアルバムの何とも言えない魅力にその頃から取り憑かれてしまったのだと思います。
その後、こんなにお気に入りのアルバムになるとは、その時想像もつきませんでしたが。

POPからロックへの回帰

U2そのものの動きで言えば前作「POP」で、80年代からのロックなU2が完全に崩壊した後。後から思えば、どんな新作なのかという注目が集まっていたタイミング。そこでU2節全開のBeautiful DayやWalk Onという名曲が並ぶロックなU2が帰ってきた!という歓迎ムードがあったように思います。

当然売り手も熱くなる。どこの売り場でも大きなコーナーが作られてました。

グラミー賞獲得

このうちWalk Onはグラミー賞にも輝いています。僕もU2の中で特に好きな曲です。
90年代って世間も音楽業界も混沌としていて、しかもなにか濃ゆい時代だったように思います。その彼らが21世紀に最初に出したアルバムが、まさに雲を抜けた飛行機のようにスカッとする青空をイメージさせる作品だった事には、何か示唆を感じずにいられません。(実際MVにやたら飛行機出てくるし笑)
それから20年程経って、初めて彼らのライブを観た時は本当に感動しました。
またライブでWalk On聴きたいです。
未聴の方は是非!


プロフィール


U2は、アイルランドのロックバンドで、1976年に結成されました。バンドは、ボノ(ボーカル、ギター)、ザ・エッジ(ギター、キーボード、バッキングボーカル)、アダム・クレイトン(ベース)、ラリー・マレン・ジュニア(ドラム)の4人で構成されています。

U2は、政治的なメッセージや社会問題に取り組む歌詞、壮大なサウンド、独特なギタープレイで知られています。彼らの音楽は、ポストパンク、オルタナティブロック、アートロック、ポップロックなど、さまざまなジャンルの要素を取り入れています。

バンドの代表曲には、「With or Without You」、「Sunday Bloody Sunday」、「Beautiful Day」、「One」などがあります。また、彼らのアルバム「The Joshua Tree」は、非常に成功した作品であり、グラミー賞を受賞しました。

U2は、音楽活動だけでなく、慈善活動にも積極的に取り組んでおり、特にアフリカの貧困やエイズ問題に関心を持っています。バンドは、ライブコンサートでのチャリティ活動やヒューマンライツキャンペーンなどを通じて、社会的な影響力を持つ存在となっています。

長いキャリアを持つU2は、数々の賞を受賞し、世界中で数百万枚のアルバムを売り上げています。彼らの音楽は、多くの人々に愛されており、世界的に有名なバンドの一つとなっています。

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