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私も皆もすきなもの。

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本、音楽、旅。 無くても生きていけるけど、私の世界を彩ってくれるものたち。
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おばあちゃんのクローゼット

おばあちゃんのクローゼット

私の祖母は、「オシャレすること」と「女らしく振舞うこと」をとても大切にしていて、娘である私の母にも、しょっちゅう「口紅くらい、いつもしておきなさい!」と口癖のように言っていた。

そんな祖母は今となっては入院生活を送っていて、さらにこの状況下、気軽に面会もいけないから、味気のないであろう病院生活を励ましたくてもそれができないのが心苦しい。

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先日、主が居なくなってしまったクローゼットを、

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こういう時代だからこそ大切にしたい

こういう時代だからこそ大切にしたい

村上春樹訳のスコット・フィッツジェラルド「グレート・ギャツビー」を振り返って。

今回は内容についてではなく、
翻訳家であり作家の村上春樹さんが後書きでも語っている「言葉の難しさ」から考えていきたいと思います。



「グレート・ギャツビー」は村上春樹さんが人生の中で出会った重要な3冊の中の1冊に当たるそうです。

当初の予定では、そんな彼にとって大切な本を、老後の趣味として盆栽を細々と続けてい

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「本を読むこと」「図書館に通うこと」 ~好きなコトの分解してみた

「本を読むこと」「図書館に通うこと」 ~好きなコトの分解してみた

本を読むことが好きです。

だけど、年がら年中読んでいるかと言われればそうではないし、例えば移動中なんかは本を読むより窓から景色を眺めていることのほうが多いです。

自分の気質上、好きなこと=ずっとやっているにはならないところがあります。



好きなことはいろいろあるけど、今日はなぜ本が好きなのか考えてみます。

まず、なんで好きなのかパッと考えてみたとき、

本は「自分の知らない世界に連れて

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過去に執着しない ~出会った数々の作品から考える

過去に執着しない ~出会った数々の作品から考える

私はひと時代前を舞台にしたアメリカの映画を観ることが好きです。

ミーハー傾向強めなので(笑)、どの監督のこの作家の…とか、

語れる知識は持ち合わせてないのですが、

Netflixだと、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」、「クイーンズ・ギャンビット」、
最近はスコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」を再読、同作家でいえば「ベンジャミン・バトン」あたりは大好きな世界観です。

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