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プライドを捨てて、真の聡明さに目覚める話。

わたしたち大人って、「人に頼らずに生きること」に価値を感じすぎてるフシがあると思うんです。

生きてることの意味や人生の目的を「他人に頼らずに自分の力で生きること」に設定せざるを得なくなってる人もたくさんいるよね。


「頼る」ということが「迷惑をかける」こととイコールだと信じきっている人もたくさんいると思うし

人に頼ることがひどくかっこわるいことのように、家庭や学校で教育されてきた人も多いと思う。


でも、わたしたちが本当にやりたいことをやろうと思ったときや 不安や恐怖の渦に陥ってしまったときに、わたしたちを真に救ってくれるのは

何事もひとりの力で解決しようとする強さ(頑固さ)というよりは、

恥もプライドも捨てて、誰かに「助けてほしい」と言える勇気なんだって、これまで多くの賢者たちが教えてくれているんですよね。



そりゃあさ、誰の助けも借りずにピンチを乗り切ることができたらかっこいいかもしれないよ。

一人の力で愛する人を守ることができたら、そりゃ素敵かもしれない。


でもそれって本当にそうなのかな。

何でもひとりできることが尊いことだって、実は誰かに刷り込まれて思い込まされてるだけかもよ。

っていう視点を持ってみるのはどうだろう。



だってね、ひとつ事実として、この社会ってわたしたちの不安や恐怖を食べて大きくなっていく仕組みになってるの。


だからわたしたちは「ひとりの力でなんでも出来なきゃやばい」って、

いつも不安や恐怖や焦りを心の中に持ち続けるように、子どもの頃から教育によって設定されてるんだよね。



「助けてください」が言えると、安心の中で生きられるようになるんだけど

みんなに安心の中で生きられると経済が発展しなくなるから、

わたしたちは、困ったときや夢を叶えたいときに素直に人に助けを求めることのできる人になるような教育はされてこなかったの。

いつも自分の足りなさに怯えて、その足りない恐怖に自分ひとりの力で耐えるように設定されちゃったの。



でもね、(いつの世もそうなのかもしれないけど)今っていろんな恐怖の展開が差し迫っているように言われてるじゃない。

何年か前に流行った疫病のときもそうだけど、経済の崩壊とか自然災害とか国際問題とか、社会レベルで大きな変化があるとかないとか。。


まあそうじゃなかったとしても、個人レベルでだって、いつどんな変化が起こるのかわからないのが人生というもの。


そんな変化が起こるとき、

わたしたちを救ってくれるのが、今まで背負わされてきたプライドを捨てるという聡明さを持つことなんだとおもうんです。

本当の聡明さって、恥をおそれずに自ら愚者のふるまいができることなのかもなっておもうんです。


逆に言うと、人生で時々おとずれるピンチや大変化って、

今まで「正しくあろう」と一人で頑張ってきた人に、他人に(特に一番頼っちゃいけないと思っていた人に)頼る機会を与えてくれる天からのギフトなのかもしれませんよね。


わたしたちのプライドとか「恥をかいちゃいけない」という信念のようなものって、

これまでかたときも離れずに自分の中にいた存在ですから、手放すときって相当痛いんですよね。


でも、知らず知らずのうちに背負わされていたプライドや偽りの信念に自分でちゃんと気がついて、

正しくもないかっこよくもない、強くもなければ輝いてもいない善人でもない、人の力を借りながらでしか生きられない自分というものを受け容れて生きると決めると、今まで敵だった世界が優しく柔らかく、微笑んでくれるんすよね


そもそも最初から、自分ひとりの力でなんて生きれてなんかいないんだから。

もー諦めて、安心の世界で生きなさいな。

そんなことを改めて言われているような気がして、今日はこんなnoteを書いてみました。


それではまた。

ご清聴誠にありがとうございました。



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