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多様性〜人と森のサスティナブルな関係

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2021年出版『多様性〜人と森のサスティナブルな関係』に関する記事や書評を集めています。
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書評   「多様性」   by  藤森隆郎さん

書評 「多様性」 by 藤森隆郎さん

藤森隆郎さんは、1938年生まれ、日本を代表する森林生態学者で、国際的にも活躍をされた方です。「気候変動枠組み条約政府間パネル(IPCC)」が2007年にノーベル平和賞を受賞したことに貢献したとして、IPCC議長から表彰を受けられています。
2010年の日本森林再生プラン実践事業の際に、私は藤森さんと数回に渡って交流させていただきました。
藤森さんは、現役引退後も熱心な活動をされており、2015年

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国有林ではじめての屋根型基幹道を視察

国有林ではじめての屋根型基幹道を視察

北海道鶴居村、岐阜高山など、すでに10年以上、その機能性と耐性が実証されている屋根型森林基幹道。昨年、天竜地域の国有林で、既存の林道を屋根型に改修する事業が行われました。

https://www.rinya.maff.go.jp/kanto/sidou/attach/pdf/kanto_presentation-83.pdf

この事業を専門的に助言・監修した高山の長瀬さんの仲介で、今回、視察す

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フランウッド -柔らかいスギ材をチーク材並みのハードウッドにする (7月1日に森づくりに関して基調講演)

フランウッド -柔らかいスギ材をチーク材並みのハードウッドにする (7月1日に森づくりに関して基調講演)

アイキャッチ画像:furanwood.com より

知り合いの紹介で、とても興味深い木材ベンチャー企業の会長と社長に出会いました。柔らかいスギ材をハードウッドにする技術を開発し、製造・販売を始めた岡山県津山市の企業です。会長は小原冨治雄さん、社長は髙橋ひかりさん。
https://furanwood.com

フランウッドは、フラン樹脂という純植物性の原料を木材に注入し、スギの木目の美しさと形状

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自然の多様性を人間らしく抱きとめるからシンプルになる

自然の多様性を人間らしく抱きとめるからシンプルになる

自然は多様なで複合的に絡み合って生きてきる。人間もその一部。

しかし自然から分離独立した人間は、自然のなかのつながりや連関性は意識せず、自然を分解分離し、必要なものだけ搾取的に抜き取って、もしくは多様な自然を単純なものに改変することで、経済成長してきた。一方で、少数であるが、自然の多様性や複合性に敬意を払い、自然の許容範囲のなかで自然の恵みを活用し、自然と共に生産活動や創作活動をしている人たちも

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基調講演「道を基点とした森林業」

基調講演「道を基点とした森林業」


岡山県津山市で開催されるDesign the Forest ミニカンファレンスで、フランウッドの小原会長と一緒に登壇します。講演会の部分をオンラインで提供できることになりました。

https://michi-shinringyo.peatix.com

2024年7月1日(月)13:30-15:30

13:30- 15:00
基調講演「森林基幹道を基点とした多機能な森林業」 池田 憲昭(

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KANSO, SHIRO共同企画: 森から住まいへ、森づくりからものづくりへ 〜多様性をシンプルに楽しむ 2024年7月9日

KANSO, SHIRO共同企画: 森から住まいへ、森づくりからものづくりへ 〜多様性をシンプルに楽しむ 2024年7月9日

イベント案内・申込み: https://kanso-shiro.peatix.com/view

多様性をシンプルに楽しむ
独シュヴァルツヴァルトを拠点に日欧をまたいで活躍する森林環境コンサルタントの池田憲昭。秋田の美郷町を拠点に日欧の建築哲学・技術の融合させて、環境建築に取り組む建築士の佐藤欣裕。北海道砂川市を拠点にコスメティックのブランドSHIROをつくり上げた今井浩恵。住む場所も分野も異なる

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【屋根型路盤作設による災害に強い道づくり】

【屋根型路盤作設による災害に強い道づくり】

林野庁による画期的なプロジェクトです。

https://www.rinya.maff.go.jp/.../kanto_presentation-83.pdf

水のマネージメントをしっかりと施した屋根型の森林基幹道は2010年来、北海道の鶴居村や岐阜県の高山市でモデル的に実践され、その機能性・耐久性・災害への強さが実証されていますが、林道や林業専用道路の作設規定では、いまだに正式な規格としては認

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花粉症対策としてスギ人工林の皆伐を推進する政策には科学的根拠がない(国民森林会議)

花粉症対策としてスギ人工林の皆伐を推進する政策には科学的根拠がない(国民森林会議)

3月14日に日本が誇る世界の森林生態学者・藤森隆郎さんとオンラインで対談イベントを開催しました。私がコロナ禍以来開催しているオンラインセミナーではじめて100名を超える申し込みがあり、大盛況で、嬉しいフィードバックもたくさん届いています。

対談のテーマはここ10年あまり日本で推進されている人工林の「短伐期皆伐造林政策」に関して、森林生態学と社会科学の観点から問題点を明示し、構造豊かな多間伐恒続森

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ドイツ視察セミナー 「世界最大の林業展KWFと南西ドイツの森林業・建築・グリーンインフラ・エコワイン」 2024年6月19日〜25日 (ツアー概要書)

ドイツ視察セミナー 「世界最大の林業展KWFと南西ドイツの森林業・建築・グリーンインフラ・エコワイン」 2024年6月19日〜25日 (ツアー概要書)

ドイツ視察セミナー 「世界最大の林業展KWFと南西ドイツの森林業と木材産業」
期間:2024年6月19日〜25日 (現地6泊7日)
開催場所:中部・南西ドイツ
主催者:Arch Joint Vision 社 代表:池田憲昭 https://www.arch-joint-vision.com
現地コーディネート・専門通訳・ガイド:池田憲昭
参加人数:5〜12名
セミナー料金:2450ユーロ(1人部屋

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ナンバーワンではなくオンリーワンを目指す

ナンバーワンではなくオンリーワンを目指す

巷の資本主義市場経済では、多くのプレイヤーが「競争」を原動力にナンバーワンを目指す。競争に勝つために、大半の人たちが有効だと考える方法は、「均質化」して「効率」を高めること。森での原木生産では、単一樹種の一斉林を造って畑のように管理する。木材加工の分野では、作る製品を数種類に限定する。そうすれば「生産性」が高くなり、価格競争に勝ち、利益率も高くなる、と考える。

しかし実際は、そう単純に物事は進ま

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「研究者は自分の垣根を超えて交流しなければならない」 —世界の森林生態学者・藤森隆郎さんと11年ぶりの再会

「研究者は自分の垣根を超えて交流しなければならない」 —世界の森林生態学者・藤森隆郎さんと11年ぶりの再会

今回の来日のハイライト。2021年に出版した私の『多様性〜人と森のサスティナブルな関係』に詳細で心のこもった素晴らしい書評を書いていただいた藤森隆郎さんに、つくば市で念願の再会を果たし、2人だけで2時間近く、親密に、日本の森のことを中心に、いろんな話をしました。

藤森さんの書評:
https://note.com/noriaki_ikeda/n/n0821d5634526?magazine_ke

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皆伐はもう怖くてやれないんです。

皆伐はもう怖くてやれないんです。

先週、林業から製材業、木造建築までトータルで行なっている会社の社長と従業員2名、ならびにそのパートナー会社の社長1人の計4名で日本から来独され、私がアレンジした南ドイツの森と木材クラスターの視察に参加されました。

その会社の社長は、現状の「一斉に伐って、植えて、育てて、また伐る」という畑作的な林業から、自然の力とプロセスを活用した近自然的な森林業へ転換することを考えられていて、森の視察では、特に

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雑木林

雑木林

日本では、「雑木林(ざつぼくりん)」という言葉が、材としてあまり価値がない広葉樹の森を指す言葉として、とりわけ戦後、林業政策的に流布しました。

世界大百科事典にもこう書かれています。

では「雑木」や「雑木林」の語源はどこにあるのか、気になったのでちょっと調べてみました。下記の帝京大学薬用植物園管理室 木下武司のサイトが詳しく書かれていて参考になると思いました。

http://www2.odn

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【谷や沢が多い日本では】

【谷や沢が多い日本では】

今回の熱海の土砂災害では、谷筋の窪地に埋められた盛土(土木工事の残土など)が主要な原因との推測がされている。また尾根を削って造成されたメガソーラーや、雨が降ると土砂を運ぶ川のようになる水を制御できない構造の林道との関連性も議論されている。

いずれも、雨が多く、繊細な地質と土壌の場所では、やってはいけない開発である。私が住むドイツでは、いずれの類の開発も、幸いなことに、法的に許されていない。

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