企業探偵の独り言 vol.9
気付けばもう2月。まだ春の頭すら見えないくらいの寒さが続いていて、体調を崩している人も少なくないと思う。小生の子どもたちもアデノウイルスやインフルエンザなど、まぁ色々と罹患しており家庭内はしっちゃかめっちゃかである。
ところで、2月の異名といえば、「如月(きさらぎ)」が最も一般的。ただ、漢字からは、どのような意味でそう名付けられたのか想像も出来ない。ので、調べてみた。
漢字と表す意味の由来は異なる
如月(きさらぎ)の由来は、まだまだ寒さが厳しい時期なので、更に衣を重ね着するという意味から「衣更着(きさらぎ)」になったという説が最も有力とされている。なぜ「如月」の漢字が使われたかというと、中国の2月の異名「如月(にょげつ)」が由来になっているみたいだ。
如月(にょげつ)には、寒い冬が終わり、春に向かって万物が動き始める時期という意味があるらしい。同じ漢字なのに「きさらぎ」と「にょげつ」では意味が違うのだ。
あれ?なんか面白くなってきた。
同じ漢字なのに、読み方と意味が違う字を「同字異音」と言うらしい。たとえば「声明」と書いて「せいめい」と読めば自分の立場や考えをはっきりと表明することだが、「しょうみょう」なら仏教で独特の節をつけて経文を読むというものになる。
「黒子」を「くろご」と読めば歌舞伎などで黒い衣装を着ている人だが、「ほくろ」とも読むことができる。
「牧場」は牛や馬、羊などを放し飼いにする場所のことだが、「まきば」とも「ぼくじょう」とも読む。読み方の違いには諸説あるみたいだが、どちらかといえば、柵や厩舎きゅうしゃなどが整った施設は「ぼくじょう」で、単に放し飼いをしている場所を示すときは「まきば」と使い分けられたりするらしい。
ちょっとしたトリビア、どこかで披露する場所があればどうぞ使ってください(笑)
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