マガジンのカバー画像

へいへい日記

31
へいへいって思った日記
運営しているクリエイター

#シュール

隣りの会話の行方

隣りの会話の行方



今日は姉と久しぶりに慣れない足でカフェに行った。
姉はパフェが食べたいという理由でカフェに連れ出してくれたのだ。

パフェを待っている間も、食べている間も、私たちには特に話す内容がなかった。
静寂な二人とは対照に、隣りの二人の20代の女性たちは大変に盛り上がっており、その会話がどんどんこちらへせまってきた。

彼氏の話、合コンの話、結婚年齢の話、貯金の話。

盛り上がっている二人の話はどこにで

もっとみる
2019

2019



新たな始まりの区切りをどこで決めるのかということは私にとって大変ネックな問題です。

2019年になりました。

昨年のnote、
https://note.mu/nekton/n/n9ac2f68eaaa7?magazine_key=m8abe7fa1fb30

読み返しました。
多くの人には見つからないながらに描き続けた年になったと思います。

Instagramに関しては、誰にも内緒で作

もっとみる
Draw and then realize

Draw and then realize



今日は的外れなことばかり書きます。

私が絵を描くようになったきっかけは、社会と向き合った瞬間の違和感から始まります。おそらく大学に入ってからになります。

それまで向き合ってなかったんかい、と言われると、その通りです。
高校生の時は学校の生活や友達、部活でその他に考える余裕がありませんでした。

それが大学生になり、ふと一人で街を歩いていると、周りの人々に圧倒され、気分が悪くなったのです。

もっとみる
あさってめぐり

あさってめぐり

脳内旅行をしている最中にもうもうと作っておりました、イラスト・ポエムのZINEが完成しました。

作った絵を直ぐに載せたくなってしまう気持ちをおさえ、誰に見てもらえるか分からず作る、という孤独の日々でした。
母ちゃんにも見せてないぜ!
でも作ってみてスッキリしております。

日々をめぐる中で出会う気づきをイラストと言葉でZINEにまとめました。
「あさって」という一つ飛ばした見えない世界に思いをめ

もっとみる
Time to think

Time to think



戦後73年の夏が静かに近づいている。

学校を出てから、戦争について考える時間が格段に減ったように思える。
戦争について触れてくれる先生もいなければ、扱っているテレビもいつやっているのか分からないまま見ずに今日を迎えた。迎えてしまった。

小学校の時、おじいちゃんが満州開拓団として満州に渡った話を、講演会で村のみんなの前で披露した。
私はその時のおじいちゃんの姿が未だ忘れられない。いつも真面目

もっとみる
グッモーニンの呪文

グッモーニンの呪文



言葉の聞き間違いは誰もが経験していることだ。

私はその聞き間違いが大変多い(と思われる)。聴力は敏感なほど良いのにも関わらず、言葉が呪文のように聞こえることがよくある。

「もし変な言葉に聞こえても、それを聞き返さなければいいんだよ。聞き返すからややこしくなるんでしょ」と友達に言われた。その通りである。

しかしだ。本当に誰かが言わんとした言葉が聞き取れない場合、その呪文のように聞こえた言葉

もっとみる
切り取って破ってきて

切り取って破ってきて



写真を撮って幸せも悲しみも切り取ることは大変容易な世の中になった。

しかし私たち人間はなんら変わっていない。

それを何度見落としてきたろうか。

今日も君は誰かがSNSにあげた写真を見て「ああ私の現実は、」と一気一憂している。

誰かが切り取った、嘘か誠か分からない、そんな写真に心を支配される。

そこで身動きが取れないでいることは、人間が進化しているどころか衰退させているようにも思える。

もっとみる
alone

alone



一人でいるのに誰かからのメッセージを待っている。

一人でいるときにぐっと押し寄せてくる静かで、暗く青い淀みの中で、上を見上げてみた。

上を見上げても、暗い淀みは消えなかった。

誰かが助けに来てくれるわけでもない。

そうしているうちに誰かからメッセージがやって、

来ない。

ただただ待ちぼうけているこの時間を、フンニャラタイムと名付けよう。

どうでもいいよね。

ああちっぽけな人間だ

もっとみる
何て言うか

何て言うか



おうお休みが終わった。

何をしていたかといえば、散歩と掃除とネットサーフィン。この三本立てを毎日やっていたわけです。

買い物にも行ったけれど、うおおおと人に飲み込まれて心がズタズタになって、前だけ見て帰ってきた。

やあ久しぶりなこんな気持ち。最近は街を、のらりくらり歩いて来れたけれど、こういう時も来ますよね。

TEDで興味のあるものを見まくってみたりして、『想像するために、ケイタイを置

もっとみる
そこから

そこから



作品を見てもらうことすら今の私には出来ない。非難も評価もされることなく、ただスルーされていくんだと思っている。そうやって逃げている。

消費されていくデザインやアートや音楽が、何を残そうとしたのか分からない。

お金を得るために流行に乗っかった作品が評価されている。誰が評価したんだろう?消費者ではないような気がする。どこかでコントロールされている。

一瞬で消えていく作品、この先残そうと思って

もっとみる