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精神障害について。

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解離性同一性障害/双極性障害、当事者による解説と記録です。
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#解離性障害

解離メモ#19 / 騒がしい教室

□騒がしい教室の中でうたた寝をして居るような感覚。
 ざわめき、話し声、そんな直中に身を置いてる。

東雲が出てこれないので咲です。
中が五月蝿い。

私はわりとその辺りの感情が削られててドライなのでどうともないのだけども。
代わりに転換反応か、右肩がひどく痛む。

マリーが忙しそう。超戦闘モード。
あとからあとから沸いてくる断片への対応だ。

なんか身体のオーラ?が肉体から右側にずれ込んではみ出

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マリーのお部屋へようこそ☆

多重人格者の中には、人格さんごとにお部屋がある方もいるそうですが、うちはそういう話し聞かないよなぁ、って思ってたら、

「あるよ!」

だそうで。

部屋と言ってもうちの内海は宇宙空間のように上下もない空間なのですが、ちょっと不思議な光景を見せてもらいました。

なんというのかな、どちらかというと、テリトリー、と言った表現の方が的確な気がする。
空間にたたずむ居場所。
見えない境界線のその先が誰か

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解離メモ#18 / 体育館にずらり

うとうとしてて。
体育館にずらりと人が並んでいる。

この中のなんの変哲もない男の子がこれまたなんの変哲もない隣にいる男の子に、
「はい、××くん、思い出してください」
と言って、その××くんがなにかを話し出した。

これ、たぶん把握していない人格さんたちだ。
記憶の一部を持っていった子達だと思う。
私は何てことのない記憶まで解離させてきたのだろう、なんの変哲も特徴もない普通の子供ばかりがたくさん

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解離メモ#17 / 誰かの声

□うとうとしてたら声
 「入らないでよ~入らないでよ~オネガイダカラ…」
ひどく干からびたみたいな声が左胸辺りから聴こえてきた。

なにが。

????

声の主に心当たりなし。

解離メモ#16 / 記憶の目線。

なんか不思議とリアルな夢を見てからぐだぐだしとる今。

今日あったことを思い出そうとするが、自分じゃなかったのかよくわからない。
PC起ちあげてお医者に見せるようの人格さん名簿を書いてたのは知ってる。

知ってるのだけど、その記憶の仕方が自分が作業をしている目線での記憶ではなくて、遠くからその様子を見ている角度からの映像の記憶の仕方。

よくあることだけど、解離の不思議。

父親にひっぱたかれた時

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人格ごとの口調や一人称の変化について / 解離性同一性障害(多重人格)

解離性同一性障害とは、人格に同一性がなく複数の人格がみられる障害です。
人格は、強い記憶や感情、トラウマ体験等が基となり隔離断絶され独自に成長を遂げたものとされます。

人格さんたちは各々に性格や価値観が違います。
別個の存在です。
人格が交代すると、態度や口調、一人称も変わります。

ただし、同じ人格さんでも周囲の環境や状況、書き言葉、心の状態気分等々で、態度や口調、一人称が変わります。

たと

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解離メモ#15 / 爆風と猫

□窓の外をぶち叩くみたいな爆風
□亡き愛猫が来て、寝ている私の回りをうろうろす

最近、この、窓を叩く風、というのが多い。
私の外で何かが荒れてるのかな。

疲れる。

人格交代の感覚 / 解離性同一性障害(多重人格)

久しぶりにコラムです。
人格交代時の感覚について書いてみたいと思います。

解離性同一性障害とは、人格に同一性の無い、複数の人格を持つ障害の事です。
解離した人格は、強い記憶や感情、ストレスから、隔絶、隔離され、独自に成長したものとされています。

私の場合、人格交代を起こしても記憶は連続しています。
ですが、連続しているもののそれまでの記憶を自分のものとして認識できません。
交代した人格は、自分

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解離メモ#14 / えのん

家につきまして。

帰りのバスで彼女自身が「えのん」にすると。

名前を決めると少しだけ混乱は落ち着いたよう。
ただ、嗅覚過敏なのか、バスの中が怖かった。
まぁ、不安なのは当たり前か。。

私と彼女でさっきからぐるぐる交代し続けてる。

えのんになると、ひどく吐き気が出てえづくと私に代わってる。

人格の解離の最中なのか、様子がおかしい。

頭が痛い。

与一さんが、スタバだし女子の方がいいだろう

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解離メモ#13 / 変な人が来た

これは怪奇現象の方かもしれない。

酷い眠気で横になったら、頭の上に誰かが来て両肩に触れてなにかをした。
それから、色んな事を話して聞かせてきた。

こういうの、嘘の場合があるから、話し半分か信じないことにしてる。

今日の人には嫌なことを聞かされた。
私の不安を煽るような類いの話し。
涙が出た。

邪魔がしたいのかなと思う。
話すだけ話したら帰っていった。

ちなみに、人格さんとはまた別の存在で

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解離メモ#12 / 幽体離脱

すっごい眠たくて仮眠とったら幽体離脱した。
何度も経験がある。
これも解離の現象の一つとされてるけど、どうなんだろう。

身体から、何重もの壁をいっきに突き抜けて宇宙まで翔んだと思ったら、天井があった。
それ以上突き抜けることができないっていう天井だ。

それから下へ戻って好きな場所ってゆうかスタバに行った。

次第に夢やイメージと交錯していって、暗示的な夢を見て目が覚めた。

変な時間に寝てしま

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解離メモ#11 / 記憶にない記憶

急な睡魔で眠りに堕ちた。

ぎゃん泣きして嫌がり叫ぶ女の子。
「やめて!!」

直後にメモるもすでに朧気にしか"夢"を思い出せない。

二度、繰り返し見たのは覚えてる。

何故か遠距離バスのイメージが一緒にある。

何か、忘れてしまった記憶のように思う。

たぶん、昨日祖母の葬儀で親戚にあって、昔の話とかでたから、何かのフラッシュバックかもしれない。

たくさんのものを捨ててやり直したいとしてきた

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多重人格と言う感覚 / 解離性同一性障害

人格が多数居ると言う感覚はなかなか理解しがたいことだろうなと思い立ち、今回のコラムです。

解離性同一性障害(DID)、いわゆる多重人格とは、人格に同一性がみられない、つまり複数の人格が存在する障害です。

人格は、感情や記憶が隔離断絶され形成、各々に成長したものとされます。

人格さんたちは、それぞれに性格も好みも考え方も違い、外見からは態度や顔つきや声や言動行動が変わります。

*

さて、当

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人格の内的世界:記憶の窓 / 解離性同一性障害

解離性同一性障害(DID)当事者によるプチコラム。
今回は私が垣間観た、人格さん達の世界を少しご紹介します。

解離性同一性障害(DID)とは、いわゆる多重人格のことで、ひとりの人間に複数の人格が存在します。
人格は、記憶や感情が隔離隔絶され形成、独自に成長したものとされています。

人格達は普段は内海と呼ばれる精神世界に身を置いています。
そんな彼らには各々に内的世界が観られます。

各々の部屋

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