ウロメナ

なめろうクラブ名義で絵を描きつつ頭の中はよもやまな事柄に溢れているる関西人 ウロメナ名…

ウロメナ

なめろうクラブ名義で絵を描きつつ頭の中はよもやまな事柄に溢れているる関西人 ウロメナ名義で作品づくりはじめます

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    【Sサイズ】「猫は液体」ワイン猫のPVCポーチ

    【こちらはSサイズです】 のびのび、たぷたぷ。 グラスの中でほろ酔いでご機嫌、ワイン猫たちのPVCクリアポーチです。 カバンの中や机の中でかさばらない、 薄手のチャック式のビニールポーチ。 細々した書類、レシートや領収書といった ちょっとしたものの整理に便利です。 表面にワイン猫たちをプリント、 裏面は印刷なしです。 【商品詳細】 ・カラー:赤ワイン猫・白ワイン猫の2色 ・サイズ展開:S…約18cm×13cm(チャック部除いて約17.5cm×12cm) ・素材:PVC素材 【補足】 ・商品写真の色の見え方は、  ご使用のスマホ・PCの液晶や端末により  若干異なります。  (お手元に取った実物の方が、  やや濃いめに感じられるかもしれません)
    1,000円
    なめろうクラブ
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    さりげなく「kinsyu」Tシャツ

    さりげなく飲めない・飲まないことを胸に掲げるTシャツ、「kinsyu」です。 酒飲みの嫁が「insyu」Tシャツを作った際 (こちらも販売中!) 酔っ払い嫁の送迎係であるハンドルキーパーの夫から「俺は飲めないから、禁酒Tシャツがほしい」との要望があり、作りました。 健康診断に備えて禁酒。 健康診断の結果が悪くて禁酒。 飲みすぎてやらかして謹慎の禁酒。 体質的に飲めないことを、周りにお知らせしておきたい時にも。 ジャケットを羽織れば隠れてしまうような、胸元ワンポイントの「kinsyu」が、飲めない・飲まないあなたをそっとアピールします。 【商品詳細】 ・カラー:スモークブラック 真っ黒ではなく、やや褪せたような黒です。 ・サイズ展開:WLのみ WL(レディースS〜M):身丈64・身巾46・肩巾41・袖丈17 ※各サイズの違いは、商品画像もご覧ください。 ・素材:本体綿100%、リブ部分綿96%・ポリエステル4% ・薄すぎず、厚すぎず、柔らかめのサラッと着れる5.0オンス ・プリント:シルクスクリーン方式
    3,200円
    なめろうクラブ
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    【Mサイズ】「猫は液体」ワイン猫のPVCポーチ

    【こちらはMサイズです】 のびのび、たぷたぷ。 グラスの中でほろ酔いでご機嫌、ワイン猫たちのPVCクリアポーチです。 カバンの中や机の中でかさばらない、 薄手のチャック式のビニールポーチ。 細々した書類、レシートや領収書といった ちょっとしたものの整理に便利です。 Mサイズはマスクも入るので、マスクケースの代わりにも。 表面にワイン猫たちをプリント、 裏面は印刷なしです。 【商品詳細】 ・カラー:赤ワイン猫・白ワイン猫の2色 ・サイズ展開:M…約24cm×16.5cm(チャック部除いて約23.5cm×16cm) ・素材:PVC素材 【補足】 ・商品写真の色の見え方は、  ご使用のスマホ・PCの液晶や端末により  若干異なります。  (お手元に取った実物の方が、  やや濃いめに感じられるかもしれません)
    1,350円
    なめろうクラブ

記事一覧

発達かトラウマか、どちらが白でどちらが黒かもわからぬグレーの中で

発達性トラウマという概念がある。 近年提唱されたもので、子供が育つ過程で、虐待やそれに近しい体験をした場合、発達障害に酷似した精神・身体の症状が出る。 発達障害は…

ウロメナ
2週間前
6

コミュニケーション下手との受容と理解に、努めて打ちのめされてやがて怒りくすぶりルサンチマン

思い出し怒りが久々に湧き出る。 前の職場について。 明日から、新しい職場で働く。前の職場での反省点をおさらいした上で、フレッシュな気持ちで頑張ろう。 そんな前向…

ウロメナ
1か月前
2

2024.6.13 TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション

モダンとは何か。 モダンの言葉で語るものごとのジャンルがあまりに多岐すぎて、モダン=こう、と定義できる単純な言葉ではない。 私が何となく思うのは、「人間が人間らし…

ウロメナ
1か月前
7

赤ちゃんが怖かった話

ここまでくると、本当に駄目だと思った。 まさか自分が、ここまでとは。 先日、友人の赤ちゃんと触れ合った。 そしてとんでもなく失望した。私自身に。 自分が子を持てな…

ウロメナ
1か月前
2

2020年負けを泣きながら認めた日の

メモが、残っていた 2020年の冬だった。人事との交渉は決裂どころか、仕事に対する熱意はおろか組織人としての配慮にも欠けた人事課長側から対話すら放棄された。わたしは…

ウロメナ
1か月前

多忙に耐えない

期間限定でありながら、久々にフルタイムで働く。 限られた人の生活時間を、労働が大半を占めるようになると、家事だの労働以外の活動だの、他のタスクのための時間が、仕…

ウロメナ
2か月前

加害と不器用の境界を教えて

書き殴り 虐待じゃない 昭和の端から平成のこどもは大概こんなもんだったし、親世代はもっと厳しく荒く育てられたのだから、今時の子はなんて幸せね 毒親じゃない 子のた…

ウロメナ
2か月前
1

わたしの4月1日

2020年の4月1日、赴任先の日本海の小さな街から、神戸に帰ってきた。 新型ウイルスの災禍により、街からは、人が消えはじめていた。 わたしからは、仕事がまるで勤め続けた…

ウロメナ
3か月前
1

詩 2024.3.24 深夜

やめてよ そんな悲しげにに歌うの どうしたらいいか わからない やめてよ そんな被害者みたいに歌うの どうしたらいいか わからない まわりも わたしも 覚えのある景…

ウロメナ
4か月前
1

本屋のある街に住むこと

今住んでいる街が気に入っている。 東西に引かれた何本もの電車の線路と、縦横無尽に拓れた道路との間を忙しなく人が入り乱れる地域で、この街だけまるでぽっと現れた湖の…

ウロメナ
4か月前
1

家族はクビにならないけれど

「もし、従業員なら、やる気のない人間はクビになる」 「従業員は、いつも社長に『死ね』『辞めてまえ』って怒鳴られながら頑張っている。甘い。世の中に出たらもっと辛い…

ウロメナ
5か月前
2

詩 2024.2.9 深夜

息ふきかえして 4周分 やっと見つけた ものごころ 物語のない 幽霊と 反射みたいなおののきと みんな疑ってきたでしょう 守るものもないくせに 壊れた装置 止めら…

ウロメナ
5か月前
1

私の10代の読書

は、果たして読書だったんだろうか。 郊外の山に囲まれた実家から、地方都市の街中ど真ん中への、自転車で片道40分かかる通学路。その途中にある地元の大型書店で、市営の…

ウロメナ
7か月前
3

いのちだいじに、わかりますか

「人は誰しも、自分の身体や感情や意見を、大事にされていいんです」 心理カウンセリングの途上で心理士の先生に言われたが、齢36にして、未だ実感が沸かない。 ただ、人…

ウロメナ
7か月前
2

ねこ

猫が人を信頼して甘えたい気持ちを、そのまま人が人を信頼したい甘えたい気持ちに置き換えて、共感や理解を試みることは、なんだかおこがましい気がする。 しかし、猫が飼…

ウロメナ
8か月前

冬の触感のはじめに

季節の変わり目、なんて誰かと和気あいあいと過ごしていて感じるものじゃない。 大概一人でいるときに気づくものだ。 だから、季節の変わり目を感知したときにつきまとう…

ウロメナ
8か月前
2
発達かトラウマか、どちらが白でどちらが黒かもわからぬグレーの中で

発達かトラウマか、どちらが白でどちらが黒かもわからぬグレーの中で

発達性トラウマという概念がある。
近年提唱されたもので、子供が育つ過程で、虐待やそれに近しい体験をした場合、発達障害に酷似した精神・身体の症状が出る。
発達障害は、生まれつき、先天的な脳機能の偏りであるが、発達性トラウマは、後天的な生育環境により、発達障害のような特性や困り事を人にもたらす。

私はそこんとこ、微妙な人間である。
発達障害でみられる症状はあるが(例:不注意、過集中、段取りが組めない

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コミュニケーション下手との受容と理解に、努めて打ちのめされてやがて怒りくすぶりルサンチマン

コミュニケーション下手との受容と理解に、努めて打ちのめされてやがて怒りくすぶりルサンチマン

思い出し怒りが久々に湧き出る。
前の職場について。

明日から、新しい職場で働く。前の職場での反省点をおさらいした上で、フレッシュな気持ちで頑張ろう。

そんな前向きな気持ちに水を差す、前の職場の思い出し怒り。怒りに水は、なんとなく相反する気がするが。怒りって、火のイメージがある。大雨が上がり、昼の陽が明るさを増す窓辺に横たわる私の頭の中は、怒りの炎で照られさてゆき。やめてくれ、こんなみっともない

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2024.6.13 TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション

2024.6.13 TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション

モダンとは何か。
モダンの言葉で語るものごとのジャンルがあまりに多岐すぎて、モダン=こう、と定義できる単純な言葉ではない。
私が何となく思うのは、「人間が人間らしい精神を追い求める活動が、活発した時代」なのだろうかと。

モダンアート•コレクションと題された企画展示室の中に並ぶ作品たちを後にして、皇居の緑と道路標識の青の妙な調和の中を竹橋の駅に向かって歩きながら、何となく、思った。

東京国立近代

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赤ちゃんが怖かった話

ここまでくると、本当に駄目だと思った。
まさか自分が、ここまでとは。

先日、友人の赤ちゃんと触れ合った。
そしてとんでもなく失望した。私自身に。
自分が子を持てないことではなく、赤ちゃんという無垢な存在を素直に慈しめない自分に、失望した。

先日、学生時代からの友人が、一歳に満たない彼女の息子を連れて我が家に遊びに。
私は大歓迎した。
この令和の世、円安やら少子化やらなんやらかんやら、とにもかく

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2020年負けを泣きながら認めた日の

メモが、残っていた

2020年の冬だった。人事との交渉は決裂どころか、仕事に対する熱意はおろか組織人としての配慮にも欠けた人事課長側から対話すら放棄された。わたしはその足でチケットをあらかじめ手に入れていたCoccoのライブに行き、同行の友人とひとしきりライブの感想を明るく軽やかに語り合い、だって美しい歌姫に会った後の時間に、私個人の人生の出来事への悲嘆が挟まれる余地などなかった。そして、すべて

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多忙に耐えない

期間限定でありながら、久々にフルタイムで働く。
限られた人の生活時間を、労働が大半を占めるようになると、家事だの労働以外の活動だの、他のタスクのための時間が、仕事にどんどん圧迫されていく。
体力気力、特に気力の面で頼りないキャパシティしか持たない私の頭は、やることでぎゅうぎゅう詰めの日々にあっぷあっぷしていく。

ぎゅうぎゅう詰めの毎日は、わたしというものを撹拌していく。
わたしが誰であるか、なに

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加害と不器用の境界を教えて

書き殴り

虐待じゃない
昭和の端から平成のこどもは大概こんなもんだったし、親世代はもっと厳しく荒く育てられたのだから、今時の子はなんて幸せね

毒親じゃない
子のためを思って、欲しがるもののうち真に与えるべきものを吟味して、必要なものは与えた 大学だって、根負けして行かせたよ

暴力なんてとんでもない
家族に手を出すことはしない分別ぐらいはありました、分別があったので物に当たったぐらいで済んだの

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わたしの4月1日

わたしの4月1日

2020年の4月1日、赴任先の日本海の小さな街から、神戸に帰ってきた。
新型ウイルスの災禍により、街からは、人が消えはじめていた。
わたしからは、仕事がまるで勤め続けた6年が何事もなかったかのように、呆気なく消え去っていた。

20代の半ばで、自分には心から安心して帰れる場所はなく、かつ、他人と深い信頼と愛情で繋がる能力もないと気づいた。
よって、「ひとりで強く生きていかねばならない」という一心で

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詩 2024.3.24 深夜

やめてよ そんな悲しげにに歌うの
どうしたらいいか わからない
やめてよ そんな被害者みたいに歌うの
どうしたらいいか わからない
まわりも
わたしも

覚えのある景色が
繰り返されるのは
わたしが
変わらないから

寝返りの衣擦れ
聞きながら
もうこれでやめだよ
ギリギリに薄めた安酒

問いなよ その堅実さはなに
ほんとうに あなたなの
問いなよ その奔放さはなに
ほんとうに あなたなの
どっち

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本屋のある街に住むこと

今住んでいる街が気に入っている。

東西に引かれた何本もの電車の線路と、縦横無尽に拓れた道路との間を忙しなく人が入り乱れる地域で、この街だけまるでぽっと現れた湖のように、静かで穏やかな空気が流れている。

静かで、しかし都会の利便性は失われておらず、会いたい人やもの、色とりどりに多様なひとびとに比較的すぐにアクセスできる。

東京には到底及ばないけれど、充分便利な都会。

何より最近気に入っている

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家族はクビにならないけれど

「もし、従業員なら、やる気のない人間はクビになる」
「従業員は、いつも社長に『死ね』『辞めてまえ』って怒鳴られながら頑張っている。甘い。世の中に出たらもっと辛いことがあるのに、子供のあなたは甘い」

中学生か高校生の頃だったか、学校に行きたくない、気分がすぐれないし、身体もだるいと訴える私に、両親はそう言った。
実家は自営業で、肉体労働かつ危険な作業を伴う仕事だった。
だから言葉遣いが荒々しいのは

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詩 2024.2.9 深夜

息ふきかえして 4周分
やっと見つけた ものごころ

物語のない 幽霊と
反射みたいなおののきと

みんな疑ってきたでしょう
守るものもないくせに

壊れた装置 止められず
やっと見つけた そのありか

解り合えない 行き詰まりと
神様みたいな 信念と

みんな歪んでずっといた
守るものもないくせに

慣れ切った冬 幾巡分
とつぜん降り注ぐ まどべのひ

過ちにならぬ すれ違いと
虐げにならぬ 優

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私の10代の読書

は、果たして読書だったんだろうか。

郊外の山に囲まれた実家から、地方都市の街中ど真ん中への、自転車で片道40分かかる通学路。その途中にある地元の大型書店で、市営の図書館で、私は度々本を漁った。

好きな作家が特にいるわけではなかったけれど、江國香織はなんとなく好きだった。
母が持っていた「きらきらひかる」の文庫本を、面白かったと言ったら、母はそれを私にくれた。
健気な少女だった私は、母と同じ本を

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いのちだいじに、わかりますか

「人は誰しも、自分の身体や感情や意見を、大事にされていいんです」

心理カウンセリングの途上で心理士の先生に言われたが、齢36にして、未だ実感が沸かない。

ただ、人間として何かが欠落した、精神がかたわ気味な私なんぞを配偶者にした夫が、私に対して何度も何度も「自分をないがしろにしないでくれ、傷つけないでくれ」と泣いたり怒ったりするからに、どうやら私は私自身のことを大事にしていないと見えるようだ。

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ねこ

ねこ

猫が人を信頼して甘えたい気持ちを、そのまま人が人を信頼したい甘えたい気持ちに置き換えて、共感や理解を試みることは、なんだかおこがましい気がする。

しかし、猫が飼い主の人間を信じきって、ゴロゴロ喉を鳴らしながら、一瞬その美しい毛に包まれたしなやかな肢体をくにっ、とよじらせて腹を見せてくるとき、猫が幸せならば人間も幸せということは確かだ。
猫がどんな気持ちで、何を訴えたくて、人の前でころんちょ、くに

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冬の触感のはじめに

季節の変わり目、なんて誰かと和気あいあいと過ごしていて感じるものじゃない。
大概一人でいるときに気づくものだ。

だから、季節の変わり目を感知したときにつきまとうのは、一人でいるときの記憶だ。

急に寒くなった。
晴れ空の青は、乾いて澄んでいるはずなのにどこか暗い。
鼻の奥をつんとさせる、冷えた大気の臭い。
車が風を切って走る音も、鋭利に聞こえる。
肌に、目に、耳に、鼻に、自分の身体のあちこちに接

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