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#日記

「感動した!」と言ってもらえるぼくの料理には、圧倒的な戦略とロジックがある

「感動した!」と言ってもらえるぼくの料理には、圧倒的な戦略とロジックがある

はじめまして。鳥羽周作と申します。「sio」という代々木上原のレストランでシェフをやっています。

このnoteでは、ぼくがふだんどのようなことを考えながら料理づくり、お店づくりをしているのかをお伝えしていければと思います。



ただの「おいしい」ではなく「感動した!」と言われたいぼくが目指すのは、ただの「おいしい」ではありません。「感動」です。

日本に「おいしい」お店は無数にありますが、「

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「インプットってどうしてますか?」という質問に対するひとつの結論。

結論、出すから入ってくる。

コピーや企画の講座。ひとしきり話を終えた後に行われる質疑応答にて「どのように日々インプットしているのでしょうか?」という質問をいただくことがある。けっこうある。ということは、どうすれば学びの機会を増やせるのだろうかと、考えている人が多いのだろう。

新しい服が着たいと思って、いくつもの雑誌を眺めてみたり、いくつもの洋服屋さんをまわるエネルギーが出てくるのと同じではない

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ヘタが巧くなり、ヘタになる。

ヘタが巧くなり、ヘタになる。

絵でも写真でも何でも同じだと思うのがこれ。

最初は、箸にも棒にもかからない「ヘタ」から始まる。それが慣れてきて技術を憶えてくると「上手」になり、達人になると「ヘタ」に見えるところへ戻っていく。

これが意外と知られていない。というか素人は途中の「巧い」を目指しているから、それらしく描けたり撮れたりするところにゴールを設定している。

何もできない人が技術を憶えてくると、上達が楽しくなってくる。こ

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