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ビブリオバトル地区大会で優勝しました!


人生は物語。
どうも横山黎です。

大学生作家として本を書いたり、本を届けたり、本を届けるためにイベントを開催したりしています。

今回は「ビブリオバトルで地区大会で優勝しました!」というテーマで話していこうと思います。



📚ビブリオバトル地区大会で優勝!

今日は、全国大学ビブリオバトル2023茨城決選大会の日でした。

ビブリオバトルとは、自分のお気に入りの本を5分間で紹介する書評合戦のこと。リスナーはバトラーの発表を聴いていちばん読みたいと思った本に一票を入れます。最も多く票を集めた本がチャンプ本になるというわけです。

僕は高校時代から公式戦に参加していまして、これまでに2度、全国大会の舞台に立つことができました。高校2年生のとき、そして去年の大学3年生のときでした。しかし、そのどちらも惜しい結果に終わりました。全国制覇の夢を叶えることはできなかったのです。

僕は今、大学4年生なので、全国大学ビブリオバトルに挑戦できるのは今年が最後。ラストイヤーを有終の美で飾りたいという思いが強くあるのです。

そんな情熱を手に、予選となる大学大会に挑みました。僕と同じ大学の先輩、高野史緒さんの最新作『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』を紹介したんです。茨城県土浦を舞台にした、飛行船を見たという記憶を巡る青春SFです。結果、僕の本がチャンプ本に選ばれ、無事に次のステージに進むチケットを手にすることができたのです。



次のステージは、茨城決選大会。

茨城県にある5つの大学でそれぞれ勝ち上がった学生が集まってくるのです。どんな相手が来ようと怯まないくらいに準備はしてきたけれど、大会当日、僕は目を疑いました。バトラーのなかに、知っている顔があったからです。高2のときの全国大会で決勝まで勝ち上がり、特別賞を獲得した彼がいたからです。


📚決勝経験者がライバルに⁉

YouTubeでもそのときの動画が上がっているので言ってしまいますが、その彼とは林くんです。林くんは、第5回全国ビブリオバトル高校生大会で『失われたドーナツの穴を求めて』という本を紹介していました。ドーナツの穴について各分野の学者が力説するという面白い本です。

ちなみに、『失われたドーナツの穴を求めて』はとってもビブリオバトル向きの本でして、去年の大学の全国大会でもこの本を紹介した人が勝ち上がり、なんなら特別賞まで獲っていました。どれだけ選書が大事かってことが分かりますね。

ただでさえ面白い本なのに、林くんの語り方が噺家のように流暢でユーモラスだから面白さが倍増していました。結果的に、彼は特別賞をいただいていました。是非、YouTubeで彼のプレゼン(落語)を聴いてみてください。



今日、集合場所で早い時間から待機していたら、彼が現れて、「あれ、あの人じゃん!」と一瞬で分かりました。ビブリオバトル全国大会決勝進出の経験のある人と真っ向から挑戦することになったのです。

一瞬で、プレッシャーと緊張とちょっとばかりの不安が押し寄せてきました。

しかし、一瞬で、面白いじゃん、あのときのあの人にリベンジを果たすことができるじゃん、やるしかないじゃんと思うようになりました。モチベーションがさらに燃え盛ったのです。

くじ引きの結果、僕は2番になりました。全力で語りにいきました。紹介したのは似鳥鶏さんの『小説の小説』という本。いわゆるメタフィクションというジャンルの本で、小説のルールをたうまーく利用した、常識を覆す実験的な短編集になっています。
#今度改めて本紹介します

時間通りに終わったし、伝えたいことは伝えきれたし、リスナーの反応からしても謎過ぎて気になる、ちょっと読んでみたいという心の声が聴こえてくるようでした。



林くんは5番だったので、今回のトリを務めました。正直、羨ましいなと思いまいた。やっぱり、いちばん最後に紹介した本は優位に立てるんですよね。覚えておいてもらえるし、後から他の本に潰されることがないから。
#M1でも順番の影響で結果が変わるじゃん

林くんが紹介したのは、『穴と境界』という本で、穴や境界についてあれこれ語られています。巧みな話術で話されていて、聞き手を自分の世界に引き込む技術は健在でした。
#また「穴」かよとは思ったけど笑

その後、投票が行われ、結果発表に移ります。ちゃんと準備はしてきたとはいえやっぱり緊張するしちょっぴり不安になりました。投票中はずっと祈っていたし、結果発表のときまでそわそわしていました。

「優勝は……」

司会者のその言葉に続いたのは、僕の名前でした。


📚3度目の全国大会へ

大学大会に引き続き、地区大会でも優勝することができました。全国大会への出場が決まったということです。3度目の全国大会です。

7年越しの夢を叶えにいく。

そう決めてから、ビブリオバトルで勝ち切れる本を探したし、魅力的な発表ができるように何十回何百回と練習を重ねてきたし、運営側よりも頑張ってるんじゃないかと思うほど宣伝と集客に時間を割いてきました。

もちろんしんどいこともあるけれど、今日一日でそれが全部ひっくり返るくらいの幸福と満足が、ビブリオバトルの舞台には確かにあります。今日、それを肌で感じることができました。



全国大会の舞台は、東京です。12月17日(日)12:00~17:00昭和女子大学で開催されます。

僕は今、拠点が茨城だから集客に苦労するでしょうけど、今までと同じように、築き上げてきた信頼と、自分の持っている財産を上手くつかって、勝てる準備をしていこうと思います。

大学大会で紹介した『グラーフ・ツェッペリン あの夏の飛行船』でもなく、今日の茨城決選大会で紹介した『小説の小説』でもなく、全く別の本で挑むつもりです。今の僕がいちばんおすすめしたい本を物語りにいきます。

もし東京近郊お住いで興味を持ってくださった方は、12月17日(日)の予定は開けておいてください。最高の物語をお届けするので、是非、遊びにきてください。

とりあえず、無事に地区大会優勝できてほっとしています。今日くらいは羽目を外して飲んだくれようと思います。
#昼から飲んでる
#ちなみにこの記事を書いているのは2軒目の店



最後になりますが、

現地に来てくれた方へ、

YouTube配信を視聴してくれた方へ、

今まで応援してくださった方へ、

この記事を読んでくださった方へ、

メッセージを贈ろうと思います。


今までありがとうございまいした。

これからもよろしくお願いします。

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20231105 横山黎


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