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【目印を見つけるノート】113. 花火と『ブレードランナー2049』

きのうは『全国一斉花火プロジェクトーはじまりの花火』(公益社団法人日本青年会議所主催)が全国120カ所で実施されました。

きのうつぶやこうと思っていたのですが、ぼうっとしていたら何ともう3分前で、投稿は1分前でした。面目ない。

今年は花火大会を見に行けないので、私は意味もなく、ものすごくときめいてしまうのでした。視聴もわざわざベランダに出て雰囲気だけでも作ろうと思いました。

1分半の、リアルでヴァーチャルな夏の風物詩でした。

動画もけっこうあがっています。

広島県福山市(芦田川かな)

東京都(河川敷、どこだろう)

どんなにベタだと言われようと、この曲を思い出さずにはいられません。
『打上花火』


⚫リアルとヴァーチャル

いつもnoteのお題ってその場で決めるのです。ですので、やたらと大展開してしまったりして、投稿時間が遅くなったりします。きのうは大展開の部類です。20世紀(前半)のアメリカ文化って、テーマ大きすぎるでしょう。大学のレポートかぐらい。
自分でも後で突っ込みましたw

今日も大展開するようなテーマですが、できるだけさっくりにしましょう。

『ブレードランナー2049』という映画を見たとき、町の景色はヴァーチャル尽くし。巨大な企業のコントロール下にあって、巨大な美女がヴァーチャル映像で出てきたりして思わず引いていました。新型レプリカントの主人公の恋人は家庭用AI(ヴァーチャルといえるでしょう)で、それも何かちょっと複雑でした。最初のブレードランナーのときはなかったですけれど、今はヴァーチャルな恋愛って決して絵空事ではないですよね。あ、ネタバレはほぼないと思います。
予告編だけ。

もちろん、映画ではそれを是とはしていなかったけれど、現実はそちらに寄っていくのではないかという気分になりました。

この数ヶ月、そんな方向に舵を切る転換点なのかなって思ったりもしていました。ただ、きのう花火をリモートで見ていて、何か突破口があるような気がしました。

それはうまく言えないのですが、リアルが主でヴァーチャルを従に捉えることができるのではないか、ということになります。花火を見るとき、見た後、考えました。

花火はお盆のしるしでもあるということ。
お盆という言葉で想起する、亡き人に対する個人の限りない記憶があるだろうということ。
そして、花火を上げている人のこと。
夏というものに対して持っている個人の重層的なイメージ。
一緒に見られたらと願うリアルな相手のこと。
自分と、誰かの人生のこと。
それが重なっていること。
幸福もつまづきも、喜びも悩みも。
そして今ある世界の受け止めかたも。

そこはヴァーチャルを超える部分もたくさんあるのではないかと思います。

ただ人が、与えられる情報を自分のものだと信じて、想像したり考えたりすることを手放してしまえば、その限りではないでしょう。

花火から、そんなことを考えました。
でも単純に、浴衣にまとめ髪、Nuta designさんのかんざしを差して、そわそわとよそいき気分で出かけたいというのが一番なのですけれど。

うふふ(妄想)。

⚫お籠りクラフトとばら

クラフトは赤いイヤリングです。
なぜか赤と青を交互に作りたくなるのですね、最近。赤はヴァイタルな色だからかもしれません。

ばらの葉は今日は元気がない気がします。花火を見たら、寂しくなってしまったのかな。

ここは東京の片隅です。
それではまた、ごひいきに。

おがたさわ
(尾方佐羽)

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