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企業探偵の独り言 vol.8
季節はすっかり冬。いよいよ一年で最後の月に入ろうとしている。
今回の独り言はすごく短編になるが、普段から小生が口にしている。というか、常に心掛けている言葉がある。
そこに愛はあるのか
某消費者金融会社のCMを思い出す人が殆どだと思うが、小生は違う。
90年代前半に高視聴率をたたき出したテレビドラマ「ひとつ屋根の下」で、江口洋介演じる兄(あん)ちゃんが兄弟に向けて何度も熱心に言っていた言葉『そこ
企業探偵の独り言 vol.7
働くということ
以前にも述べた事であるが、小生はバックグラウンドチェックが主業の調査会社で勤務している。
バックグラウンドチェックとは、簡単に言えば採用候補者の前職での仕事振りや能力、退職理由などを調べることである。
この仕事をしていると、本当に優秀な人や全く信用出来ない人など、様々なケースを目の当たりにする。
つい先日、部下が担当した案件であるが、被調査人(採用候補者:以降、Aさんと記す)が履歴
企業探偵の独り言 vol.5
小生が社会に出て、「初々しい」、「昭和50年代生まれの子と一緒に働くことになるとは」などと持て囃された時から既に20年近くが経とうとしている。わけも分からず飛び込んだ会社という組織でいろいろ学び、失敗を重ねてこれでもかというくらいに怒られた。
その経験があってか、小生は人は誰でも失敗するものだと考えている。だから、たとえ失敗をしても隠したり嘘をつかれたりするのだけは絶対に嫌なのだ。前にも述べたこと
企業探偵の独り言 vol.3
さて、今回の独り言は「経歴詐称」について。
前回も書いたが、バックグラウンドチェックをしているなかで、およそ3割の人が経歴に何らかの問題を抱えているというのが事実である。
自分の履歴を良く見せようと思うがあまり、係長だったのを課長と申告したり、携わってもいない職務内容を書いてみたりと、まぁ様々な虚偽を目にする。
今、「虚偽」という言葉を使ったのには意味がある。実際には就いていなかった役職を職務経歴
企業探偵の独り言 vol.2
-1年あっという間に過ぎていく-
先日、学生時代からの友人と会った時に年々、そう感じるのが早くなるという話になった。
幼い頃や若い頃は初めて経験する事が多いため、毎日が刺激的で1年間が濃厚で長く感じるのだとよく言われる。
言われてみれば、歳を重ねるにつれ色んな事象が既に経験した事のある出来事だから、ある程度の予測がつくし、解決策もわかっていたりする。
毎日がその連続であり、幼少期のような刺激が無い