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デンマークでの気づき

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デンマークで得た気づきを綴っていきます。
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#杖

自分自身の才能を知る

自分自身の才能を知る

 デンマークでは、ヴィルヘルムハーツというハンドメイドの杖の職人の工房で半年間、丁稚奉公もした。日本でその杖を広める窓口をしているので、今でもその職人とのやり取りがある。

 先日、「なぜか東京にいると、見えないプレッシャーに襲われて自分を見失いそうになることがある」という感覚を打ち明けた時。職人は真っ直ぐこちらを見て言った。

 「人は自分の才能を活かして、誰かにとっての価値を作ることが大切なの

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循環を創る国

循環を創る国

長期的な視点が大切な「循環」

デンマークで過ごした1年を通して見えてきたことは、様々なことが循環するようにシステムが組んであるし更新されるということだ。

短期的視点ではなく、長期的な視点で。

大きいところでいうと、各々が現時点で「こんな国にしていきたい」という想いから、今自分にできることをやり、次の世代に何を残していったらよいのかを考え、実行し、その次の世代がそのさらに次の世代に残すことを考

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オズモンドとの出会い

オズモンドとの出会い

デンマークで半年間、丁稚奉公をしたハンドメイドの杖の職人にはオズモンドという自閉症の息子がいた。

移り住んだ当日、コーヒーを飲みながら職人たちと話していると、オズモンドが学校から帰宅し

「Hello, I am Osmond.」

と自己紹介してくれた。

自閉症ではいつもと違うことが起こるとパニックを起こしてしまうことがあるが、日本人の男性がこの家に来ることを前もって伝えてくれたようだ。

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自分の家を建てる(2)

自分の家を建てる(2)

自分で選び、責任を持つ喜び

ヴィルヘルムハーツという名のハンドメイドの杖の職人の所に丁稚奉公をすることになり、まず最初の仕事は自分が住むための小さな家を建てることからだった。

デンマークは室温を年中20〜22度の間に保つことが義務付けられており、建築物に関して断熱材の量まで厳しく決められている。

「人が心地いい空間を作るのが大工の仕事」

と、人を何よりも優先するという文化を目の当たりにした

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自分の家を建てる(1)

自分の家を建てる(1)

信じてもらうために、信じる

ヴィルヘルムハーツというハンドメイドの杖の職人の所に丁稚奉公をすることになり、いざ彼と彼の家族が待つ家に移住したその日のこと。コーヒーを飲みながら彼が言った。

「実はNao(筆者の呼び名)が住む家のスケッチを描いていたんだ。キャンピングカーを買おうかと迷ったが、冬は寒過ぎて、過ごせたもんじゃないから…建てた方が良いと思ってね」。

僕は驚きの余り「アメイジング!」ぐ

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