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アーユルヴェーダの知恵

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5000年前から続くアーユルヴェーダの生きる知恵を日々まとめています。何かに迷った時のヒントになったら嬉しいです。
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2021年3月の記事一覧

「この状況をなんとか良くしなきゃ」と考えすぎることなく、「思考」を止める練習をする

「この状況をなんとか良くしなきゃ」と考えすぎることなく、「思考」を止める練習をする

日常生活の中で
上手くいかないことってあると思います。

仕事がうまくいっていても
人間関係がうまくいっていなかったり、など

趣味は充実しているのに
家族とうまくいってなかったり、など。

とはいえ、
全てが満たされている、という状況は
なかなかなかったりするのが現実だと思います。

ですが、
なんだか上手くいっていないな〜、
と思っていることを

どれだけ良くしようと深く考えたとしても、
上手

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ちょっとした不調や疲れは「お白湯+スパイス」で調える

ちょっとした不調や疲れは「お白湯+スパイス」で調える

急に暖かくなったり、
夜になると少し肌寒かったり、と
体調を崩しやすい時ですね。

なんとなく疲れやすかったり、なども
出てくる時期です。

病院に行ったり、
薬を飲むほどではないけれど、

不調や疲労などを
解消しておきたいな、と思う方は
是非、スパイスを取り入れてみてください。

スパイスは
世界に100種類以上あるといわれていますが、
古くから薬として
生活の中で役立てられてきたものです。

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気楽でいる、ということは「自分自身と闘わない」ということ

私たちの日々は、
良いことも悪いことも、
いろいろなことが起きますが、

いつだって、
自分の心を楽にしておくことは
私たちを自由にさせてくれます。

逆に
何事も
深刻にまじめにとらえすぎてしまう人は
自分自身を不自由にしてしまいます。

つまりは、
同じ出来事も捉え方ひとつで
私たちは
自由にも不自由にもなれるものです。

気楽でいる、ということは、
自分自身と闘わないということ。

「なんで

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生理期間は、自然に全身浄化ができる、ありがたくて大切な期間

生理期間は、自然に全身浄化ができる、ありがたくて大切な期間

月経は、
女性にとってとても大切な
全身浄化の期間です。

とはいえ、
PMSや生理痛、生理不順、月経過多など
生理の悩みを抱えている人も少なくありません。

アーユルヴェーダで月経を表すと

●卵胞期:カパ
カパは「結合」のエネルギー
この時期に卵を作っていきます。

●排卵期:カパ⇒ピッタ
女性ホルモンであるエストロゲンの分泌も
ピークになり、肌の調子なども良い時期。

●黄体期:ピッタ
体温

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自分を知り、淡々と自分自身を生きることが、アーユルヴェーダ的・ヨガ的・瞑想的な生き方

自分を知り、淡々と自分自身を生きることが、アーユルヴェーダ的・ヨガ的・瞑想的な生き方

今までアーユルヴェーダや瞑想、
ジョーティッシュ
を通して多くの人をみてきましたが、

一人ひとりの特性、性質、資質、
今世での課題、魂の目的、
心の癖や運命を知り、
将来の傾向を読み解いていると、

当然ですが、
誰一人として

同じ資質や運命を
持っている人なんていないですし、
同じ生き方なんてする必要はないのですが、

今の社会システムでは、
このシステムに合わせるために

資質や個性を

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疲労回復に、集中力UPに、PMSに、生理痛にも「ナッツ」

疲労回復に、集中力UPに、PMSに、生理痛にも「ナッツ」

ナッツ類は健康に良いとして、
アーモンドやクルミなどを
おやつ代わりに、と
毎日少しづつ食べる方も増えてきました。

アーユルヴェーダでも
ナッツの摂取は身体に良いとされていて、
パンチャナッツと呼ばれている

「パンチャ=5つのナッツ」
の組み合わせが
健康にそして、
子宮にとても良いとされています。

パンチャナッツは、

アーモンド 9個
レーズン 8個
カシューナッツ 5個
デーツ 3個

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「私」に何かを付け加えていく前に、 「私」を知ることが、結局は近道

時々、ふっと、
アーユルヴェーダやヨガ、瞑想をやる意味を
考えることがあります

健康のため、心のコントロールのため、
疲労回復、
集中力をあげるため、
生産性を高めるため、
などなど

目的は人それぞれですが、

私たちが日々
「自分」という身体や、
「自分」という心に
囚われていることに気づいて、

そこから「自由」になることを目指す、

これが、日々、
アーユルヴェーダやヨガや瞑想を行う

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春先の眠い、だるい、やる気がでない、身体が重い、頭痛、鼻水には

春先の眠い、だるい、やる気がでない、身体が重い、頭痛、鼻水には

少しづつ
日中などは
暖かく過ごしやすい日が増えてきましたね。

春先はカパの影響を受けやすくなりますから、

なんとなく眠い、だるい、
やる気がでない、

身体が重い、
頭が痛い、鼻水が出る、

などなどの症状がでやすくなってきます。

また心身ともに
カパの「重」の質に傾きやすいため

身体が重たく感じて
二度寝をしたくなったり、
引きこもりがちになったり、
鬱っぽくなる人も
少なくありません

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大丈夫。大したことはないし、すべては変化しているし、いつまでも続かないから

私たちはいつも
「安心」や「安全」や「安定」を
得たいと思って、
それを追い求める生き物ですが、

ある時、
そんなものは存在しないんだ、ということに
気づいたりします。

それでも、この社会は
安心や安全や安定を得るために、

頑張って、働いて、頑張って、消費する、

というシステムになっていますから、

みんながそこに気づいてしまったら、
このシステムの形がかわってしまうのかもしれませんね(笑

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yogaの目的は 自分を知り、自分から自由になること

yogaの目的は 自分を知り、自分から自由になること

yogaの目的は
自分を知り、自分から自由になること。

そして、それは、
アーサナの繰り返しの練習と、

日々、
自分と向き合い、
自分を知るための丁寧な生き方によって
達成される、といわれます。

ヨガのレッスンなどで
ヨガマットの上でポーズを行うことだけが
ヨガなのではなく、

日々の生活の中で
自分と向き合う時間、
人と話をするときの丁寧な言葉、
仕事中の丁寧な動き、

それも全て、自分を

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オージャス(生命活力)の低下は、慢性疲労、病気、アレルギーのもとになる

アーユルヴェーダの代表的古典教科書である
『チャラカ・サンヒター』には

「食べ物は命である。
正しく食べれば若さと長寿を約束するが、
間違った食べ方をすれば体内に毒素をつくり、
いずれ死をもたらす。」

とあります。

最近は、
穀物や乳製品など
人間が昔から食べてきた食品に対して
アレルギー反応を起こすが増えています。

これも、
体内に毒素を作り出してしまっている
反応のひとつになります。

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自分を変えなくても、自分を深く理解すれば、自然と一番良いバランスのところに戻っていく

自分を変えなくても、自分を深く理解すれば、自然と一番良いバランスのところに戻っていく

仕事でも人間関係でも、

思うようにいかなくなると、
「自分を変えなければ!」と
自分を変えたくなるものですが、

ああそうか、
自分を変えようとしない、ことが
一番大切なんだということが

頭ではなく体感覚で
ようやく分かってきた今日この頃。

これは
「相手は変わらない、
変えられるのは自分だけ」
という言葉とは、

相反しているように一見思えますが、
結局は同じことを言っていることにも気づき

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日々の自分との対話、身体と心の声を聴くことが、老化や病気の​大きな予防につながる

日々の自分との対話、身体と心の声を聴くことが、老化や病気の​大きな予防につながる

アーユルヴェーダでは、
人間は自然の一部と考えますから、

自然の中で起きている仕組みと
身体の中で行われている仕組みは
同じであると考えます。

ですから
私たちの身体と心は
ドーシャバランスが

自然な状態=整っている状態

の時には、
健康で幸せを感じることができますが、

ドーシャがアンバランス=不自然な状態

になると、
アーマ(未消化物・毒素)が溜まり、

疲労感や不調、心身のアンバラ

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