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旅先で出来事やおすすめなど。
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#毎日更新

世界を優しくしていくのは、わたしたち。

世界を優しくしていくのは、わたしたち。

犬も歩けば世界遺産に出会う、昼下がりのローマの街。あるトラットリアで、わたしはすっかり落ち込んでいた。

トリップアドバイザーで見つけた、おいしそうなトラットリア(気軽に入れるレストランみたいなもの)。ちょうどお腹がペコペコだったので、引き寄せられるようにお店に入った。

それがたぶん、30分ほど前の話。

わたしのテーブルの上には、最初からセッティングしてあったナイフとフォークがあるだけ。注文を

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秋のはじまりに思い出す、ヴェネチアの夏のこと

秋のはじまりに思い出す、ヴェネチアの夏のこと



水の都として名高いヴェネチア。たくさんの運河があって、その上の橋には、こんな南京錠がちらほらついている。

わたしもゴンドラに乗ってみたかったけれど、ひとり旅だったこと、乗船代があまりに高いことで諦めた。でも、船をこぐお兄さんやおじさまたち、みんなかっこよくて素敵だったなあ。あのボーダーのシャツがほしい。

暑くて逃げ込んだ、世界最古のカフェにて。アイスと生クリームが乗ってるのに、砂糖がたくさ

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恵まれている、ってなんだろう【インド】

恵まれている、ってなんだろう【インド】

はじめての海外旅行で、インドに行ったときに強烈に感じたこと、忘れられなかったこと。

インドより日本のほうが何もかも恵まれているように見えるのに、どうして日本人は楽しそうに生きていないのだろう。
貧困の中で暮らすインド人のほうが、よっぽど幸せそうに見えた。

noteではすでに話しているけれど、わたしは120万円くらいかかる、歯列矯正をしなければならなくなって、本当に悩んでいた。
どうやって生きて

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タイで地獄に落ちた

タイで地獄に落ちた

タイに1週間ほど旅に出たことがある。

わたしはタイ北部、チェンライという街にきていた。チェンマイよりさらに北、ミャンマーとの国境付近に位置するその街の観光客は、欧米人が7割、中国人が3割、あと日本人が、わたし。本当にそれだけだったように思う。

ガイドブックにもほとんど載っていないような街にわたしが訪れた理由は、ひとつ。

白の地獄寺との異名を持つ寺院、ワットロンクン 。ここにどうしても行ってみ

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青春18きっぷ

青春18きっぷ

昔は時間だけがあって、お金がなかった。
いまもお金はそんなにあるわけではなくて、でも時間だって余るほど持っていないのに。

どうしてわざわざ青春18きっぷの旅なんて、遠回りな旅を選んだのか。

たぶんわたしは、旅の移動が大好きなんだと思う。

旅の醍醐味と言えば、観光地を巡ること、その土地ならではのご飯、そして買い物。そんなところがメインだと思うし、わたしも全部大好きだけれど。

一番好きなのは、

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あの夏のベネチア

あの夏のベネチア

ただ街並みがとてもかわいくて綺麗で、自分から迷子になってしまう街、ベネチア。

実はヨーロッパの街並みがそこまで好きな訳ではないのだけれど、ベネチアでだけは何も考えず、手放しではしゃぐことができたのを覚えている。

イタリアジェラート紀行

イタリアジェラート紀行



ベネチアのサン・マルコ広場にて。
ピスタチオとチョコレート、甘々の組み合わせ。ジェラートのなかでもピスタチオ味を色んな人におすすめされたのだけれど、納得のおいしさ!濃厚で、豆の味がしっかり香って、本当においしい。ちなみにこのあと手がベタベタになる。

ベネチアのブラーノ島で食べたレモンジェラート。
見た目の濃厚さに似合わずさっぱり系でおいしかった。コーンのチープな感じがまたいい。

フィレンツ

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世界は繋がっている

世界は繋がっている

タイ北部、チェンライ。洋館風のおしゃれなそのカフェには、メコン川をのぞめるテラス席がある。メコン川は、中国、ミャンマー、タイ、ラオス、カンボジア、ベトナムの東南アジア全体を流れる川だ。

そう。知識では知っていたものの、それを実感したのは初めてだった。ベトナムでみた川が、タイにもあるなんて。

日本以外のほとんどの国は、大地や、森や川で繋がっている。知ってはいたけれど、実際に目にすると不思議な気持

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