詩 2024.2.9 深夜

息ふきかえして 4周分
やっと見つけた ものごころ

物語のない 幽霊と
反射みたいなおののきと

みんな疑ってきたでしょう
守るものもないくせに


壊れた装置 止められず
やっと見つけた そのありか

解り合えない 行き詰まりと
神様みたいな 信念と

みんな歪んでずっといた
守るものもないくせに

慣れ切った冬 幾巡分
とつぜん降り注ぐ まどべのひ

過ちにならぬ すれ違いと
虐げにならぬ 優しさと

どうでもよくなってきたでしょう
愛しているからこの今を

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