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美術教育?

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#アート

なんで美術を?(学習指導要領①)

なんで美術を?(学習指導要領①)



教員にはお馴染みの「学習指導要領」ですが、わりと馴染みのない人も多いことと思います。

※まだ1ページ目の内容しか触れていません。

私の個人的な結論ですが、

美術科はとどのつまり、「美しさ」を見つけるのが上手になるための科目だと考えています。

美しさを見つけるのが上手な人は、愛するのが上手な人だと私は思います。だから、美術科は、「愛するのが上手な人を増やす科目」なのかな、なんて思うんです

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新型コロナウイルス感染症で卒展や展覧会が中止/延期となった学生の作品を対象とした、特設ページをArtStickerで開設。

新型コロナウイルス感染症で卒展や展覧会が中止/延期となった学生の作品を対象とした、特設ページをArtStickerで開設。

 アーティストを直接・気軽にサポートできるプラットフォーム「ArtSticker」(アートスティッカー)を運営する株式会社The Chain Museum(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:遠山正道)は、新型コロナウイルス感染症の影響で、卒業展や展示イベントなどが中止/延期となってしまった美術系学生の作品を対象に、卒展作品をオンライン上で発表できる企画を開催いたします。
「ArtSticker」

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日本の造形文化の伝統はアートと相性が悪いかもしれない

前口上以前Twitterで「美術鑑賞には教養が必要だ」と言ったら炎上しました。「美術」は「自由学芸(リベラルアーツ)」つまり西洋における教養科目に数えられる一制度の訳語なので、僕はそんなことは当たり前だと思っていたのですが、たしかにふつう、学校で「図画工作」は習っても「美術」は習いません。これは明治時代のいわゆる「文明開化」のときに日本が西洋の「美術」という制度を輸入しようとして失敗したからです。

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「自由な表現の場創り」 Q&A その1

「自由な表現の場創り」 Q&A その1

2019年から こどもたちがより自由に表現できる場を考える芸術教育研究会、UMUMアートラボeduを定期的に開催しています。
これまで幼稚園教諭、保育士、学童支援員、栄養士、こども教室の講師やオーガナイザー、教科書出版社の方など、たくさんの「こどもとアート」に関わる方が参加してくださいました。

1/11(土)、2020年1回目のアートラボeduを開催しました。
この日のメニューは、UMUMのアト

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アート鑑賞のススメ その①

アート鑑賞のススメ その①

休日になると何をするかというと友人や恋人と食事や旅行へ出かけたり、スポーツをしたり、お酒を飲みに行ったり様々な娯楽がある中で、お勧めしたいのが美術館や博物館へ行くことがあります。

芸術を鑑賞するのはハードルが高いように思えるし、有名な画家の書いた綺麗な絵、気味の悪い絵や風変わりな芸術家の作ったどことなくヘンテコな物体や変わった作品、様々なアートと呼ばれる物体。

美しいものならともかく、ヘンテコ

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