記事一覧
動作に意味づけをして安定性を評価する
今月は3ヶ月に渡って続けてきた”安定性評価シリーズ”の最終章です。
なんだまた難しいことやってんのか?
と思うかも知れませんが、、、
動作評価って僕らセラピストの基礎教養なのにあまり詳しく触れられないところだと思っていますので、誰かに届けーーーと心で叫びながら書いていきます。
よろしくお願い致します!
(大幅修正後)股関節前方部痛の解釈に必要なことを勝手に深ぼってみた件
臨床で股関節前部のつまり感や痛みを訴える方は多いですよね。
股関節のつまり感というと・・・
後方組織が固くて前が詰まって痛くなる
このようなイメージが勝手にありますが、、、
Femoroacetabular impingement(FAI)をはじめとした関節構成体の形態変化が関与する場合もありますし、何が詰まっているのか?、詰まったから痛いのか?など原因不明なまま介入をしてしまう、なんて場
ピラティスの目的とエクササイズ処方の繋がり−現場編−
本日はピラティス第二章を書いていきます。
前回はこんな感じでピラティスの概念やアラインメントの見方について説明をしました。
今回の記事はピラティスを実際に臨床で使うことを想定し、姿勢などとの紐付け方を私見を交えて解説していきます。
前回の記事でも触れましたが、ピラティスでは良いアラインメント(ニュートラルポジション)の定義が非常に明瞭なため、治療だけではなく評価としても活用することができます
トレーニングやストレッチ処方のコツ(私見を交えて)
世にはストレッチや筋トレの方法は溢れていますよね。
知識が増え始めると
などと考えてしまうことは多いですよね。
自分が極めた知識・技術やお金を払って得た経験は確かに貴重なものですので、それを大切にしたいという気持ちも否定はしません。
適切な治療とは『目の前の人のニーズを最も早く達成する方法』であることは疑いようもありませんね。
なので大切なのは評価と介入の関連性やその引き出しの多さであり
Leg pressを深めてみようの巻
本日はレッグプレスについて書いていきます。
レッグプレスはトレーニングとして用いられることは良く知られますが、研究などではLower Leg Power(脚力)の指標としても用いられており、Lower Leg Powerの低下はFall Injury Risk(転倒障害のリスク)と関連していることが明らかにされています(Winger et al. 2023)。
短編企画 運動力学の視点をトレーニング指導に反映する方法−その1−
私が今、博士課程で運動学や運動力学、筋電図学を専門に研究を進める中でトレーニングへの見方も変化してきました。私が感じる視点を共有したいと考えます。
本日もよろしくお願い致します。
立位でのエクササイズー腰椎を制御する因子・基礎知識後編−腹圧などに着目して−
はじめに本日は腰椎の安定性について腹圧などについても軽く触れていきたいと思います。
修士過程の課題が重量物の持ち上げ動作であったのでこの関連領域を調べていた経験がありますが、沼領域だとは思います。
答えを提供することはできませんが、皆さんの考える力の一助となれば幸いです。ではいきましょう。