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むじゅん
2024年4月8日 19:39
ずっと読みたかったnico thingsさん(宇都宮ゆりえさん)の『二十八の呼吸』が届いた。届いて、すぐに読んだ。読了した。じんわりと、沁み渡るようだった。浮き沈み、思考する過程。会社や学校、生きることから外れた時の、あの心細くて、情けなくて、でも自分を守るためにはこうするしか無かったんだという、自分を守れたんだという安堵。生きることが昔から下手くそで、不器用で、うまくいかなくて、なん
2024年1月29日 21:03
今日は友達が遊びにきてくれて、たくさんたくさんお話をした。お茶をしながら。町をお散歩しながら。立ち話。全然話が尽きなくて、音楽の話やラオスの話、古墳の話まで、それはもういろんな方向の話をした。わたしにとって、立ち話が尽きないのは、最高に贅沢な時間だ。その場から一歩も動かなくても、話が膨らむたびに、わたしたちはどこにだって旅をすることができる。たくさんお土産も持ってきてくれて。
2024年1月21日 23:54
今日の旅のおとも。行きの電車で。出発から読みはじめ、到着する頃読みおわって、いい塩梅。むじゅん
2024年1月19日 20:16
今日は図書館へ行った。道中出会った草花は、春が近づいてきていることを知らせてくれる。秋と冬が大好きなわたしは、寒い季節が終わることへの寂しさと、それでも感じずにはいられない春の歓びのようなものの両方を胸に抱き、複雑な気持ちになる。でも、目の前に咲き誇る花たちは、確かに今の寒い凛とした空気の中咲く種類のもので、今はまだ冬だと、安心する。図書館で借りる本を悩む楽しい時間を過ごした後、貸し
2022年8月17日 16:33
土に触れたい!!!!雫に濡れた植物の葉に触れたい!!!!雨に濡れることすら厭わず…。今日、朝起きたら、こう体が叫んでいた。いや、心か。いや、心も体も、わたしの全てが、だ。体の中が嫌にむずむずしていて落ち着かない。体の中に電気が溜まっているようで、それをそっと地面に逃してしまいたい気持ちがした。たまらなく外に出たかった。でも、わたしの住んでいる町を散歩する気にはならな
2022年6月23日 20:49
春の雨の日に雨露が、レンガを滴り垂れている。レンガ壁は黒く生き物のように光り、錆びついた看板がぼうっと立っている。強かな雨水に、すみれの花は押し花となり、艶かしい光沢を放っている。ランプシェイドにたわわに実った水滴は、地面を目指して成長を続ける。盛り上がった水滴から、わたしは目を逸らす。雨の日の官能!誰知らず、地面は光沢を帯びてゆく。誰も知らぬまま、知らぬまま。
2022年6月7日 22:32
わたしは、胃腸と精神に病を抱えている。それらは互いに影響し合い、わたしの生活に影を落とし続けている。体も心も蝕まれているこの感覚は、もう何年も続いていて、正常だったあの頃を懐かしむこともできない。足掻いてはいるが、なかなか逃れられない。正直、とてつもなく生きづらい。できることならポジティブにいたいけれど、苦しみの最中ポジティブな思考に変換しようとすると、気が狂いそうになる。最近
2021年9月30日 18:11
わたしは今までほとんど、社会というものに必要とされなかった。浮いてきた。小さい頃から。物心ついたときから。浮き具合も、中途半端。どこにも所属できない。証明はもらえないけど、日常生活には支障が出るの。でも、みんな、わたしのことを「元気そう」と言うから…。必要とされた人は、社会から必要とされる仕事をすればいい。わたしは、社会に必要ではない仕事をするさ。2021.09