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2分で読める子育てエッセイ 息子の行動編

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2分で読める子育てエッセイ№876『宿題の合間に謎の暗号』

2分で読める子育てエッセイ№876『宿題の合間に謎の暗号』

ある日、小4の息子が宿題の合間に謎の暗号をワタクシにくれた。
「お母さん、これ読める?」
なんのこだわりがあるのか知らんけど、ティッシュに書いていたのでヨレヨレ感抜群、そのうえ読みにくい。分かりにくいと言ったら、
「noteにアップするの?」
と息子が大人の事情を察し、ワザワザパソコンに打ち込んでくれた。

息子が作った問題がこちら!

①⏰🍵
②🍃🍵✋🥎
③🕵👓👞⚽
④🍳×🍈�

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【2分も要らない140文字】つぶやきエッセイ№58「どんな顔して帰ってくるかな」

【2分も要らない140文字】つぶやきエッセイ№58「どんな顔して帰ってくるかな」

小4の息子が遠足。
タイミング悪くワタクシ風邪で味がよくわからない。
「砂糖と醤油はたぶんこのくらい?ささっ」
闇鍋みたいな料理に不安大盛り。風邪が治りかけのダンナに毒見をしてもらい見た目だけはイッチョ前のお弁当を持たせた。

「友達とおかずの交換するんだ~」
息子の言葉にとどめをさされる。

2分で読める子育てエッセイ№872『ちょっと待ってね、もうひと味、何か足すから』

2分で読める子育てエッセイ№872『ちょっと待ってね、もうひと味、何か足すから』

ある休日、小4の息子イチがこう言い出した。
「朝ご飯のホットケーキまだある?」
・・・あるわけない。ホンの少~し残ったものを置いておくのもね~、そう思って、キレ~イに食べたあと。
「また次のお休みにでもホットケーキ焼くね~」
と言ったけれど、今日の息子は食い下がる。
「材料がないの?」
「あるけど今はみんなゲームしているじゃん。母ものんびりしたい」
と伝えると、さらにさらに息子は食い下がってきた。

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2分で読める子育てエッセイ№864『サイズ感が似ていたのでつい・・・』

2分で読める子育てエッセイ№864『サイズ感が似ていたのでつい・・・』

ある日の夕飯に、プチトマトを出したら小4の息子が喜んでくれた。
「お母さん! このプチトマトに2つ、仲間はずれがいるね」
え? もうバレたの?
と思いつつワタクシニヤリとした。
「ふふふ、2つ? どこにある?」

正解は・・・




3つでした(*'▽')
プチトマトが、まさかの間違い探しに。

プチトマトとアメリカンチェリーのサイズ感が似ていたのでつい・・・。
(;^ω^)(;^ω^)

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2分で読める子育てエッセイ№862『さっきは要らないと言ったよね?』

2分で読める子育てエッセイ№862『さっきは要らないと言ったよね?』

ある日、朝食に目玉焼きを作ろうと思った。
「目玉焼きを食べる人!」
と家族に訊いたら、まだ寝ぼけ眼の小4の息子に素っ気なく要らないと言われた。
ふーん。
しばらくして、レタスと目玉焼きを1つのせたお皿をダンナの前に置くと、息子にこう声をかけた。

「みて~、お父さんの目玉焼き、メッチャおいしそうでしょ?」

さらに息子の好きなウスターソースをかけてみせた。その途端、さっきは要らないと言った息子が急

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2分で読める子育てエッセイ№861『このストローとメロンソーダは息子の味方』

2分で読める子育てエッセイ№861『このストローとメロンソーダは息子の味方』

ある日、小4の息子とハンバーガー屋さんに行ったときのこと。店内でバーガーを食べていたら、息子の飲み物、メロンソーダが妙においしそうに見えた。
「一口ちょうだ~い」
と息子に言うと、
「いいよ」
と快く返事をくれた後、こう言葉をつけ足した。
「お母さん、小さく一口だよ」

どきーん。バレてる。
大き目のサイズだからどうせ残すでしょ? だったら一番おいしいこのタイミングで、たっぷり飲ませてよ、と心の中

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2分で読める子育てエッセイ№857『イモムシより早く、ハイハイの赤ちゃんよりもうんと遅く』

2分で読める子育てエッセイ№857『イモムシより早く、ハイハイの赤ちゃんよりもうんと遅く』

ある日、おやつをとりに行ったはずの小4の息子イチが、ワタクシを呼ぶ。
「お母さ~ん! ちょっと来て~」
毎度毎度なに? おやつがみつからない?
息子の様子を見に行くと、息子のあり得ない状況に驚いた。

1.5リットルのペットボトルに水を入れ、なぜかその上に乗り、壁づたいにコロコロと転がしながら、ちょっとずつ進んでいる息子。
「なにしてんの?」
ワタクシの頭上には無数のハテナマークが飛んだ。
「ムズ

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2分で読める子育てエッセイ№851『超サービス問題』

2分で読める子育てエッセイ№851『超サービス問題』

小4の息子のイチはゲームがスキ。隙あらばゲームをするそのガッツは認めるけれど、おきて破りはいただけない。宿題を終わらせないうちからゲームをしているで、みかけるたびにワタクシついつい口出しをすることになる。
「は~い」
と息子はいい返事をするものの、隙あらばゲームを再開、親が注意する、隙あらば・・・以下エンドレス・・・。

ある日、息子が突然こんなことを言い出した。
「お母さん、ここは子供部屋だから

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2分で読める子育てエッセイ№850『斬新な測り方』

2分で読める子育てエッセイ№850『斬新な測り方』

ある日、小学生用の教材についていたメジャーを発見。退屈していた小4の息子イチに渡すと、興味津々で遊び始めた。
「僕の頭周りはどのくらいかな」
「背の高さは?」
と自分のあちらこちらを測りはじめた。
「そうそう、それやるよね~。でもイチみたいに髪の毛測るってのはやらなかったなぁ」

しばらくすると息子は
「今、10センチの物を探してるんだ~」
といいつつ家じゅうをウロウロ。それが終わったら
「今度は

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2分で読める子育てエッセイ№849『大変混みあっている&スカスカ』

2分で読める子育てエッセイ№849『大変混みあっている&スカスカ』

ある日、小4の息子に初めてのミッションを言い渡した。
それは「小さい袋付きのエコバックを畳む」というもの。

「え~、こんなの余裕」
と言いながら始めた息子の行動にワタクシ目が釘付けになった。
小さな袋の方に、本体の袋をギューギューと。なんの躊躇もなく押し込み始めた。
「ひょーっ! 母は畳んで~って言ったの!」

でもだからと言って大して困るわけではナシ、逆にキレイに畳まなければと思い込んで、自分

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2分で読める子育てエッセイ№658『聞き間違いセレクション』

2分で読める子育てエッセイ№658『聞き間違いセレクション』

休みの日の夕方。
小3の息子がワタクシにペタっと、くっついてきた。
こんな時は、さみしい時か眠たい時。

「昨日遅くまで起きてたから、眠いのかな~」

と思っていたら、突然

「スキ~♪」

と息子が言いだした。

「なんだなんだ、可愛いな」

こんな可愛いことを言ってくれる時期は、果たして、いつまで続くのか。

ちょっピり嬉しくなったワタクシも息子と同じテンションで

「スキ~♪」

と言い返し

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2分で読める子育てエッセイ№659『正論だけど~』

2分で読める子育てエッセイ№659『正論だけど~』

ある日の夜、いつもは、なんだかんだ言いだして、なかなか寝ようとしない小3の息子が珍しくこう言った。

「お母さん、先に寝るね~おやすみ」

なんだなんだ?
感心感心。

でも、その階段を上がる足音が異様に大きくて、なんだか、すっごくワザとらしい。

何事かとワタクシ振り返ると、息子の影だけが見えた。
左右にユラユラしていて、大きさが全然変わらない。

「もしかして~、階段を上がっているフリしてる?

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2分で読める子育てエッセイ№661『クルクルとコロコロ』

2分で読める子育てエッセイ№661『クルクルとコロコロ』

小3の息子がガチャで手に入れたもの。
ボタンを押すと「ピンポーン」と「ブッブー」と音がするおもちゃ。

家計に響かないので、にこやかに言える心からの言葉。
「よかったね~、お父さんに買ってもらったの?」

すると息子は、ワタクシに問題を出し始めた。

「8×8は、なーんだ」

え? ボケなくても大丈夫?
普通に答えたら、息子の顔がパーッと明るくなって、おもちゃのボタンを押した。

「ピンポーン!」

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2分で読める子育てエッセイ№669『うそーん。今日?』

2分で読める子育てエッセイ№669『うそーん。今日?』

超、時間のない日の夕方のこと。夕飯の時間まで30分を切ってしまった。

「僕、お手伝いをするよ!なんか切りたい」

と張り切って台所に乗り込んできた小3の息子。

うそーん。今日? 

そう思ったものの、今日のメニューは簡単にできる、お好み焼き。

「キャベツを切る?」

と、言ってしまった。もう嫌な予感しかしない。

息子は今、包丁でトントン切るのがマイブーム。

「2センチくらい、こんな風に切

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