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『このままだとキミのキャリアが死んでしまうから異動して』という言葉に隠された意味

「このままだとキミのキャリアが死んでしまうから異動してキャリアを積んでほしい。キミの将来のために」

ハイ、この言葉を聞いてどう思いましたか?
なんかいい上司じゃない♪なんて思っていたら超危険です。

今回は『このままだとキミのキャリアが死んでしまうから』という言葉に隠された意味について紹介していきます。

『このままだとキミのキャリアが死んでしまうから』


カッコいい上司が言いそうなワードですよね。

実はこれ、サラリーマンがくらったら超あぶないワードなんですよ。

「キミの配置変えるから適応できなかったら辞めてね。」という意味なんです。

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人事が会社を去ってほしい人間につかう方法で、配置転換の際に使われる言葉になります。

お恥ずかしながら、タイトル通りの言葉をわたしが実際にくらったことがありますので本当です。

プロが教える社員辞めさせマニュアル

会社の人員整理に関して、社員を辞めさせるためのマニュアルが存在します。

会社の顧問弁護士などは、労働者を直接解雇するのではなく、自己都合退職に持っていくための黄金ルールをブラック企業に売っています。

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「会社側からキミ辞めてね。」と伝えてしまうと持ち出しのお金が発生しますが、労働者が配置変更されたあとに労働意欲をなくして自分から退職を決意した場合、持ち出しのお金がなくなるのです。

あくまでも、「キミの意欲がなくなったからいけないんだよ。会社は場所をつくったのだから」とストーリーを作っていくのですね。

わたしも弁護士から真実を教えてもらったとき「マジかよ!あいつ恩着せがましいこと言いやがってチキショー!」ってなりましたから(笑)

配置転換+退職の流れは、ブラック企業にありがちな方法なので知っておくと対策ができるかもしれません。

配置・異動・出向の違い

配置や異動や出向には、どんな違いがあるのかを紹介します。

配置:社員を職務につけること。
日本では、社員の適正・能力に合わせて仕事を配分する傾向が強い。

異動(配置転換):社員を異なる職務に移動させること。
日本では、会社主導で行われ、異動の範囲は社員区分と密接に関連している。

出向:社員の身分を維持したままで、他社(関連会社)の指揮命令のもとで業務に従事する異動のこと。

突然、配置変更をくらってしまったら


突然の配置変更を命令された場合、耐えても耐えても仕事の圧が増えていきます。

辞めさせるのが会社の目的ですから、耐えても容赦ない嫌がらせが起こります。

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そんなときは、こちらから辞めてしまいましょう。

雇用保険の失業手当に関して、突然の異動があった場合は自己都合退職ではなく、特定離職理由に該当するので給付制限がなくなり給付日数が増えます。

特定離職理由に該当する場合は、支給日数が90日から180日に延長されるので知っておくと転職に使える期間が増えます。

会社側から発行された離職票に自己都合と書いてあっても、最終判断するのはハローワークですので、配置転換の辞令など証拠をもって申請しましょう。

だいたいのブラック会社は、退職理由に会社都合とは書きませんので戦いましょう。

最後に

今回は『このままだとキミのキャリアが死んでしまうから』という言葉に隠された意味について紹介しました。

「このままだとキミのキャリアが死んでしまうから異動してキャリアを積んでほしい。キミの将来のために」というワードはサラリーマンにとって死刑宣告と同じでした。

会社側の労働者辞めさせマニュアルは、労働者を配置転換することが有効とされています。

会社側は、あくまでも自己都合で辞めたとしたいのですね。

ある日突然、配置転換を提案されたら、肩たたきだと悟りましょう。
大丈夫!日本には264万社もありますから!

突然の異動辞令が出た場合、一人で悩まずにわたしに相談してくださいね♪

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