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ゆるい生き方

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若手が経営幹部にITを伝授する「逆メンター制度」で思い出したこと

若手が経営幹部にITを伝授する「逆メンター制度」で思い出したこと

資生堂の「若手が役員にITを教える」取組みをしているという話を聞いて、へー、そういえば私もやってたなーってこと思い出した。私も役員に対して教室開いて指導していたのでした。

私はRKBに入る前、実はIT機器のインストラクターをやっていた。いわゆる「ワープロ」だ。パナソニックのインストラクターとして九州中を回っていた。今は誰でも当たり前に触っているキーボードだけど、当時は特殊な仕事の人しか触ったこと

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私のテキトー受験記と懺悔

友人たちの子どももずいぶん大きくなって、受験やら進学やら親は気を揉むばかりで大変よねー、と他人事だから遠い目で眺めていた。

先日、受験生を抱えるうちのスタッフと話をしていた時、なんとなく自分の話をしたら「えーっ!ありえん!それ結構ひどいですよね!!」と言われて、そうかと思った。
笑い話のつもりだったけど、彼女の言うように親目線で見たら確かにひどいな。いやいや、そう考えるとうちの両親ってずいぶん心

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踏み出すのは億劫なんだけど、やっぱりよかったの繰り返し

踏み出すのは億劫なんだけど、やっぱりよかったの繰り返し

自分でもホントずぼらだなぁと思う。
すぐにめんどくさくなって、どうやって止めようかと考えている。
自分で申し込んでおきながら、、、

ピンときたセミナーやイベントごとは、割とすぐに申し込むタイプ。わ、面白そう、と食指が動くその勘は大切にしている。

なのに、だよ。

その時がやってくると、申し込んだ時の勢いはすっかり消えていて、どうやってサボろうかと考える自分がいる。特に、聴くだけのセミナーではな

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人生はやっぱり「行き当たりバッチリ」

人生はやっぱり「行き当たりバッチリ」

昨日オモシロイ人と出会って、何か楽しいことが起きそうだなーと、ひとりニヤニヤしています。

なんでこんな出会いに繋がったんだっけ?と振り返ってみたら、相変わらずいろんなことが「あざなえる縄のごとし」重なり合って、イマココ状態になったと感心する。

私自身は特に計算してないし、目の前の楽しいことに向かっているだけなんだけど、こうやって結局またオモロイことに繋がって行くのが「行き当たりバッチリ」で、人

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配慮と思っていたのは実は上から目線ではないかと気づいたこと

配慮と思っていたのは実は上から目線ではないかと気づいたこと

伯父の葬儀に行って、久しぶりに従妹家族に会った。従妹と会うことはこれまでも時々あったが、ファミリーに会うのは10年ぶりくらいか。夫婦と高校生の双子の子どもがいる4人家族だ。

実は彼女の夫は車椅子に乗る障がい者。事故で脊髄を損傷し、首から下がほとんど動かない。そんな彼と結婚すると従妹が言い出した時は驚いた。
伯父はずっと反対していたが、それを6年もの時をかけて説得し、結婚までこぎつけた従妹にはもっ

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ダイバーシティが当たり前の高校時代

ダイバーシティが当たり前の高校時代

先日の恩師祝賀会に続いて、今度は転校する前の高校の部活の集まりがあり、思わず青春時代を思い起こすことになった。あんまり後ろを振り返るのは好きじゃないんだけど、強制的にでもこうやって時々思い返すことも悪くないのかなと思う今日この頃。

この日、現役高校生の言葉にハッとした。「この学校のいいところはどんな所ですか?」と聞かれた答え。

「頑張る人をバカにしないこと。それから多様性を認め合うところです。

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出世しなくても素晴らしい人生がある

出世しなくても素晴らしい人生がある

数年前、高校時代の恩師が退職されるとのことで、同級生で盛大なパーティを開いた。そして、その時の先生の挨拶に胸が震えた。

「私は36年間、ただ授業に専念し、生徒と共に過ごしてまいりました。平凡に徹し、右顧左眄しなかったことが私のささやかな誇りです。そして教え子たちが、私をどんどん乗り越えて大きく成長した姿を見るのは何よりも嬉しく、教師としての喜びでありました」

私たちを担任した頃の先生は、まだ若

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キラキラして見えるのは、あなたがそう見ているだけ

キラキラして見えるのは、あなたがそう見ているだけ

キラキラは一瞬の点でしかないオットからは詐欺だとよく言われる。
外ではシュッとして見えるらしく、そのようなことをよく言われるので。

背筋を伸ばしてスッスッと歩くので、自信があるように見えるらしい。
それ、母親の躾とマーチングのお陰。

写真を撮る時サッと笑顔が作れるのは、昔MCをやっていた時に叩き込まれた条件反射のようなもの。

たくさん女性が集まるイベントを企画することも多いし、私自身もキラキ

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父の遺産を全部もらった彼女は鬼ババなのか つづきの最後

父の遺産を全部もらった彼女は鬼ババなのか つづきの最後

父親からの電話はこうだ。
新しい家は、もし自分が亡くなったらトモコさんにあげてやってくれというもの。少し声が上ずってる気がした。勇気を振り絞って話している感じ。いやいや、もちろんだよ、どーぞどーぞと、私は答えた。いやだって、これだけ色々お世話してもらっていて、有難くて、それくらいの価値はあるし、父親の申し出はごもっともだと心から思った。

子どもの頃から常に両親に言われていたことがある。「お父さん

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父の遺産を全部もらった彼女は鬼ババなのか つづき2

父の遺産を全部もらった彼女は鬼ババなのか つづき2

母が亡くなって、父は軽いパニック障害になっていた。ほんの時々だけれども、発作が起きることがあった。これは不安症とも言って精神的な病気。メンタルヘルスの勉強をしたこともある私は、人間のストレスの最大の原因が「配偶者の死」だということを知っている。いつも明るく気丈にふるまっている父だけれども、母の死というのは、私の想像を超えたストレスだったんだろうと思う。その関連かどうかはわからないけれど、めまいが少

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父の遺産を全部もらった彼女は鬼ババなのか つづき

父の遺産を全部もらった彼女は鬼ババなのか つづき

父の彼女トモコさんはサバサバした人だった。ずっと共働きで働いていて、息子が一人いた。夫を突然死で亡くしてしばらく泣き暮らしていたけれど、年齢が早期退職年の55歳になったことで、新しい人生を始めたいと会社を辞めて婚活していたのだそう。

この間まで働いていたビジネスウーマンだけあって、専業主婦の母親とは違い経済の話題に明るかったのも、私とウマが合ったところ。

専業主婦花盛りの時代にあって、ずっと働

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父の遺産を全部もらった彼女は鬼ババなのか

父の遺産を全部もらった彼女は鬼ババなのか

先日、たまたまトモコさん(父の彼女)の家の近くに行ったので、特段用はないけど立ち寄ってみた。他人から見ると、ちょっとヘンなのかなぁ。でもトモコさんとはなぜか気が合う、えせ親子のような友だちのような。そんなトモコさんとの経緯をちょっと振り返ってみた。

父が婚活していると知ったときは驚いた。だって当時父は68歳。母親が亡くなって5年が過ぎていた。

ここでよくあるのが、父親に対して子どもが「もう歳な

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