池田 憲昭 Ikeda Noriaki

ドイツ在住25年以上。森林と木材、建築やエネルギーをテーマに、セミナーやコンサルティングなど、日独を繋ぐ活動をしています。www.arch-joint-vision.com

池田 憲昭 Ikeda Noriaki

ドイツ在住25年以上。森林と木材、建築やエネルギーをテーマに、セミナーやコンサルティングなど、日独を繋ぐ活動をしています。www.arch-joint-vision.com

    マガジン

    • 公共善エコノミー

      クリスティアン・フェルバー著「公共善エコノミー」の日本語版に関する情報です。

    • オンラインセミナー「サステイナブルは気くばり」

      オンラインセミナー「サステイナブルは気くばり」の開催案内です。

    • 多様性〜人と森のサスティナブルな関係

      2021年出版『多様性〜人と森のサスティナブルな関係』に関する記事や書評を集めています。

    • サステイナブル社会

    • 森と木材と建築

      森と木材と建築に関する記事をまとめています。

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    「多様性〜人と森のサスティナブルな関係」イメージスライドショー

    ドイツ・シュヴァルツヴァルトに長年住む森林の専門家が、豊富な知見をもとに、人と森のサスティナブルな関係を描く。 《多様性》をキーワードに、「森づくり」から「地域木材クラスター」「モノづくりと人づくり」「森のレジャー」「森の幼稚園」さらには最新の脳神経生物学に基づく「文明論」まで、軽やかな文章で、わかりやすく多面的に解説。 科学的なデータや知見を踏まえた専門書であると同時に、《多様性》に魅了されてきた筆者の経験や思いがベースにある心に響くエッセイ。 コロナ禍によって、思いもよらず「さなぎ」のような静かな生活を強いられた筆者が、過去振り返り、今後の生き方を思考するために、子供たちの未来のために書いた。 「森の国」ドイツから「森林大国」日本の未来へ送る多様性のメロディ。 販売サイト: https://www.amazon.co.jp/gp/product/B091F75KD3 《著者プロフィール》 池田憲昭 1972年 長崎県生まれ ドイツ在住25年。ドイツ語学文化(岩手大学)と森林環境学(フライブルク大学)の知識をベースに、2003年より、森林、農業、木造建築、再生可能エネルギー、地域創生などをテーマに、欧州視察セミナーのコーディネートやコンサルティング、日独事業のサポート、執筆、と多面的に活動。異文化コミュニケーションセミナーのトレーナーとしても、日独企業の良好な共同作業を支援。2010年より、ドイツの森林官らと、日本の森林事業のサポートとコンサルティングを行なっている。

      • 3度目が起きないように!

        2008年の世界金融危機(リーマンショック)の後、大きな銀行の救済に今後2度と国民の税金を使わないで済むように、2015年にG20は、金融規制を強化しました(バーゼルIII条約)。しかし前回の危機から15年後の今年はじめ、アメリカのシリコンバレー銀行の経営破綻の対応と、倒産危機に陥ったスイスのクレディ・スイスの救済に、再び公的な支援がされています。2015年の規制は十分ではなかった、ということです。 前回の金融危機の後に『公共善エコノミー Economy for the C

        • 『公共善エコノミー』インタビュー記事

          『公共善エコノミー』の翻訳者としてEcoNetworks様よりインタビューを受けた記事が掲載されました。きれいにまとめていただいて感謝です。

          • 『公共善エコノミー』からPPPを再考

            PPPに携われている矢部智仁さんが『公共善エコノミー』に触れて、PPPを再考されている記事です。『公共善エコノミー』はホリスティックなコンセプトで、様々な切り口があることが、大きな特徴で、だからこそ、世界35カ国、170地域、4500会員の大きな運動に発展しています。現在、欧州と南米を中心に、3000以上の企業や自治体、教育機関、研究機関が共感・共鳴のネットワークで繋がり、活動しています。https://www.ecogood.org

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          • ドイツの暮らし〜徒然なるままに
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            環境・CSR情報誌『Vane(ヴェイン)』の記事

            2023年1月10日に開催された『公共善エコノミー』クリスティアン・フェルバー 著(池田憲昭 訳)出版記念イベントに関する記事です。 環境・CSR情報誌『Vane(ヴェイン)』に書いていただきました。

            内山隆さんによる『公共善エコノミー』ダイジェスト

            内山隆さんが、『公共善エコノミー』を読まれ、鍵となるワードやセンテンスを組み合わせて、ダイジェスト版的な記事を書かれています。内山さん、ありがとうございます。

            近自然森林業の先端「リューベック・モデル」 —自然にほとんど気づかれないくらいに自然を利用する

            現在中欧の森林業で推奨され実践されている近自然的森林業は、古くは山奥の農森家や共有地森での択伐施業の実践などに起源があり、学術的にはおよそ100前に、メラーやガイヤーといったパイオニアが基礎をつくりました。 今日では、枯死木や倒木を意図的にそのまま残すなど、自然のプロセスを最大限に活かして、森の複合生態的なバイタリティとレジリエンスを高め、より一層、エコロジーとソーシャル、エコノミーのバランスが取れた森づくりへと進化しています。 その最先端を行くモデル森林が、北ドイツの港

            ドイツ視察セミナー 【北ドイツ・リューベックの自然森施業と木材加工流通 —環境、社会、経済の融合】(5月15〜19日) — LIGNA、自然森施業「リューベック・モデル」、広葉樹材の地域加工・流通、ハンザ都市ハンブルク

            Picture: Knut Sturm 森がもっとも瑞々しく美しい新緑の5月に、世界中から見学者が訪れる北ドイツ・リューベック市の革新的な広葉樹施業の聖地を中心に、視察セミナーを開催することにしました。 オンライン説明会を2回開催します。テーマ、企画に興味がある方、お気軽にご参加ください。 説明会① 3月12日(日)19時より https://luebeck-naturwald.peatix.com/view 説明会② 3月14日(火)16時より https://na

            伊賀の米農家 x ライター x ファシリテーター大森雄貴さんの「公共善エコノミー」レポート

            気候Switchのドーナツサロンでの「公共善エコノミー」に関する先日のイベント。参加者の1人大森雄貴さんが、きれいにレポートにまとめてくれました。

            世界初「市民ソーラーファブリック」設立プロジェクトがスタート 〜公共善エコノミーとCradle to Cradle®を基盤した経営を目指す

            クライシス(危機)はイノベーションを生み出します。 南西ドイツBW州のなかにある人口4380人の小さな町Kirchberg(キルヒベルク)で、意義ある大プロジェクトがスタートしました。市民のお金でソーラーファブリック(ソーラーパネルの製造工場)を設立しようというものです。 この町には、1994年から活動する市民エネルギーイニシアチブ(NPO法人)があります。過去28年間、ソーラーや風力、小水力、バイオガス、木質エネルギーなど、市民出資で地域に再生可能エネルギー施設を数々建

            公共善エコノミー、日本だからこそできる

            公共善エコノミーの考え方とも共鳴する団体「一般社団法人・価値を大切にする金融実践者の会:JPBV」の代表でもある江上広之さんのファシリテートで、2月15日に、オンラインにて「ABD読書会(アクティブ・ブック・ダイアローグ®)」を開催しました。 12人の参加者が、約260ページの『公共善エコノミー』を分担して読み(約30分)、要点をまとめ、それぞれ2分間で順番にプレゼン・リレーをして、最後に対話をする、という新しい読書法です。 私ははじめての経験でしたが、自分が正味2ヶ月く

            「今日の経済は逆立ちしています」

            過去12年間で35カ国175地域、約4500会員の世界的な運動に発展した「公共善エコノミー(独:Gemeinwohlökonomie / 英:Economy for Common Good)」の創設者で、ダンスパフォーマーでもあるクリスティアン・フェルバーが講演会でよく行う、自分の身体を使った定番のデモンストレーションです。 https://youtu.be/dsO-b0_r-5Y 経済(エコノミー)の語源は、アリストテレスが提唱した「オイコノミア(Oikonomia)」。

            SDGsと共鳴する公共善決算

            デモクラシー(民主制)を採用する多くの国の憲法には、経済は公共善や公共の福祉に寄与すべき、ということが書かれています。では、その経済活動の大目標がしっかりと測られて評価されているでしょうか? 現在の経済システムは、企業に決算(財務諸表)を作成して提出することを義務付けています。財務諸表で導き出されるのは金銭的利益です。利益は公共善(憲法上の目標)の到達度を測るための指標になるでしょうか?  私が翻訳させていただいたクリスティアン・フェルバー著『公共善エコノミー』(鉱脈社・2

            ナラ枯れのメカニズムと対策 —意識的に「快適ゾーン」の外で議論したい

            セミナーシリーズ「続・広葉樹は雑木ではない」の最終回は、日本の里山でここ数十年、問題になっている「ナラ枯れ」について、長年研究されている岐阜県森林研究所の大橋章博さんに話していただきます。 2月2日 17:00-19:00 「ナラ枯れについて考える」 大橋章博さん https://koyoju2-6.peatix.com/view ナラ枯れの直接的な原因は、カシノナガキクイムシとこの昆虫が持ち込んでくるナラ菌であることが、科学的に解明されています。温暖な地域で、直径の太く

            「森林リトリート」 オンラインセミナー2月1日

            「.....マルクスと私の違い。マルクスは人類を変えたい。私は個々の人間を変えたい」 ドイツの文豪ヘルマン・ヘッセの言葉です。 ヘッセは、「我がまま(自身の心の奥深くにある神聖なものに従うこと)」という心の羅針盤を持った人でした。彼の作品には、世界を変えるためには、個々人の心の持ち様が大切であるという思想が、共通のメロディとして流れています。 私たちの社会が持続するために必須となっているトランスフォーム(形質転換)。2021年春に出版した拙著『多様性〜人と森のサスティナ

            『公共善エコノミー』のABD読書会(アクティブ・ブック・ダイアローグ®)」

            中欧のロングセラー本の翻訳『公共善エコノミー』は、12月半ば出版からまだ1ヶ月ほどですが、おかげさまで、いろいろ反響が出始めています。 公共善エコノミーとも共鳴する団体「一般社団法人・価値を大切にする金融実践者の会:JPBV」の代表でもある江上広之さんのファシリテートで、2月15日に、オンラインにて「ABD読書会(アクティブ・ブック・ダイアローグ®)」を開催します。参加無料です。 定員15人で先週募集を開始したところ、すぐに満員になってしまいました。ぜひ参加したいという方