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ぶつりや種市
2024年7月14日 14:48
科学は人類の知識と技術の発展においてその骨格をなすもの。 現代社会において生活に密着する医療、通信、交通、環境保護など、またそれにとどまらない数多の分野において、私たちはその恩恵を確かに日常生活で享受しています。 そのせいもあってかないのか、科学者への科学万能論者レッテル張りがとまらない。常に発展途上科学は観察、実験、そして論理的推論に基づいて自然現象を理解しようとする試みと言える。
2024年2月10日 20:09
たまに科学者のことを「科学教信者」と揶揄する人に出会います。 科学で「証明」されたことを信じているだけだ、と言いたいのでしょう。 確かに、そう言われても仕方ない人もいるにはいますがね。「太陽は東から」は証明されたのか?そもそも科学は何ものも「証明」などしない。 例えば明日の朝太陽は間違いなく東から上るでしょう、今までと同じように。 くる日もくる日もくり返されるこの現象について、
2023年12月30日 17:53
2014年に放映されたNHKスペシャル「超常現象 科学者たちの挑戦」。 番組のディレクタを務めた苅田章(かんだあきら)は著作の中で、超常現象の存在を示す兆候があるにもかかわらず、それを科学的に探究することが科学の世界でなかなか認められないのはなぜかと問います(※)。 そしてその理由の一つとして、超常現象をオカルトとしてはなからイカサマ扱いする偏見を挙げます。超常現象っぽいこと言うだけで
2023年11月6日 18:49
NHKディレクター・苅田章は、超常現象に関するその著書の中で、とします。 超常現象の中でも特に人間の認知活動に関わる分野、念力やテレパシー等を扱うのが超心理学。生物学者で超心理学者でもある小久保秀之も、超心理学の課題としてそれが数式で表せないことだ、と言います。日本語や英語のような自然言語は、日常生活では便利に使えても、こと自然現象の記述に関してはその言葉の多義性・あいまいさが命と
2023年10月29日 18:27
2013年から2014年にかけて、NHKでその名もズバリ「超常現象」というタイトルの番組が、地上波およびBSで放送されました。 阿部寛さんが主演で、薄暗い研究室風の部屋にたたずむ怪しい雰囲気の、白衣着たいかにもな風情の研究者が話を回すやつ。 ご覧になった方も多いでしょう。 この一連の番組の制作統括・大里智之は著書の中で、超常現象を研究することの意義として錬金術や占星術を例に挙げ、と
2023年6月22日 20:23
その昔、私が学生の頃、早稲田大学・大槻義彦教授のミステリーサークル調査団に加わって渡英したことは、拙ブログでも触れました(「『超常現象体験談』はただのエンタメ:真に受けず、深入りもせず」。 そのころはミステリーサークル(麦が倒れ、麦畑に円形を主体とした幾何学的パターンができる現象)が一種のブームで、UFOの着陸跡だなどと主張する者も。で、そういったUFO論を後押しする形で当時のTV番組が、
2023年6月17日 16:36
疑似科学は疑似であるがゆえに検討に値しないのか?「それはあり得ない」で済ませて良いのか?調べる前に怪しいと切って捨ててよいのか?それよりは、公平かつ客観的に研究しその成果を公表する、少なくともその方向で努力するというのが、科学者として正しいスタンスであろうと、私は思います(※)。神経科学者のテレンス・ハインズはその著書”Pseudoscience and the Paranormal”
2021年12月13日 18:39
明治大学大学院教授で認知心理学者の石川幹人氏はその著書の中で、疑似科学に染まらない手順を簡潔にまとめています(「なぜ疑似科学が社会を動かすのか」PHP新書、2016年)。1)想像と現実をしっかり区別する2)自分の感情や欲求の由来を知る3)自分の認知や思考のクセを知る4)経験していない記憶がつくられることがよくあると自覚する 簡潔すぎてこれを読んだだけではよくわからないし、逆にこれを見
2021年11月10日 13:58
大洪水から人間と動物が絶滅を免れる、旧約聖書に出てくる物語に関する次の問いに答えてみてください「動物を各種何匹ずつ連れて、モーセは方舟(はこふね)に乗ったでしょうか?」過去に行われた調査では、多くの人が2匹と答えました。しかし正解は「0匹」です。方舟の物語で船を作って自分とその家族、動物たちを救ったのはモーセではなくノア。言わずと知れた「ノアの方舟」ですね。モーセはヘブライ
2021年10月18日 18:50
これはある日のFB投稿自己啓発系のセミナーは昔からあるけどその理論アシストに「量子力学」を持ってきちゃった物理理論としての量子力学それ自体は「悟り」やら「自己実現」やらとは無関係だし「不安」や「無力感」を解消することにもつながらない宗教的教義とか経験則として「こういう生き方(考え方)をした方が良いですよ」と伝えるなら私は何も言わないが量子力学風の言説の都合の良いツギハギ、
2021年10月12日 21:55
あちこちでしゃべっているのでご存じの方もいるでしょうが私は大学3年生の時にミステリーサークル調査団に加わり大槻教授と一緒にイギリスに3週間の調査旅行に行ったことがあります。ミステリーサークルってあの、麦畑の麦が円形に倒れてできるやつね。その形状は年を追うごとに複雑化というか、「芸術性」を高めていった。そういう所にも人為性を感じざるを得ないわけで、実際後年になってイギリス
2021年7月4日 19:32
現代科学でエビデンスなしとされている現象もしそれが存在するならどうやって?科学でどこまで迫れるのか改めて考える
2021年3月19日 12:57
「『波動』が共鳴して引き寄せる」「『波動』で身体の不調を治す」「波動」のみならず、「エネルギー」、「次元」、「○○フィールド」‥このブログ内でも指摘してきたように、(例えば「引き寄せは『波動』で説明できます」⇦じゃ、その「波動」って何?)科学用語を多用した曖昧な言い回しが闊歩しています、さも「科学的」であるかのように。ではそのように、非科学的かつ曖昧な「波動」論議で「説明」
2021年3月4日 17:31
超常現象企画「ビートたけしの知らない世界 超常現象SP」この番組内にて、なんかもうほんっとーに体外離脱が起こったとしか考えられないような体験談が語られた模様。大槻教授も最後は「不思議ですね~」。‥いや、そうじゃないでしょ!(笑)このTV番組は年末恒例のもので、昔はよく、大槻教授と韮澤編集長がバトルってたやつ。大槻教授と言えば火の玉研究が有名で、その手の超常現象的なもの