フォローしませんか?
シェア
Mujaki703
2024年6月21日 21:34
2018年はじめ、2週間遅れでやってきた生理。なんか違う。いつもと違う。まず、色がヘン。鮮血なのだ。これは生理の出血なのか、はたまた……。つぎに、量がヘン。大量出血。ゴボゴボ溢れ出てくる感じ。その割に、いつもより生理痛は感じられない。そして、日数がヘン。10日間も続くことなど初潮からこれまで一度としてないというのに。いっこうに止まる気配がない出血。さすがに受診した方がいいだろう。気乗りは
2024年6月19日 12:45
呼び出しがかかる掃除・洗濯に精を出し、お昼の料理番組を見てから夕食の献立を決めて買い物に出かける。時間に余裕があるので、マイペースで夕食づくりに取り組めるのが嬉しい。グツグツ煮込む系の料理を作るのは至福の時間だ。風通しがいいのが好きなアタシは、一階も二階も常に窓全開で過ごす。しかし、台所の窓だけは要注意だ。ガスコンロや流し台の前に立つ。窓を開けると目の前に隣家(夫の実家)の壁がすぐ見える。
2024年6月18日 11:07
告白高一のクラスで特に仲が良くて気になる男子が二人いた。一人は、背が高くて笑顔が可愛い。明るくて楽しい男の子。からかったりからかわれたり。いつもなんやかんや言い合いしているのがとても楽しかった。休み時間が終わるギリギリまでトランプしたり、お互いの部活の練習風景を見ては感想を言い合ったりするのが楽しくて、毎日嬉々として通学していた。幼い頃から、こういうタイプの男子に恋心を抱いたものだ。いつま
2024年6月15日 14:38
コルポスコピーといわれる検査をして1週間。検査結果を聞くために再び駅裏のクリニックへ赴く。******表面は重層扁平上皮に覆われ、軽度から中等度核増大とkoilocytosisを認めます。******コイロサイトーシスってなんやねん。中度って、こないだから既に進んどるやんけ。乱暴な心の声が口から出てきそうになる。女医は質問する暇を与えるつもりがないようにアタシには思えた。「これが流
2024年6月15日 12:27
心配することもないのだろう。いや実際、心配はしていない気もする。なのに何故か靄が晴れない。打ち明けた相手に「大丈夫。大したことない」などと軽く言われると、アタシは次々にネガティブになっていく。打ち明けた相手が「どうしよう。大丈夫かな」と心配する素振りを見せれば、アタシは「大丈夫大丈夫。大したことないから」とポジティブに反応するのだと思う。アタシのあまのじゃくも、ここまでくるとかなり笑える
2024年6月15日 07:02
[判定]ASC-H(Ⅲa)炎症性背景に、軽度核種大した小型の異形細胞を散見します。一部はクロマチン増量しています。******帰宅後、目を皿にして細胞診検査報告書を見る。なんのことかよくわからない。さっぱりわからない。子宮頚がんといえば、確かZARDの坂井泉水さんが罹った病。そんな印象しかない。インターネットで検索する。目にする情報に愕然とした。HPV(ヒトパピローマウィルス)?
2024年6月13日 12:43
2月6日、予定通り婦人科を受診。今回の生理について報告する。女医は、見立てどおりといった様子。アタシとしては生理痛が酷かったことについて相談したかったのだが、女医は「それどころじゃない」と言わんばかりに子宮頚がん検診の結果表をアタシの目の前に差し出す。「少し異常が見られるんです……」“ガンではないけれど、ガンになり得る可能性もある”“3年以内にガンになる可能性は5%”“ほとんどは2年ぐら
2024年6月12日 00:39
聞かされていたほど副作用の影響はない。最初にホルモン剤を服用した翌日に出血は止まる。(女医の言うとおりだ)そして、女医の指示どおり2週間服用。薬を飲み終えた翌日から生理が始まる。(女医の言うとおりだ)出血量はかなり多い。さらに経験したことのない激しい生理痛だ。あるときは、子宮をキツく絞り上げられるような。またあるときは、子宮の内側を無数の爪で引っ掻かれるような。さらに、子宮の壁を一斉に内
2024年6月11日 08:33
そろそろ50の声を聞くことになる。巷でいうところのアラフィフ。閉経が近いのかもしれない。更年期の症状のひとつかもしれない。もしかしたら何かの病気かもしれない。受付を済ませて2時間半。そろそろ順番が回ってくるはずだ。高鳴る鼓動が診察室に響いているのではないか。アタシは淡々と症状を女医に告げる。女医は半身をアタシの方へ向ける。「内診しますが大丈夫ですか」「あ、あの、結構血が出てるんですが……」
2024年6月10日 12:47
2024年6月9日 09:11
友人は言った。「みんな共通の“ある物”を持ってきている」そこで偵察に来たわけである。 洗い場のカランは赤と青のボタン式というか、よくある押すタイプのやつ。シャワーは固定式で水圧弱め。シャンプーのすすぎに時間がかかる。長めのシャンプーを終え、髪をまとめて濡れタオルを頭に乗せて一息つく。隣を見ると、洗面器ではなく赤いポリバケツを使用している。ワイルドだ。
2024年6月7日 12:07
赤いパンツにビニール製のベスト。小柄だが腕っぷしは強そうだ。促されて中に入る。彼女はビニール製のベッドをシャワーで洗い流す。「どうぞ〜、上向きで〜」アタシは、お気に入りのパンダの手ぬぐいを彼女に渡し、ベッドに仰向けになる。彼女は、アタシのお股にパンダの手ぬぐいを乗せる。かなり無造作に。目に冷たいタオルを乗せ、目の周りの筋肉をぐいぐい指圧。その指圧の絶妙な強さと上手さに、もう身を委ねることを決
2024年6月4日 13:23
結婚して2回目の大晦日は、4月に生まれた甥っ子を中心に過ぎていく。居心地の悪さを感じながら、家族全員で鍋を囲み、年越し蕎麦をいただく。年明けとともに家から徒歩1分圏内の氏神様へ、これまた家族全員で初詣に出かける。ご近所さんに声をかけられるのは避けられない。ここでもまた「赤ちゃんまだ?」攻撃を受けることになる。気分がすぐれないまま、参拝を済ませて隣の家に帰る。Cちゃん(義理の妹)とアタシは先に休
2024年6月4日 10:38
義理の妹は、男の子を出産した。気の毒なことに退院してからというもの、彼女は毎日のように姑に呼び出された。アタシもそのたびに呼び出される。姑は、男の子が生まれたことを誇らしく思っているようだ。 家の前に車が停まったことはわかっている。車を降りてから隣の家に入るまでに、一通りご近所さんや通りがかりの人への面通しが行われている。(そろそろ、呼びに来るな。)ザッザッザッ。砂利を踏む音が聞こえる。姑