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2分で読める子育てエッセイ 息子の行動編

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2022年12月の記事一覧

2分で読める子育てエッセイ№588『タイマーをかけて』

2分で読める子育てエッセイ№588『タイマーをかけて』

休日、小2の息子が暇すぎてワタクシを誘いに来る。
「ねーねーお母さん遊ぼうよ!」

最近の流行りはドッチボール。
わが家の超狭い廊下でやわらかいボールを使って投げたり取ったりする練習。

きりがないので
「ごはんを作るから、あと10分ね」
10分、15分、30分とその時付き合える時間だけタイマーをかけて息子と遊ぶ。

遊び始めればキャッキャと笑えるので、そこそこ楽しい。
翌日以降には謎の場所とタイ

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2分で読める子育てエッセイ№591『書き直しまーす!』

2分で読める子育てエッセイ№591『書き直しまーす!』

小2の息子の宿題に「文字読み」というのがある。

最初みたときに、文字読み?読書ではなくて?と違和感があった。

けれど最近は子供たちもスマホやPCを使うことが多く、文字に触れる機会は本だけに限定されない。

なるほど! それで文字読み。さすが先生!と違和感は尊敬に変わった。

ある日、ワタクシがパソコンをカタカタやっていると、息子がちらりと覗きに来た。

「お母さん、何しているの?」
そして、そ

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2分で読める子育てエッセイ№593『そこ「確かに」って言うところでしょ?』

2分で読める子育てエッセイ№593『そこ「確かに」って言うところでしょ?』

小2の息子には口癖がある。

「確かに」
と言ってしまうワタクシの口癖が移ったのだと思う。

ちょっと年齢にあわないような気がしないわけでもないな・・・と思いつつ、聞いている方もすっかり慣れてきた。

さらに、いったん

「確かに!」

と言っておきながら、

「ねえねえ、どういう意味?」
と聞いてくるところをみると

「はいはい」
くらいの意味で使っているのだと思われる。

ある休日、お腹が空い

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2分で読める子育てエッセイ№594『間違い探しが即始まる』

2分で読める子育てエッセイ№594『間違い探しが即始まる』

小2の息子が学校から帰ってこう言った。
「お母さん、クラスの友達と公園で遊んでくる」

おおっ!
体力が余っている小2の男子。
走り回っておいで!

「公園で宿題するね」
というので、いいよ~、と返事したら、ランドセルごと消えていた。

一体どういうこと?
気になって公園に様子を見に行ったら、滑り台のところに見慣れたランドセルと、お友達のものらしきものがバーン!
滑り台の一番上でキャッキャいいなが

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2分で読める子育てエッセイ№595『視聴率は3人中・・・』

2分で読める子育てエッセイ№595『視聴率は3人中・・・』

最近寒くなったので、子供たちの学校に行く冬装備が少しずつ増えてきた。

特に見ている方が寒いので、子供たちにタイツをすすめると、小2の息子がこう言った。

「火曜と木曜だけ履いていく」

え? まさかの細かい曜日指定。
何それ、今日のラッキーアイテム・・・とか?
違うよね?

普通に考えたら、ダンナの天気予報のせい?

うんちく大好きなダンナはお天気アプリの有料のものを利用中。
お天気お姉さんみた

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2分で読める子育てエッセイ№598『肉まんにピッタリサイズのお皿』

2分で読める子育てエッセイ№598『肉まんにピッタリサイズのお皿』

小2の息子が友達を連れてきた。
一緒に宿題をするという。

いいじゃーん。

とても寒い日だったので、レンチンするだけのあったか~い肉まんをおやつに準備した。

「宿題が終わった人から、熱いうちにどうぞ~」

とお友達にも息子と同じ、肉まんにピッタリサイズのお皿にのせて出していたら、男子二人大喜び。

「あ! 肉まんだ~!」
あっという間に、宿題を終わらせた。

いい! いつもより息子の宿題がささ

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2分で読める子育てエッセイ№600『聞いたことないんですけど・・・』

2分で読める子育てエッセイ№600『聞いたことないんですけど・・・』

小学生の子供達が長い長い冬休みに入った。

次、登校するのは1月10日だというので、度肝抜かれた。
な、長すぎる~! 夏休みが年に2回もあるみたいじゃーん。

夏休みと同様、小2の息子の息子の宿題を確認すると、種類もボリュームも結構なもの。その中に唯一の体育系「縄跳び」の宿題があった。

「50回連続で飛べるようになる」
というのが息子の目標。

小5のお姉ちゃんにつられ、出来るところから宿題をや

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2分で読める子育てエッセイ№602『前歯でチョコチョコかじる、アルアル~』

2分で読める子育てエッセイ№602『前歯でチョコチョコかじる、アルアル~』

食後、甘いものが食べたくなって、ファミリーパックらしき小分けにされていたポッキーを食べていた。好きすぎて、伏字も忘れてしまう商品名。

すると、目ざとく見つけたダンナが
「俺もいる~」
といったので仕方なく、1袋分けてあげた。

言っとくけど、これワタクシのだからね。

すると、まだごはんを食べ終わっていない子供たちの横で、ダンナが軽快にポッキーを前歯でチョコチョコかじる、アルアル~を始めた。

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2分で読める子育てエッセイ№603『よく来れましたね?』

2分で読める子育てエッセイ№603『よく来れましたね?』

クリスマスイブ、わが家も雪に包まれた。
昨日、大雪の中、小2の息子がしっかりと雪遊びをしたので、息子の雪フィーバーもひと段落。

「雪合戦しようよ~!」
と言い出すこともなく、雪景色を見ながら温かい部屋で過ごせそうな雰囲気だった。

するとその雪の中をピンポーンとやってきたある人。

「こんにちは~!牛乳です! ご注文いただいたドングリアイスクリームと牛乳をお持ちしました~! 遅くなってすみませー

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