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あの日みた…アニメ.マンガ.特撮.SF

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あの日見た星空は本当に記憶のように美しかったのか?昔大好きだったアニメをAmazonやNetflixで見返してみると、作画が古臭くてガッカリすることがある。脳の記憶はその後の新し…
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永井豪原作版:「デビルマン」のインパクト

永井豪原作版:「デビルマン」のインパクト

ウィルスで世界が大騒ぎの昨今、「AKIRA」が世の中の流れを予言のように当てていると言われているが、ワイ的にはもう「デビルマン」の終盤近くの世界観になってきた気がするわ。ウィルス=(デーモン)ということはもちろんあるけど、それに対する絶望感と無力感を引き金にして人々がパニックになっていく様が似てると思うねん。人間の弱さを言い当ててる感じやな。

表題の〝「デビルマン」のインパクト〟とはもちろん漫画

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メーテルとは何者か?

メーテルとは何者か?

【概要】

■メーテルは何をしているのか? ざっくり言うところ「銀河鉄道999に乗って少年と旅をしている。」となる。

■なぜ少年と旅をしているのか? 少年は「機械の体になるため」メーテルが連れて行ってくれると思っている。しかし、実際は「機械の体」=「ネジ」であり何かの部品にされる。(物語的にはもう少し込み入った設定があるのだが、それは別記する。)

■つまりメーテルは〝ネジの材料〟を運んでいる事

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「あとは勇気だけだ!」byサイボーグ009/島村ジョー

「あとは勇気だけだ!」byサイボーグ009/島村ジョー

サイボーグ009の中で一番有名なセリフっちゅうたら、やっぱり「あとは勇気だけだ!」やな。わて、この言葉、これまで新しいことに足踏み出されへん時や、何か大きな決断せなあかん時に、いつも頭の中で唱えてきたんや。

「あとは勇気だけだ!」って言葉、ほんまに魔法の呪文みたいやったわ。やれるだけのことはやった、十分に調べたし、考えぬいた。あとはやるかやめるか?って時、このセリフがわてに勇気をくれたんや。ポジ

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〝ブレードランナー〟と〝トータルリコール〟

〝ブレードランナー〟と〝トータルリコール〟

みなさん、こんにちは。今日は、僕が大好きな映画「ブレードランナー」と「トータルリコール」について、関西弁で語りたいと思います。どちらも、フィリップ・K・ディックの原作を基にした作品なんやけど、全然違う雰囲気があって、ほんまに面白いんや。

まず、「ブレードランナー」について話そうか。1982年に公開されたこの映画は、ハリソン・フォードが主演で、監督はリドリー・スコットやねん。この映画の魅力は、何と

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伝説巨神イデオン:因果地平って…

伝説巨神イデオン:因果地平って…

「今日で最終回のはずやのに?」

当時、中学生やった私はテレビを観ながらだんだんと不安が募っていく。さっきCM入ったから、もう残り後半15分しかあらへんのに、全く最終回らしさが無い…いつも通りの感じでストーリーが進んでる。最終回っていうのはガセやったんかな?きっと来週が最終回なんやこれ!新聞のテレビ欄が間違えたんやー!

「最終回はどんな風に終わるんやろ?」ってテレビつけた約30分前のワクワク感は

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「映画:エイリアン」貨物船ノストロモ号

「映画:エイリアン」貨物船ノストロモ号

http://www.foxjapan.com/alien

1979年に公開された映画『エイリアン』。その中に、貨物船ノストロモ号の船長がマグカップでコーヒーを飲みながらコンピュータのキーボードを叩くシーンがあるんや。エイリアンの時代には、コンピュータはまだ一般にはまったく普及してへんかったんやけど、SFの中では未来の象徴として描かれてた。

この時代のSF映画といえば、『スターウォーズ』や『ス

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サンダーバードで世界規模の裕福さを知る

サンダーバードで世界規模の裕福さを知る

サンダーバードの国際救助隊は、実は大金持ち家族とその周辺の人々だけで運営されているんや。お父さんのジェフ・トレーシーが稼いだ巨万の富が、その運営資金の大部分を支えてるんやで。だからこそ、トレーシー家の日常生活の中には、裕福な暮らしが垣間見えるんや。例えば、普段着ている服装やリビングでリラックスしているときの紅茶の飲み方なんか、一つ一つがセレブ感満載やねん。

特に「ロケット太陽号の危機」のエピソー

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勝手に思う〝ゴジラ〟らしさ

勝手に思う〝ゴジラ〟らしさ

個人的には本家を超えた〝シン・ゴジラ〟

ゴジラっちゅう存在は、人間がどうにもできへん物事の象徴やと、わしはずっと思うとるんや。そやから、ゴジラが人間の通常兵器で簡単に倒されてまうようなことがあったら、それはもうゴジラやないと判断してまうねん。例えば、1998年のエメリッヒ版ハリウッドゴジラがF18ミサイルで簡単に倒されるシーンを見た時、「これはゴジラやないな」とガッカリしたんや。

元祖のゴジラ

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“オンライン帰省”と聞いて…

“オンライン帰省”と聞いて…

↑攻殻機動隊 SACの第2話かと思った。いや、ほんまに。この現実って、まるで“オンライン”っていうより、“義体電脳化”帰省ちゃうか?

士郎正宗の漫画を思い出すねん。同人誌時代からずっとリアルタイムで読んでたけど、当時は“フレックスタイム出勤”って言葉すら、『アップルシード』の中でしか出てけえへん未来の話やったわ。それが今や、日本中がテレワークでネット会議。まさに“オンライン帰省”って感じや。ほん

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