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第三次世界大戦が世の終わり?

その界隈では、今回のウクライナとロシアの戦争が聖書の黙示録にある世の終わりに起こる事ではないかという話があるようだ。

黙示録とは、イエス・キリストの弟子であるヨハネが将来起こることの啓示を受け綴った内容である。主の日や再臨という言い方もするのだが、そのときに起こることが世の終末に起こることだと言う。

この黙示録は文字通りに読んでしまえば、とても恐ろしい内容が書かれている。

海から7つの頭と十本の角を持った獣が登場し、国と国が争い、太陽が血に染まって落ち、天から星星も落ちて、燃える山が海に落ちるらしい。天変地異のオンパレードでまさに世の終わりだろう。

しかし、そんなことがあった後に多くの人々が山に集まってくるという。いよいよ摩訶不思議アドベンチャーだ。

この矛盾から誰もこの黙示録は読めるものがいなかったわけだ。


実はこの黙示録はすべて例え話で書かれている。
というのも、今から2000年前、イエス・キリストという人が現れたわけだが、この人が創造主である神様の御心を伝えに来た代言者だった。

その時に、将来起こる世の終わりにある事、神が与える天国の秘密についてをたとえ話で彼は語った。
当時の人々には、このたとえ話が全くわからなかった。その結果、彼は異端者として処刑をされた。

その後、彼は復活を果たして弟子との時間を過ごしてから天に還るわけだが、その後ヨハネに書かせたのがこの黙示録らしい。
しかしこの内容もたとえ話のため、当時のヨハネも意味がわからずにただ指示されたままに書いたようだ。

ではこの内容がいつわかるのか、である。

イエス・キリストはこの例え話について、もはやたとえでは語らずはっきりと告げる日が来ると約束を残していかれた。

つまり、事が起こるときがその時である。

そのために常に目を覚ましていなさいと警告しているのだ。盲人(知識の無いもの)にはこの日がわからない。

では今回のウクライナとロシアの戦争が勃発し、第三次世界大戦も時間の問題ではないのかという噂も囁かれているこれが世の終わりなのか?


たしかに国と国、民族と民族が争うと書いてあるがここだけ字面通り読んでは違和感を覚える。

先程述べたように、この黙示録はたとえ話で語られている。字面通り読むと明らかな矛盾や道理に合わないことだらけだからだ。

さらにイエス・キリストは、この戦争が起きても慌ててはいけないと語った。
ウクライナの状況をみれば急いで逃げなければならない。

さて、世の終末とはなにが起こるのだろう。そして今が世の終わりなのだとしたら、私たち人々がどうすれば
いいのか。この先、人がどう歩んでいくべきなのか。

この議論について、アジア8カ国の代表者がオンラインで集まるらしい。そして平和を考えるこの講演会を通してひとつになるとするならばこれほど大きな平和への第一歩はないと、私は思う。


※このイベントはすでに終了いたしました。

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