タイで地獄に落ちた
タイに1週間ほど旅に出たことがある。
わたしはタイ北部、チェンライという街にきていた。チェンマイよりさらに北、ミャンマーとの国境付近に位置するその街の観光客は、欧米人が7割、中国人が3割、あと日本人が、わたし。本当にそれだけだったように思う。
ガイドブックにもほとんど載っていないような街にわたしが訪れた理由は、ひとつ。
白の地獄寺との異名を持つ寺院、ワットロンクン 。ここにどうしても行ってみたかったから。
タイに訪れたのも、一番の目的はここだった。
もしもわたしが生きたまま死んだとしたら、こんなふうに手を伸ばすのかな。
この日は怖いくらいに空が青くて、地獄の白を際立たせた。
悲しみや苦しみを映す時に、月のない夜より、晴天の空のほうがより一層悲しく見えるのは、どうしてだろう。
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正直ちょっとチープな感じは否めなかったけれど(笑)、それでも良い寺院でした。
チェンライは、バンコクから直行便が出ています。
また、ワットロンクンはチェンライのバスターミナルから簡単に行けるので、興味のある人はぜひ行ってみてください!
世界はそれを愛と呼ぶんだぜ