ペルペル

詩を書いています。現在「言葉」というジャンルに大変興味を持っています。

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「Tomorrow is another day」と「明日は明日の風が吹く」

過去の詩の振り返りです。 詩に英語を取り入れたいと思い、過去に書いた詩です。私は今でも心の中で「Tomorrow is another day」と呟いている時があります。直訳すると「…

ペルペル
1年前
37

物語【絶望からの脱出】第五話

「今カラ30年前、私ハ宇宙カラ異常ナ信号ヲ受信シマシタ。。。信号ノ解読ハ困難デシタガ、10年前二解読スルコトガ出来マシタ。。。」 NOAが言うには、受信した信号は明ら…

ペルペル
3日前
8

物語【絶望からの脱出】第四話

僕は地球に隕石が落ちて、人類が滅ぶかもしれないと思っていた。。。 父さんたちが用意してくれたシェルターで助かったが。。。シェルターから出ると。。。隕石は落ちてい…

ペルペル
6日前
7

物語【絶望からの脱出】第三話

入り口は重厚な扉、さらに中には二枚の扉が続き三重構造の入り口になっていた。 「日本政府が昔作った施設だと聞いている。」3枚目の扉を開くと薄暗い通路が奥へと伸びて…

ペルペル
11日前
16

物語【絶望からの脱出】第二話

シェルターから出た僕たちは今、友人の阿久根優里と軍用車の中にいる。 安全な場所に行くと言って走り出した車内からは外の様子が見てとれたが、隕石なんて落ちた形跡はな…

ペルペル
12日前
11

物語【絶望からの脱出】第一話

前回までのあらすじ 2時間後、優里が迎えに来た。 「太洋!!どこだ!無事か!!」遠くの方で微かに声が聞こえる。 優里!ここだ!! 僕はドアを叩きながら必死に叫ん…

ペルペル
13日前
10

詩【いい人】

いい人でいるのは大変だと思う いい人戦略 僕はいい人でありたい すでにぶざまに 小さな石にもつまずく性格 いい人でいるのは大変だと思う YESMAN 常にOKサイン い…

ペルペル
2週間前
26

詩【花は咲き乱れる】

花は自身のために咲いているのだろうけど 盛られたり 眺められたり 切られたり 飾られたり 大変だ 人も一緒 戦争に赴く兵士 リストラされるサラリーマン それでも花は…

ペルペル
2週間前
30

詩【こんな時代に生まれた】

戦禍でもなく 経済が潤っている iPhone片手に詩を詠む こんな時代に生まれた 言葉が氾濫し 罵詈雑言が飛び交う 情報に一喜一憂し お金はただの数字になった 個人情報…

ペルペル
2週間前
22

詩【まんま】

見たまんま そのまんま 形にとらわれず 思考にはまらず 生まれた時から 見たまんま そのまんま いつまでも どこまでも 生まれた時から 見たまんま そのまんま 僕は…

ペルペル
3週間前
20

明日への花

過去の詩の振り返りです。 明日へ期待をするが、期待をし過ぎるとがっかりもします。最近はなるべく「今」を生きているのであまり悩まなくなりました。 どうにもならない…

ペルペル
3週間前
25

詩【生きているってこと】

生きているってことは 悲しみ喜び辛い 生きているってことは 痛みを伴い苦い 今を生きる ただ生きる 罵り合い騙し合い 吊し上げ笑う 食い物にし 金を巻きあげ笑う 生…

ペルペル
1か月前
30

詩【言葉を贈る】

言葉を贈る 知るために 言葉を贈る 考えるために 理解を深めるために 感動を理解するために 空はなぜ青いのか あの夕日はなぜ温かいのか 優しさはどこからくるのか …

ペルペル
1か月前
37

詩【真っ赤な嘘】

嘘をついた 空が青いだなんて 言葉を並べて選んで 自分の心に聞いてみる 響くかどうか 感動するか 真っ赤な嘘を今日もつく それで誰かが不幸になるか 曇り空でもへこた…

ペルペル
1か月前
30

詩【キミがいる】

何でもない日常 何にもない日常 僕はそれを幸せと呼ぼう 退屈だと嘆くとき 貧乏だと叫ぶとき 我儘を言ったあと 僕はそれを幸せと呼ぼう きっとキミは笑って言う この気ま…

ペルペル
1か月前
19

詩【しまった】

心が揺さぶられてしまった あの言葉に 終着点の見えぬゴールに向かって キミを愛してしまった 僕らは 動揺してしまった 心のない言葉に 沈黙してしまった 心理的に…

ペルペル
1か月前
24
「Tomorrow is another day」と「明日は明日の風が吹く」

「Tomorrow is another day」と「明日は明日の風が吹く」

過去の詩の振り返りです。

詩に英語を取り入れたいと思い、過去に書いた詩です。私は今でも心の中で「Tomorrow is another day」と呟いている時があります。直訳すると「明日は別の日」「明日は明日」です。このフレーズ自体が名言で気に入っています。

「明日は明日の風が吹く」という言葉ですが、最近は何もしないと風は吹かないと思っています。心の中で呟くには少し重い感じがします。やはり呟く

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物語【絶望からの脱出】第五話

物語【絶望からの脱出】第五話

「今カラ30年前、私ハ宇宙カラ異常ナ信号ヲ受信シマシタ。。。信号ノ解読ハ困難デシタガ、10年前二解読スルコトガ出来マシタ。。。」

NOAが言うには、受信した信号は明らかに生命体が発するもので、それが地球に向かっているというものだった。狙いは何か分からないが、人類にとって脅威になると考えたNOAは、例の「予言の手紙」を全国各地の家庭に送った。

手紙を信じた人は何人いただろう。。。信じた人達が何ら

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物語【絶望からの脱出】第四話

物語【絶望からの脱出】第四話

僕は地球に隕石が落ちて、人類が滅ぶかもしれないと思っていた。。。

父さんたちが用意してくれたシェルターで助かったが。。。シェルターから出ると。。。隕石は落ちていなかった。。。しかし、町からほぼすべての人達が消えていた。。。

ここにいる若者達は。。。。。あの予言の手紙。。。。。。優里は。。。。

僕の頭は混乱している。。。。

この赤い扉の向こうに答えがあるのか。。。

僕と夏陽とパールは赤い扉

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物語【絶望からの脱出】第三話

物語【絶望からの脱出】第三話

入り口は重厚な扉、さらに中には二枚の扉が続き三重構造の入り口になっていた。

「日本政府が昔作った施設だと聞いている。」3枚目の扉を開くと薄暗い通路が奥へと伸びていた。

さらに奥へ進むと、ホールに出た。中には30人ぐらいの若者達がいた。

皆んな疲れた表情をしている。

「ここ数ヶ月でこれだけ集まった。あとは。。。この辺りには誰もいない。まぁ。。死体とかないからどこかで生きているかも。。。」

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物語【絶望からの脱出】第二話

物語【絶望からの脱出】第二話

シェルターから出た僕たちは今、友人の阿久根優里と軍用車の中にいる。

安全な場所に行くと言って走り出した車内からは外の様子が見てとれたが、隕石なんて落ちた形跡はなかった。

さらにおかしな事に、町に人の気配がない。。。

優里。。。何があった?。。。なぜ。。。人がいない?。。。

優里は少し躊躇しながら話し始めた。

「まず言った通り隕石は落ちなかった。。。。落ちなかったが、別のものが地球に来た。

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物語【絶望からの脱出】第一話

物語【絶望からの脱出】第一話

前回までのあらすじ

2時間後、優里が迎えに来た。

「太洋!!どこだ!無事か!!」遠くの方で微かに声が聞こえる。

優里!ここだ!!

僕はドアを叩きながら必死に叫んだ。

しばらくするとシェルターのドアが開く。

優里!!生きてたのか!!

「あぁ。お前も。。良かった。。。」優里は息を切らしながら言った。

「その子は?」

あぁ。幼馴染みの伊賀咲夏陽。

夏陽は優里に向かって頭を下げている。

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詩【いい人】

詩【いい人】

いい人でいるのは大変だと思う

いい人戦略

僕はいい人でありたい

すでにぶざまに
小さな石にもつまずく性格

いい人でいるのは大変だと思う

YESMAN

常にOKサイン

いい人でいるのは難しい

常にいい人であり続けるのは

無理

いい人戦略

いい人が正義

そんな世界
どこか歪な

正義が人を殺める世界

不思議な
悲しい世界

詩【花は咲き乱れる】

詩【花は咲き乱れる】

花は自身のために咲いているのだろうけど

盛られたり
眺められたり
切られたり
飾られたり

大変だ

人も一緒

戦争に赴く兵士
リストラされるサラリーマン

それでも花は咲くのだから
立派で凄いことだよな

桜を切るのは躊躇するが
切り花なんかはスパスパ切るよ

恐ろしいな人間は

需要と経済巻き込まれるな

花は咲く

花は咲き乱れる

詩【こんな時代に生まれた】

詩【こんな時代に生まれた】

戦禍でもなく
経済が潤っている

iPhone片手に詩を詠む

こんな時代に生まれた

言葉が氾濫し
罵詈雑言が飛び交う

情報に一喜一憂し
お金はただの数字になった

個人情報はダダ漏れ盗まれる
警戒心は弱まり脆弱な世界

自分は誰なのか
何者なのかに苦しむ

死は浮き彫りにされた
人生はそう長くはない

生きているだけでいい

そんな優しい世界でもない

気がつくと考えてしまう

悩み多き人々

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詩【まんま】

詩【まんま】

見たまんま
そのまんま

形にとらわれず
思考にはまらず

生まれた時から

見たまんま
そのまんま

いつまでも
どこまでも

生まれた時から

見たまんま
そのまんま

僕は変わらず
あなたも変わらず

明日も明後日も
数年後も数百年後も

幾千年

幾億光年

僕はこのまま

気の向くまま

明日への花

明日への花

過去の詩の振り返りです。

明日へ期待をするが、期待をし過ぎるとがっかりもします。最近はなるべく「今」を生きているのであまり悩まなくなりました。

どうにもならないことが世界にはあって、どうにもできないことも世界にはあります。

思っていても始まらないし、思っていても終わりもしませんw

何が言いたいのか分からない詩をよく書いていますが、振り返り当時の心境を考えると「期待をしない」「現実を見る」と

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詩【生きているってこと】

詩【生きているってこと】

生きているってことは
悲しみ喜び辛い

生きているってことは
痛みを伴い苦い

今を生きる
ただ生きる

罵り合い騙し合い
吊し上げ笑う

食い物にし
金を巻きあげ笑う

生きているってことは
優しく励まし合う愛しさ

生きているってことは
バカバカしくも夕日に感謝する日々

生きているってことは
ただただ盲目に貫く図太さ
または聴く気持ちのない戯言

詩【言葉を贈る】

詩【言葉を贈る】

言葉を贈る
知るために

言葉を贈る
考えるために

理解を深めるために
感動を理解するために

空はなぜ青いのか

あの夕日はなぜ温かいのか

優しさはどこからくるのか

悪意は
蔑みは
感情は
どう理解したらいいのか

喜びや
不安を
どう理解したらいいのか

考える
言葉を通して

理解する
言葉を通して

詩【真っ赤な嘘】

詩【真っ赤な嘘】

嘘をついた
空が青いだなんて

言葉を並べて選んで
自分の心に聞いてみる

響くかどうか
感動するか

真っ赤な嘘を今日もつく
それで誰かが不幸になるか

曇り空でもへこたれない
私とあなたを巻き込んで
すべてがゼロになった

遠い記憶の中
帰らぬ友を探して
遠い記憶の中
過去の自身と決別して
退屈な日常を不安に思い
愛されないと嘆いていた

真っ赤な嘘を今日もつく

空が青いだなんて

いつか幸

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詩【キミがいる】

詩【キミがいる】

何でもない日常
何にもない日常
僕はそれを幸せと呼ぼう

退屈だと嘆くとき
貧乏だと叫ぶとき
我儘を言ったあと
僕はそれを幸せと呼ぼう

きっとキミは笑って言う
この気ままな日常が
続くことを望んでいる

僕が幸せなのは
キミがいるからだ

笑って過ごせる今があるからだ

少し高いメロンも
背伸びをした季節も

なんだかんだで良くなって
笑って過ごす今があるから

キミがいる

今があるから

詩【しまった】

詩【しまった】

心が揺さぶられてしまった

あの言葉に

終着点の見えぬゴールに向かって

キミを愛してしまった

僕らは

動揺してしまった

心のない言葉に

沈黙してしまった

心理的に追い詰められて

薄情な言い訳に

声を荒げてしまった

たいした怒りでもないことに

大切な時を

無駄にしてしまった

余計な詮索を

追いかけてしまった

叶わぬ夢を

無意味な約束を

交わしてしまった

あなた自身

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