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#エッセイ部門
2分で読める子育てエッセイ№876『宿題の合間に謎の暗号』
ある日、小4の息子が宿題の合間に謎の暗号をワタクシにくれた。
「お母さん、これ読める?」
なんのこだわりがあるのか知らんけど、ティッシュに書いていたのでヨレヨレ感抜群、そのうえ読みにくい。分かりにくいと言ったら、
「noteにアップするの?」
と息子が大人の事情を察し、ワザワザパソコンに打ち込んでくれた。
息子が作った問題がこちら!
①⏰🍵
②🍃🍵✋🥎
③🕵👓👞⚽
④🍳×🍈�
2分で読める子育てエッセイ№872『ちょっと待ってね、もうひと味、何か足すから』
ある休日、小4の息子イチがこう言い出した。
「朝ご飯のホットケーキまだある?」
・・・あるわけない。ホンの少~し残ったものを置いておくのもね~、そう思って、キレ~イに食べたあと。
「また次のお休みにでもホットケーキ焼くね~」
と言ったけれど、今日の息子は食い下がる。
「材料がないの?」
「あるけど今はみんなゲームしているじゃん。母ものんびりしたい」
と伝えると、さらにさらに息子は食い下がってきた。
2分で読める子育てエッセイ№862『さっきは要らないと言ったよね?』
ある日、朝食に目玉焼きを作ろうと思った。
「目玉焼きを食べる人!」
と家族に訊いたら、まだ寝ぼけ眼の小4の息子に素っ気なく要らないと言われた。
ふーん。
しばらくして、レタスと目玉焼きを1つのせたお皿をダンナの前に置くと、息子にこう声をかけた。
「みて~、お父さんの目玉焼き、メッチャおいしそうでしょ?」
さらに息子の好きなウスターソースをかけてみせた。その途端、さっきは要らないと言った息子が急
2分で読める子育てエッセイ№861『このストローとメロンソーダは息子の味方』
ある日、小4の息子とハンバーガー屋さんに行ったときのこと。店内でバーガーを食べていたら、息子の飲み物、メロンソーダが妙においしそうに見えた。
「一口ちょうだ~い」
と息子に言うと、
「いいよ」
と快く返事をくれた後、こう言葉をつけ足した。
「お母さん、小さく一口だよ」
どきーん。バレてる。
大き目のサイズだからどうせ残すでしょ? だったら一番おいしいこのタイミングで、たっぷり飲ませてよ、と心の中
2分で読める子育てエッセイ№857『イモムシより早く、ハイハイの赤ちゃんよりもうんと遅く』
ある日、おやつをとりに行ったはずの小4の息子イチが、ワタクシを呼ぶ。
「お母さ~ん! ちょっと来て~」
毎度毎度なに? おやつがみつからない?
息子の様子を見に行くと、息子のあり得ない状況に驚いた。
1.5リットルのペットボトルに水を入れ、なぜかその上に乗り、壁づたいにコロコロと転がしながら、ちょっとずつ進んでいる息子。
「なにしてんの?」
ワタクシの頭上には無数のハテナマークが飛んだ。
「ムズ
2分で読める子育てエッセイ№850『斬新な測り方』
ある日、小学生用の教材についていたメジャーを発見。退屈していた小4の息子イチに渡すと、興味津々で遊び始めた。
「僕の頭周りはどのくらいかな」
「背の高さは?」
と自分のあちらこちらを測りはじめた。
「そうそう、それやるよね~。でもイチみたいに髪の毛測るってのはやらなかったなぁ」
しばらくすると息子は
「今、10センチの物を探してるんだ~」
といいつつ家じゅうをウロウロ。それが終わったら
「今度は
2分で読める子育てエッセイ№849『大変混みあっている&スカスカ』
ある日、小4の息子に初めてのミッションを言い渡した。
それは「小さい袋付きのエコバックを畳む」というもの。
「え~、こんなの余裕」
と言いながら始めた息子の行動にワタクシ目が釘付けになった。
小さな袋の方に、本体の袋をギューギューと。なんの躊躇もなく押し込み始めた。
「ひょーっ! 母は畳んで~って言ったの!」
でもだからと言って大して困るわけではナシ、逆にキレイに畳まなければと思い込んで、自分
2分で読める子育てエッセイ№658『聞き間違いセレクション』
休みの日の夕方。
小3の息子がワタクシにペタっと、くっついてきた。
こんな時は、さみしい時か眠たい時。
「昨日遅くまで起きてたから、眠いのかな~」
と思っていたら、突然
「スキ~♪」
と息子が言いだした。
「なんだなんだ、可愛いな」
こんな可愛いことを言ってくれる時期は、果たして、いつまで続くのか。
ちょっピり嬉しくなったワタクシも息子と同じテンションで
「スキ~♪」
と言い返し
2分で読める子育てエッセイ№661『クルクルとコロコロ』
小3の息子がガチャで手に入れたもの。
ボタンを押すと「ピンポーン」と「ブッブー」と音がするおもちゃ。
家計に響かないので、にこやかに言える心からの言葉。
「よかったね~、お父さんに買ってもらったの?」
すると息子は、ワタクシに問題を出し始めた。
「8×8は、なーんだ」
え? ボケなくても大丈夫?
普通に答えたら、息子の顔がパーッと明るくなって、おもちゃのボタンを押した。
「ピンポーン!」