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#エッセイ
同じように食べてても評価は変わる
当てになるようでならないのが人の評価でございます。何だかんだ、見当違いな評価を下すことは意外と少ないんです。でも、人の評価は何かの拍子にガラッと変わってしまう。これが当てにできない大きな理由でございます。
私、中学高校とお弁当が必須の学校に通っておりました。当然、大変なのはお弁当を作る人です。我が家では母が作っておりまして、多い時には父と姉と弟と私、それから母自身のものと、5人分のお弁当を作
パソコンで漢字を忘れる人、パソコンで漢字を覚える人
小学生の頃、とにかく漢字の勉強をしなかったんです。別に漢字が嫌いだったわけではありません。しかし、両親や先生から「やれ」と言われまくった結果、もともと希少だったやる気が底をつき、いくら漢字の勉強を宿題で出されようが、漢字テストで悪い点を取りまくろうが、勉強を拒否してきたんです。読書の習慣があれば漢字が頭に入るチャンスがあったんでしょうけれども、読書もまた「やれ」と言われまくった結果、かえって本を
もっとみるあの頃は本当の道徳を理解できていなかったのかもしれない
小学校だったか中学校だったか忘れましたが、道徳の教科書で印象深い話があったんです。うろ覚えで大変恐縮ですが、概要を書いて参ります。
授業中、真面目で勉強もできるA君が突然、教室から出ていったかと思うと、水がたっぷり入ったバケツを持って入ってきたんです。そして、みんなが唖然とする中、A君は自身の斜め前に座っていた女子生徒へ頭から水をザバーッとかけたんです。教室はパニックになりました。
とり
入国審査で一発やられたんです
1回だけ海外に行ったことがあるんです。中学生の頃、アメリカの姉妹都市にホームステイしたい人を自治体が募集していたんです。それを知った母が「安く海外に行けるから応募しろ」と私に迫ってきまして、何となく応募したらちゃんと当選してしまい、行く羽目になったんです。
「羽目になった」と書いてる時点でやる気のなさがうかがえるかと存じますけれども、まさにそうで、語学のスキルを磨く気もなければ、海外の見識を
作曲に関する気まずい思い出
先日、Youtubeでこんな動画を見たんです。
作曲初心者が作りがちな曲を披露し、その曲のどこが問題かを指摘しつつ直していく動画でございます。
この動画で最初に披露された、初心者がやりがちな曲を聞いていたら、私、心の奥がキュッと縮み上がりました。と申しますのも、ちょうどそんな感じの曲を聞かされ、感想を聞かれたことがあるんです。しかも3回、それぞれ別の人からです。
最初に曲を披露してき
直さないこともある門
人が生まれた瞬間から年を取るように、物だって出来上がった瞬間から古くなっていくんです。どんな大きなものだろうが同様で、家だって完成した瞬間から古くなってゆく。
私が以前に住んでいた賃貸物件は結構な築年数でございまして、いろんなところにガタが来ていました。もちろん、ボロボロのままにしていては借り手がいなくなってしまいますし、場合によっては住民の生命にかかわる事故に繋がりかねない。ですから、建物
モスキートハウスに夢中
耳の状態によって聞こえたり聞こえなかったりする「モスキート音」が世間に知られて久しい今日この頃です。最初は「主に若い人だけが聞こえる音」として紹介され、夜に若者がたむろするのを防ぐ目的で活用されていたとニュースになっていました。
幸か不幸か、若者が夜な夜なたむろするような場所に行く機会がない私はモスキート音に遭遇することが長らくありませんでした。しかし、最近になってモスキート音を出している家