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ユヴァル・ノア・ハラリ『21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考』の紹介 lesson3

それでは、前回に引き続き、ハラリ先生の3冊目の本を紹介していきます!

あなたは、、この世界で何が起きているか、きちんと理解できていますか?

テクノロジーの進化、格差の拡大、環境問題、政治の停滞...。

私たちを取り巻く世界は、目まぐるしいスピードで変化し続けています。

そんな激動の時代を生き抜くための羅針盤となるのが、ユヴァル・ノア・ハラリの『21 Lessons: 21世紀の人類のための21の思考』です。

あの世界的ベストセラー『サピエンス全史』『ホモ・デウス』の著者であるハラリ氏が、満を持して「現代」に焦点を当てた本書。

21世紀の私たちが直面する21の重要な課題について、深く、そして鋭く切り込んでいきます。

  • AIは私たちの仕事を奪うのか?

  • SNSは本当に私たちを繋いでいるのか?

  • 民主主義は危機に瀕しているのか?

  • 私たちは何を信じるべきなのか?

これらの問いは、どれも私たちの未来を左右する重要なものです。

この本を構成する21章はどのようなものなのか?
多いですが、綺麗に纏まっているので読みやすいと思います。

21の思考

  • 幻滅:私たちは「歴史の終わり」を達成できなかったのか?

  • 雇用:将来、仕事はなくなるのか?

  • 自由:ビッグデータが私たちの自由を奪っているのか?

  • 平等:データは新しい不平等を生み出すのか?

  • コミュニティ:インターネットは私たちを孤独にしているのか?

  • 痛み:苦しみは避けられないのか?

  • 戦争:戦争は時代遅れになったのか?

  • 真実:真実とは何か?

  • 無知:無知は力なのか?

  • 正義:正義とは何か?

  • 監視:私たちは常に監視されているのか?

  • 意味:人生には意味があるのか?

  • 変化:変化は止められるのか?

  • 教育:教育は役に立たないのか?

  • 人間:人間とは何か?

  • 神:神は存在するのか?

  • 生死:死は終わりなのか?

  • 未来:未来を予測できるのか?

  • 変化:変化を起こすことはできるのか?

これらの難しい問いに、ハラリ氏は簡単な答えを与えません。

私たちに「考えること」を促します。

歴史政治哲学科学...。

ハラリ氏は、あらゆる分野の知識を総動員し、私たちを思考の旅へと誘います。

ハラリは、本書の中で以下の論点を展開していきます。

  • テクノロジーの進歩: 人工知能、バイオテクノロジー、ナノテクノロジーなどの技術が急速に発展し、人間の生活に大きな影響を与えている

  • グローバル化: 経済、政治、文化がグローバル化し、国境を越えた問題が増えている

  • 格差の拡大: 富裕層と貧困層の格差が拡大し、社会の不安定要因となっている

  • 環境問題: 地球温暖化、生物多様性の喪失、資源枯渇などの環境問題が深刻化している

  • 政治の停滞: 政治システムが変化に対応できず、多くの課題が解決されないままになっている

これらの課題に対しハラリは、以下のような対策を提案しています。

  • 批判的思考: 情報洪水の中で、真偽を見極めるための批判的思考力が重要になる

  • 共感力: 多様な価値観を持つ人々との共存のために、共感力が求められる

  • 柔軟性: 変化していく世界に対応するために、柔軟な思考と行動が必要になる

  • 倫理観: テクノロジーの発展に伴い、新たな倫理的な課題が生じているため、倫理観に基づいた判断が必要になる

  • 教育改革: 21世紀の課題に対応できる人材育成のために、教育改革が必要になる

まとめ

この本を読めば、あなたはきっと、

  • 世界の見方が変わる

  • 未来への不安が希望に変わる

  • 自分自身の生き方を見つめ直す

そんな体験をすることになるでしょう。

本書は、決して楽な読書ではありません。

しかし、21世紀を生き抜くための知恵が詰まった、まさに必読書と呼ぶにふさわしい一冊です。

今すぐ手に取り、ハラリ氏と一緒に未来について考えてみませんか?

本書のなかでもっとも重要だと思った部分
「時代遅れで身動きが取れなくなっている人に私が与えられる最善の助言は○○である。」
答えは、本のなかに書いてあります!


【編集後記】
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