見出し画像

企業探偵の独り言 vol.4

今回の独り言は、仕事から離れた話をする。
小生には妻子がおり、1番上の子は小学生だ。
気がつけば7月ももう終わり、8月が顔を出してきている。子供たちは『夏休み』真っ只中。家族旅行に行く子がいれば、友達と毎日のように公園へ行き、捕まえたセミの数を競う子もいる。夏休みの宿題を早々と終わらせる子と、ギリギリまでやらない子など、夏休みには様々なドラマがあるものだ。

良い先生ってどういう先生のこと?
ある日、子供に「担任の先生は良い先生か?」と訊ねた。すると、「良い先生ってどういう先生のことを言うの?」と返ってきた。
たしかに。
良い先生という定義って何を調べても見当たらないし、今まで教わったことも無い。
そこで自分の小中高時代の先生を思い返してみることにした。
まず絶対的に言えることは、『あの先生は最悪だった』というような先生が居ないということ。
転校したての頃、クラスメイトに馴染めずにいたら、みんなとのコミュニケーションを取る手助けをしてくれた先生。いつも明るい笑顔で語りかけてくれた先生。そんな優しい先生たちを何人も見てきた。
そういう先生がまさしく良い先生と言ってよいのだろう。
ただ、小生が真っ先に頭に浮かんだのは単なる優しい先生では無く、悪いことをした時に引っぱたいてでも矯正してくれようとした先生や、頭にゲンコツを落としてきた先生。校則に違反した服装で歩いてたら後ろから飛び蹴りをしてきた先生。そんな体当たりで叱ってくれた先生だった。
どの先生も真正面から全力で叱ってくれたし、時には先生も涙を流しながら怒ってくれた。当時は鬱陶しい存在だったが、大人になって初めてその愛に気付いたのだ。
中学、高校を卒業してはやウン十年。恩師たちは元気にしているのだろうか。
叶うのであれば、せめてもう一度会って「ありがとう」と伝えたい。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?