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国語不要論撲滅大作戦!

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入試問題で出題されている文章や、個人的に読んだ本などを参考に、日々の指導で思ったことを綴ります。
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2023年7月の記事一覧

AIはメンデルになれてもニュートンにはなれない【話題のChatGPT】

AIはメンデルになれてもニュートンにはなれない【話題のChatGPT】

AIと人間の境目がシームレスに話題の「ChatGPT」。

もうすでに今更感がある。現代のコンテンツの消費速度は恐ろしく早い。

ブログなども含めて、すでに利用者はは急増しており、UXも大幅に向上している。

ついに人が人と会話しない時代が本格的に訪れているのだ。

コンピューターを通して通じている相手が生身の人間なのかAIなのかということは、いよいよシームレスになってきている。

AIを搭載した

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実録!睡眠時無呼吸症候群【いびきに悩む全ての人へ】

実録!睡眠時無呼吸症候群【いびきに悩む全ての人へ】

病院での診断汗顔の至りであるが、私は朝がとにかく苦手だ。

目覚ましが1時間以上なり続けているのに気が付かないということもあるし、朝起きたときが一日の中で一番疲れているということは日常茶飯事であった。

そのせいでやらかしてきたことも多々ある。

自分の中ではそれを気持ちの問題だとして片づけたこともあったし、一方で「そうはいっても起きられないものは起きられないからなあ」という心持ちになることもあっ

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知的腸活のすすめ【便と勉強のアナロジー】

知的腸活のすすめ【便と勉強のアナロジー】

前回は「不便」について書いた。

今回は尾籠な話で恐縮だが「便」について書こうと思う。

「便」の語源「便利・不便」と「便所・大便」の便は、詳細は明らかになってはいないものの、語源的な繋がりがあるそうだ。

「便」という漢字の本質は、「支障がなく安らか、都合がいい」だとされている。

つくりの「更」は平らにならした様子を表し、そこから「支障がない」というイメージに結びついたのであろう。

この語源

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波野ノリスケはかく語りき【過度な機械化を憂う】

波野ノリスケはかく語りき【過度な機械化を憂う】

ノリスケ、n度目の出禁2022年9月4日放送の『サザエさん』で、ノリスケが磯野家をn度目の出入り禁止となった。

叔父の波平が急病だと偽り、会社に遅刻する言い訳にしたことがバレたのだ。

相変わらずの人間臭さで実に愉快な男である。

その放送後に行われた公民の授業で、核家族と拡大家族の違いを野原一家と磯野一家で説明するということがあった。

その際に件のノリスケ出禁話になったのだが、そこで話した有

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マスクの取れない子供たち【成長への影響】

マスクの取れない子供たち【成長への影響】

久しぶりのイベント先日、小学生イベントの運動会が行われた。

ドッジボール、サッカー、バドミントン、最後は水遊びと大変盛り上がった。塾生専用ページのギャラリーには、子供達の楽しそうな様子と、大量の水を浴びせられて尊厳が失われた塾長の様子が並んでいる。

また、子供たちだけでなく我々スタッフもおおいに楽しんだ。終わった後はヘトヘトになったけれど、メンタル的にはむしろ活力が湧いた気がする。

なにせ子

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少年よ、中二病たれ【イキる力の大切さ】

少年よ、中二病たれ【イキる力の大切さ】

財津チャンネルお笑い芸人の「チョコレートプラネット」のYouTubeチャンネルが好きでよく見ている。

何のいわくもないスポットをまるで心霊スポットであるかのように練り歩く「いわくなしスポットを巡る」や、Zoom会議中にバレずに自力でフリーズする「zoomフリーズ選手権」など、最高にくだらない企画が多く、抱腹絶倒を禁じ得ない。

そんな彼らの企画のうちの一つに「財津チャンネル」というものがある。

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勉強における再現性とスタンス【ダーツプロに学ぶ勉強の姿勢】

勉強における再現性とスタンス【ダーツプロに学ぶ勉強の姿勢】

プロダーツプレイヤーを目の当たりに昨年、川越に新しいダーツバーがオープンした。

そこで開催されたオープニングイベントにおいて、日本の、そして世界のトッププロダーツプレイヤーでもある村松治樹氏が訪れるということで、授業終わりに急いで会いに行った。

そこで私は初めて世界レベルのダーツを目の当たりにした。

ダーツは基本的にボードの中心のブルと呼ばれる直径約41mmの的を目掛けて、237cmの距離か

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スポーツのルールを知らないと勉強もできなくなる【スポーツに関するメタファー】

スポーツのルールを知らないと勉強もできなくなる【スポーツに関するメタファー】

久々の野球観戦以前、久しぶりに西武ドーム(現在の正式名称はベルーナドーム)に足を運んだときのこと。

與座投手が6回完全、7回にヒットは打たれたものの後続をダブルプレーで打ち取り、8回9回も平良・増田によるパーフェクトピッチングで打者27人の準完全試合達成。

非常に貴重な試合を目の前にし、快哉を叫ぶほどの興奮を覚えた。

選手の好みとしては若林楽人選手のような快足を飛ばす韋駄天がストライクゾーン

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