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雑文集 #2

192
雑多な文章の集積の二個目です。
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2020年8月の記事一覧

雑文 #202 8月31日の夜に

雑文 #202 8月31日の夜に

昨日妹と姪と居酒屋に行った。

もうずっと、外食するなら妹と姪とばっかり。
友だちと会うことがなくなった。

世代の近いお客さんや取引先の人と話していると、雑談してるなって思えるけど、やっぱり友だちじゃないので、どこか緊張している。

話したいこといっぱい話せる気の置けない友だちと、何時間もグダグダくだらない話がしたいな。

でもなんか、誘う気持ちにもなれないんだよね。
電話する気にもなれない。

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雑文 #201 オシャレとは

雑文 #201 オシャレとは

しゃべりすぎて疲れた。

しゃべることはあんまり得意じゃない。
でもしばらく土日はひっきりなしにしゃべる仕事だ。

自分でもよくあんなによどみなくしゃべれると思う。
私は、趣味の場以外では、完全に無口キャラなはずだ。
趣味の友だちの間でははしゃいでしゃべるけど、それ以外では口数少ない。
ずーっと書き続けることは苦痛じゃないけど、ずーっとしゃべり続けることは苦痛だ、

仕事スイッチを入れて、よくしゃ

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雑文 #200  若者のすべて

雑文 #200 若者のすべて

フジファブリックの「若者のすべて」を聴いた。

イントロから胸がギュッとなる。
この曲を、フジファブリックの存在を知ったとき、私はすでに若者ではなかった。

だけど若者のような経験をしたね。
7年前のあの夏、私はまるで若者だった。
それは6月から始まった。
まず君は私を慰めてくれたね。
誰かに寄りかからないと崩れそうな私の側に、黙っていてくれたんだ。

ローカル電車で遠出をしたね。
朝ごはんにサン

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雑文 #199 郷愁

雑文 #199 郷愁

父と会った。

私は8月の間、どこか気にかけてた。気にかけてたけど会えなかった。

たぶん、8月の初め頃やたら両輪の夢をみたのは、母の入院があってのことだろう。
父には、会おうと思えばすぐに会えたけど、体調悪く元気のない自分を見せたくなかった。
それに気を遣うのが億劫だった。
今日はわりと余裕があり、ふと時間ができたから会いに行って、父も喜んでくれたのでよかった。

8月半ばくらいからずっと、秋

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雑文 #198 リラックス・リラックス

雑文 #198 リラックス・リラックス

さっき、すうっとうたた寝してた。

9時頃。最近へんに気が張っていて、昼寝などすることができなかったから、気持ちよかった。昼寝って言っても夜9時頃だけど。そうして深夜遅くまで眠れなくなるパターンかもしれないけれど、明日は予定のないお休みだから大丈夫。だからうたた寝できたのかな。

私は外で仮眠を取ることができない。長距離ドライブの助手席で、運転手に「眠ってていいよ」と言われても眠れない。電車の中や

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雑文 #197  夏休み

雑文 #197 夏休み

一週間とちょっと、妹の家で過ごしてた。

数ヶ月に一回、まとまった時間を妹の家で過ごすライフスタイルは、秋田に住んでた頃から始まって、もう8年くらい経つのかも。
前から決まってたスケジュールだけど、私は半分期待・半分不安だった。

妹の家は電車や車で1時間以内のところで、帰ろうと思えばすぐに帰れる。事実、2晩を自分の家に帰って過ごした。これまで「ひとといるのがつらい」「一人で眠りたい」と激しく思っ

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雑文 #196 となりのトトロ

雑文 #196 となりのトトロ

とくにジブリファンじゃないのだが、「となりのトトロ」はすごく好きだ。

今日は、深く息ができない。
仕事中はまだよかったが、帰宅後、何もできなくなって困った。
もう早々と眠ってしまいたかったが眠くない。
胸が苦しい。空気が薄い。肺活量がない。

そういえば「となりのトトロ」放送してるはず。
気がついて、観た。
何度目か忘れたけど、今日はトトロが登場するたびに涙が出る。
出てる間中止まらなくて、自分

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雑文 #195 お盆

雑文 #195 お盆

お盆なんだな。

みんなでお墓まいり、みたいなことしたのって何年前なんだろう。とても懐かしい気持ち。あの頃だって私は大きな悩みを抱えていたはずなのに、楽しくて明るい田舎の風景しか思い出せないのはなんでなんだろう。辺りいっぱいに広がる田んぼとか、揺れる稲穂やなだらかな山並み、海や港、アイスクリーム、蝉の声。
もうお墓まいりすることはできないんだろうか。

昨日は休みだったけど私は淋しさでいっぱいだっ

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雑文 #194 酷い暑さ

雑文 #194 酷い暑さ

酷暑。

暑すぎるから、暑さの話題をしないようにしよう、という気持ちを越えるほどの猛烈な暑さ。

8月に入って、ベランダの植物に元気がなくなってきていた。ある日、コスモスが根のほうからぐったり倒れてた。暑さに合わせてもっとすごくたくさんの水をやらなければいけなかったんだ。起き上がってくれ、復活してくれ。どくどくと水をやるけど、もはや手遅れの株も。少し間引いた。間引くのが苦手だ。

人間も、植物も、

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雑文 #193 落ち着きとは

雑文 #193 落ち着きとは

大きなオレンジ色の夕焼け。

自転車を漕ぎながら、思わず空を見る。すれ違う人も空を見ている。
それはいつもあっという間で、家に着く頃にはピークは過ぎている。
しかしその残像もまたいい。

お盆休みは関係ない。
去年は何をしていたんだっけ?
そうだ、盛岡に出張中だったんだ。
そういえば去年の夏から秋にかけて、いろいろなところに行ったな。
仙台に郡山、群馬、京都、盛岡、秋田、また京都、愛知など。

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雑文 #192 花

雑文 #192 花

姪のピアノの発表会を観に行った。

3月にやるはずだったものがコロナ禍で延期。自治体のホールで一定のルールの下、いつもと違うかたちでやっと実現できた。

ピアノとか楽器は発表会やコンクールといった目標がなければなかなかモチベーションが上がらないものである。
下手なピアノとクラリネットをやっていたから私もわかる。

姪はシンデレラになりきりながら「ガラスの靴」、私が小学生のもっと上の学年のときに発表

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雑文 #191 新しい靴履いて

雑文 #191 新しい靴履いて

髪の毛をばっさり切った。

たまに思う。私が髪型をロングにしているときは、こんなふうにばっさり切る日のためにそうしているのだと。自分はショートボブ(おかっぱと言ったほうがしっくりくるかも)がいちばん似合うと思っている。他人から見てどうなのか知らんけど。あごの長さぐらいが好きだ。髪質がもっと美しかったら伸ばすのも楽しいだろうけれど、頑固な毛なので短いほうがずっとラク。

さっぱりしたけどそんなにテン

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雑文 #190  止まり木バー

雑文 #190 止まり木バー

半年ぶりぐらいに飲みに行った。

ひとり飲みだけど、友人が経営しているバーへ。

7年前に開業した個人店で心配していたのだが、近所でもないしなかなかタイミングが掴めない。今日、朝には考えていなかったが夕方近くになり、行こう、行ける、と思ってひょいっとバスに乗って訪ねてみた。

繁華街というより小さな駅の商店街の中にあり、食より飲に重きを置いているバーだからテイクアウトなんかもやってない。感染対策を

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雑文 #189  穴

雑文 #189 穴

絶不調と言っていいかもしれない、
少なくとも東京に再引っ越ししてきてからは、一番調子が悪いと思う。

昨日の受診でお薬がたんと増えた。
その量飲んだら今日の午前中は働けなかった。
眠れなさとの兼ね合いがむずかしい。

もどかしくて、イラついて、いま自分がとてもきらい、
鏡の中の自分は、病気の顔してる。
他人にはわからないかもしれないが、自分にはわかる。
鏡にがっかりする。

誰かが何か言ってるとき

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