ひっくりカエル

これって単なる感想ですよ。 読後の忌憚のないご批判やご意見、誹謗中傷、クレームは、いた…

ひっくりカエル

これって単なる感想ですよ。 読後の忌憚のないご批判やご意見、誹謗中傷、クレームは、いただかなくて結構です。コメントは見てません。あしからず!

記事一覧

自分で選択してよかったこと

働かざる者、病院へ行けず? 大学院は働きながら通うところ、というのはボリビア全土に共通する常識なのか私が通った大学だけがそういう制度だったのか分からないけれど…

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韓ドラと孤児院

ボリビアでも韓ドラが流行っていた。 どうもチェジウです  孤児院や学校へ行くと、子どもたちが私に向かって 「おい、チェジウ!」とか「きゃー!チェジウが来た!!」…

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仕事の話

日本の組織から派遣されてボリビアの農村というか村というか地方というか、まぁ一応「市」役所内の人権擁護の部署に配属されていた時のこと

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チャランゴの国際コンクール2

アイキレという村にてチャランゴという楽器のコンクールあり、出場に向けてどんな練習をしたか、という話。 選曲 当時と今では要綱が変わっているかもしれないけれど、 …

500

ラジオ体操

日本の組織からの派遣でボリビアの地方に住んでいた時のこと・・・

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こども最優先

アメリカでは子ども最優先はあたりまえで、ボリビアもそういうことがあった。例えば、 住民登録のとき

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アリストテレスは好きですか?

私がボリビアで大学院生をしていた2011年頃、 母なる大地の権利やVivir bien(良く生きる)に関するシンポジウムや講演会が盛んにおこなわれていた。 というのも、それ…

500

ボリビア料理を日本でも

おいしい、へるしい、ボリビア料理 ボリビア料理サルテーニャ 1.サルテーニャ  ラパス市のミラフローレスという地域には、おおきなサッカースタジアムがある。その近…

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今日は私に、明日は君に。

ボリビアの諺(ことわざ)というか格言というか人生哲学というか、Hoy día por mí,mañana por ti.というのがある。 はじめてのホームスティ 初めてボリビアでホームス…

500
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ジェニファー・ロペスとクリスマス

「日本人なのになんでチャランゴ弾けないの?」と嫌みではなく純粋に不思議がる子どもたちがいた。 チャランゴを弾いていると・・・ チャランゴやフォルクローレは日本で…

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1

アンデス音楽のオーケストラ

チャランゴの楽団とは別に、大学のオーケストラのサークルに入ることになった。 クラシックではなくて、アンデスのフォルクローレやクリオーリョ音楽というジャンルのオケ…

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カブール

チャランゴ チャランゴという楽器を、私はボリビアに住んで初めて目にした。 最初は、Centro Cultural de Los Kjarkas という音楽教室で、 Rene Arinasさんという先生の…

500

ウユニ塩湖

日本の友達から「ウユニ塩湖に行ってみたい」という声をよくきいた。私は一度だけ行ったことがある。 はじめてのウユニ とにかく真っ白な塩の地面がどこまでも続いていた…

500

てんぷら、そして

ボリビアに赴任して早々、歓迎会的なものがあり「わがまま」という日本食レストランへ連れて行ってもらいましたとさ・・・ ラパス日本食事情やはり、一番おいしいのは「け…

500

アヤワスカ

それを私は「満月の夜のチチカカ湖ゲロ吐きツアー」と名付けた。 アヤワスカとは? アヤワスカが何たるかも知らないままに、「欠員がでたから来る?」と誘われ儀式に参加…

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不倫

ブラジル人作家のパウロ・コエーリョが「不倫」というタイトルの小説を世に出したのは2014年だった。私がボリビアに住んでいたのは、2009年~2012年、もうこの…

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自分で選択してよかったこと


働かざる者、病院へ行けず?

大学院は働きながら通うところ、というのはボリビア全土に共通する常識なのか私が通った大学だけがそういう制度だったのか分からないけれど、学生ビザでの就労が一切禁止なのはボリビアの入国管理法で定められたボリビア全土に共通するルールだった。

ボリビアの大学院に私費留学していた私は、この矛盾に困ったことがある。それは、医療保険だった。

私が通ったUMSAとよばれるサンアン

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韓ドラと孤児院

韓ドラと孤児院

ボリビアでも韓ドラが流行っていた。

どうもチェジウです

 孤児院や学校へ行くと、子どもたちが私に向かって

「おい、チェジウ!」とか「きゃー!チェジウが来た!!」と喜んでいた。

そんなとき、
「いいえ、私は日本人です!韓国じゃないのよ」と
いちいち訂正するほど私のナショナリズムは強くない。

 「どうも、チェジウです」と、受け流していた。
その度に、大喜びの子どもたち。

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仕事の話

仕事の話

日本の組織から派遣されてボリビアの農村というか村というか地方というか、まぁ一応「市」役所内の人権擁護の部署に配属されていた時のこと

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チャランゴの国際コンクール2

チャランゴの国際コンクール2

アイキレという村にてチャランゴという楽器のコンクールあり、出場に向けてどんな練習をしたか、という話。

選曲

当時と今では要綱が変わっているかもしれないけれど、
私が出場したときは、ボリビア人部門と外国人部門に分かれていた。
外国人部門は、「すくなくとも1つはボリビアのフォルクローレを演奏すること」という条件があった。

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ラジオ体操

ラジオ体操

日本の組織からの派遣でボリビアの地方に住んでいた時のこと・・・

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こども最優先

こども最優先

アメリカでは子ども最優先はあたりまえで、ボリビアもそういうことがあった。例えば、

住民登録のとき

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アリストテレスは好きですか?

アリストテレスは好きですか?

私がボリビアで大学院生をしていた2011年頃、
母なる大地の権利やVivir bien(良く生きる)に関するシンポジウムや講演会が盛んにおこなわれていた。
というのも、それらを基本原理とする憲法が制定されたのがつい最近(2008年)だったからだ。
ボリビア史上初、先住民が大統領になったのが2006年。
憲法から新しく作り直して、2011年は二期目に突入した矢先だった。

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ボリビア料理を日本でも

ボリビア料理を日本でも

おいしい、へるしい、ボリビア料理

ボリビア料理サルテーニャ

1.サルテーニャ
 ラパス市のミラフローレスという地域には、おおきなサッカースタジアムがある。その近くに、とても美味しいサルテーニャ屋さんがあった。サルテーニャとは、アルゼンチンのサルタ地方からボリビアに移住した人たちが作っていたエンパナーダ(※)のこと。

「あの移民たちが作るエンパナーダ、おいしいね」
「おいしいね」「おいしいね」

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今日は私に、明日は君に。

今日は私に、明日は君に。

ボリビアの諺(ことわざ)というか格言というか人生哲学というか、Hoy día por mí,mañana por ti.というのがある。

はじめてのホームスティ

初めてボリビアでホームスティしたとき、毎日のように言われていたことがある。それは、「今日は私に、明日は君に。Hoy día por mí,mañana por ti.」で、意味は相互扶助。

今日は私にこれをちょうだい、明日はあなたに

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ジェニファー・ロペスとクリスマス

ジェニファー・ロペスとクリスマス

「日本人なのになんでチャランゴ弾けないの?」と嫌みではなく純粋に不思議がる子どもたちがいた。

チャランゴを弾いていると・・・

チャランゴやフォルクローレは日本で流行っていると誤解しているボリビア人が多かったという印象です。

私は優しく「チャランゴは日本の楽器じゃなくてボリビアの楽器なんだよ。私は日本に住んでいた時、チャランゴを見たことすらなかったんだよ」と答えていた。

ロス・カルカス

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アンデス音楽のオーケストラ

アンデス音楽のオーケストラ

チャランゴの楽団とは別に、大学のオーケストラのサークルに入ることになった。

クラシックではなくて、アンデスのフォルクローレやクリオーリョ音楽というジャンルのオケだった。

楽器は、マンドリン、チャランゴ、ケーナ、ギター、などなど。

私はチャランゴで入るつもりだったのに指揮者が

「チャランゴは一人いれば充分だから、マンドリンやらない?」と

楽器変更を命じてきて、でも私、……

マンドリンなん

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カブール

カブール


チャランゴ

チャランゴという楽器を、私はボリビアに住んで初めて目にした。

最初は、Centro Cultural de Los Kjarkas という音楽教室で、
Rene Arinasさんという先生のクラスに入った。

Rene先生は、なんども日本で演奏活動をしているベテランで、
国際的なチャランギスタだった。
日本人の演奏家との親交も盛んだったらしく、
日本人なのに何を弾けるわけでもない

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ウユニ塩湖

ウユニ塩湖

日本の友達から「ウユニ塩湖に行ってみたい」という声をよくきいた。私は一度だけ行ったことがある。

はじめてのウユニ

とにかく真っ白な塩の地面がどこまでも続いていた。
マイナス思考な私はその光景に「目が痛い」「日焼けしそう」と、
暗い気持ちになった。

サングラスも日焼け止めも持ってこなかった。

どうしよう?どうしようもない。

わざわざ日本から30時間くらいかけてボリビアまで行く人は、たいてい

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てんぷら、そして

てんぷら、そして

ボリビアに赴任して早々、歓迎会的なものがあり「わがまま」という日本食レストランへ連れて行ってもらいましたとさ・・・

ラパス日本食事情やはり、一番おいしいのは「けんちゃん」というジャパレスですよね。
値段も高くないし。

そんな矢先、「わがまま」というジャパレスで歓迎会?懇親会?とかで・・・
天婦羅を食べました。食べすぎたのか・・・その翌日が・・・・

人生初の入院!

 ボリビアに赴任して二週間

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アヤワスカ

アヤワスカ

それを私は「満月の夜のチチカカ湖ゲロ吐きツアー」と名付けた。

アヤワスカとは?

アヤワスカが何たるかも知らないままに、「欠員がでたから来る?」と誘われ儀式に参加したことがある。

この時の説明では、アヤワスカは魔法の薬でこれを飲むとあらゆる不調が治るのだという。

あらゆる体の不調も、あらゆる心の不調も、
アヤワスカを飲んで嘔吐すればスッキリ治るよ、と。

ただし、劇薬だからシャーマンのガイド

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不倫

不倫

ブラジル人作家のパウロ・コエーリョが「不倫」というタイトルの小説を世に出したのは2014年だった。私がボリビアに住んでいたのは、2009年~2012年、もうこの頃から世界は不倫ブームだったのかもしれない。

日本から不倫旅行に来た女性

 ある日、隣の部屋に日本人既婚女性がやってきた。日本に夫を置いてきぼりにしてボリビアで1ヶ月ほど不倫するのだという。たしかにボリビア人男性が夜這いのように彼女のお

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