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過去に執着しない ~出会った数々の作品から考える

私はひと時代前を舞台にしたアメリカの映画を観ることが好きです。

ミーハー傾向強めなので(笑)、どの監督のこの作家の…とか、

語れる知識は持ち合わせてないのですが、

Netflixだと、「キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン」、「クイーンズ・ギャンビット」、
最近はスコット・フィッツジェラルドの「グレート・ギャツビー」を再読、同作家でいえば「ベンジャミン・バトン」あたりは大好きな世界観です。

80年代ファッション、レトロ、といった流行があるように、

当時の文化ってキラキラしていて、お洒落。

当時を舞台にした作品に出てくる人たちってまさに「アメリカン・ドリーム」の真っ只中を生きている、自信に満ち溢れていたことが描写されているものが多い…こんな理由で好きなんです。

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当時の世界を生きてみたかったなー。

無意識に過去の時代への憧れの反対側が現在への不満みたいな思考回路になってたりして。

実際、「昔はよかったのに」「前はこうだったから、こうあるべき」とかってよく聞きませんか。

映画「ミッドナイト・イン・パリ」では、

2010年から1920年代にタイムスリップした主人公がその時代を生きる女性と出会い、

黄金時代と呼ばれるパリを謳歌します。

さらにそこから2人は、1890年代までタイムスリップします。

1920年代を生きる彼女は、ベルエポック期と呼ばれた芸術が大いに繁栄していた1890年代を気に入り、1920年代には戻りたくないといいます。

主人公は、いやいや、自分は1920年代どころか2010年から来てるんだけど…ってなっちゃいます。

いつの時代を生きていても、人って現状に満足できない生き物なんですね。

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少し関連した話ですが、

ベストセラーの「嫌われる勇気」で説明されているアドラー心理学では、

「原因論の否定」が説明されています。

つまり、「過去の失敗があるから、今もうまくいかない」のではなく、「今もうまくいかないのは、過去の失敗を理由にしている」だけだということです。そこに直接的に過去のことがかかわっているわけではないんです。

私も前までは過去の体験が行動の動機になることが多くありましたが、

そこに執着しすぎるのも良くないなと。

「今・これからを考えて生きる」ってやっぱり大事ですよね。

 #大学生  #休学  #インターン  #読書  #映画  




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