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第1章

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2021年4月の記事一覧

また会う日まで

また会う日まで

久しぶりにいろんな複雑な思いをかかえて研究室へ行った。

それは、

「もうあなたには教えることがない。」

と言われて1年が経ち、、、

ひょんなことで先生の旧知の友人を繋げてから今年に入って2回目の訪問だった。

私は先生に

「嘘はつきたくないので、先生に教わった良いことも悪いことも辛かったことも嬉しかったことも全て伝えました。」

と言った。

間を置いて、、、

先生はその旧知の知人を

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忘れられない一日

忘れられない一日

ふと、忘れられない一日の記録をば。

とある日の外来で、私はいつものように教授の隣で外来見学させていただいていた。

それは、重度のもやもや病の患者さんだった。

その方は
父、母、妻と4人でいらっしゃった。

片足を引きずりながら、そして半分麻痺の残る顔で

こ ん に ち は。
よ ろ し く お 願 い し ま す。

と一言。

最近、脳梗塞を起こして、山の中の病院から紹介されてきた方だっ

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エゴイズム

エゴイズム

いきなりの告白だけれど、

昔、私は

世のため人のために......○○○○○します。

とかいう人間だった。

しかし、言っている当の本人は何処かで矛盾を感じていた。

それは何かというと、、、

自分のことも世話できないのに、、、

人のためとかどの口が言っているのだろう。

どこか恩着せがましくはないか、、

という自分に対しての素朴な疑問だった。

そして、それを見事に打ち砕いてくれる、

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夢を見ながら現実を重ねていく

夢を見ながら現実を重ねていく

この言葉は

とある先生からの幾つものアドバイスの中でおそらく、1番共感できた言葉。

これを読んでくれている人は、、

どうしても欲しいものがあって、

ようやく手に入れたけれど、

いざ、自分の手元に来て、見てみると、、、

これは予想していたものじゃなかったな。

そんな経験をしたことはないだろうか。

私は何度もある。

それは、モノでも経験でも。

中でも1番鮮明に自分の中に残っているエ

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冷静と情熱の狭間で。

冷静と情熱の狭間で。

この前、週末にふと、

ご近所同士でご飯たべようぜ!

となり、近所の3人でとあるご飯屋さんに行った。

その車内、

私がエネルギッシュなボンバー子だからという理由で、、、、

場がうまい具合に調和するように

気の利く同期は、

ENYAのアルバムを車内で流してくれていた。

いつもはBeatlesの曲をよく流すみたいだけれど、、、、

ごめんね。

それはともかく、

途中で

EnyaのB

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ちょこれーとばなな

ちょこれーとばなな

いきなり、なんのこっちゃ?

って思う人は思うと思うが、、これは私が人生を生きていくためのちょっとした隠し技である。

あくまで、私は、、だけれど。

ここでいきなりだけれど、

チョコレートバナナになる前の

バナナ

のことを考えて欲しい。

バナナはこれから大冒険にでるのだ、

まず、バナナはチョコレート一面の広い深い大海原にでる。

そして、どっぷりとチョコに浸かり、

そしてそのチョコか

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落ち着く

落ち着く

今は脳神経外科を実習で回らせてもらっている。

心身ともに鍛えられる環境に身を置いていて、

オペ時間が6時間を超えることは良くあるし、
深夜にオペが入ることも良くあって、

外来の症例、回診の症例、朝カンファ、夕カンファ、常にお腹がいっぱいになりながら必死に、毎日を過ごしている。

私が選んだ実習先。

まだ、脳外科に進むことは決めてないし、

まさか、2つ返事で

はい、入ります

なんて口が

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こころをととのえる

こころをととのえる

私には大きな心の支えがある。

それは今までずっと書き溜めてきている
日記。

毎日、朝起きてから寝るまで、何時に起きて、何を食べて、誰に何を言われてその言葉に対して何を思って、この先どうするか。

全て詳細に書き記している。

こんなふうに書くとコイツは

スパイか?ヤバいやつか?

と思われてしまうかも知れないけれど、

そう思うなら、それはそれでいい。

これはとても役にたつ。

日々沸き起

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こころとからだをたいせつに

こころとからだをたいせつに

最近、ガムシャラになっている自分がいる。

必死なのだ。

何にそんなに必死なのか。

たまに分からなくなる。

簡単に言うと、

とりあえず最近は海外で臨床医として働きたいと思ってそんな目標があるから、

とりあえず、

とっても助かっている。

以前は

毎日を一生懸命に生きようと。

Seize the day 

という言葉を自分の心にとどめていたけれど、、、

最近はもしかしたら必死に生

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