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#カルチャー
メディア・フィッシング - クリエーターのメディアの釣り方①
こんにちは、市原えつこです。
自分の6年強の作家活動の中で熟成してきた、秘伝のタレを初公開します。
クリエーターの広報活動は「釣り🎣」です私は作家としてのキャリアや実力の割にメディアに出していただく頻度が多く、最近は大手メディア含めだいたい週に4-5件ペースで取材依頼が定常的に入っており、個人のクリエーターの広報対応については知見が色々と溜まってきました。
過去の主な出演・掲載済み媒体としては
美大進学を諦めたアーティストが考える、「好きを仕事に」は本当にリスキーなのか問題
桜満開、春ですね。新年度・入学式のシーズンは、否が応でも人生やキャリアのことを考えてしまう時期でもあります。
自分は「キャリア選択において慎重派&石橋を叩きすぎて回り道の迂回具合がすごかった」タイプの人間で、
「好きなことを仕事にしようとするのは自殺行為」という強い思い込みのもと美大に行くのをやめ、文系大学を卒業後に普通に就職し、色々あって結果的にアーティストとして食っている人間なのですが、この謎
クリエイターの消費・オワコン化を予防するための試行錯誤
2021年の年の瀬、多方面のクリエイターから静かに熱い反響を巻き起こしたある記事がありました。大人気の発酵デザイナー・小倉ヒラクさんの2021年振り返り記事です。
わかる……めっちゃわかる……!!!
同じ時代を生きる人間としては共感することしきりだったのですが、
新年早々に下北沢BONUS TRACKに「祈りのインターフェース展」設営のため向かった際に、そんなヒラクさんと久しぶりにご対面。
海外展開にあたって、英語喋れない日本人が持つべき体当たりマインド
年末年始、昨年の振り返りをしていたところ、2018年は海外進出が予想以上にうまくいった年だったことを実感しました(エンタメの分野への進出とか逆に思うように進まなかった分野も多いのですが、局所的に展開したのが海外展開だった)
世界最大のメディアアート賞であるアルスエレクトロニカでの栄誉賞受賞を皮切りにNHK WORLDなど海外向けの日本のメディア/海外メディアの取材が相次ぎ、直近の年末年始には作品
時代をまたぐ名著「アイデアのつくり方」
新作制作が若干煮詰まっておりました……😇(煮詰まるというか、なかなか勢いよくスタートしないというか……)
そろそろ寝かしておけばアイデアが勝手に出てくる「熟成期」みたいなものになるかと思いきや、なかなか熟成されない。
あれ?もしかして単に熟成させる素材(=情報)が少なすぎるだけだったのか?と気付き、参考文献を図書館にモリモリ借りに行くことに(一般的な書店でマニアックな人文系・宗教学みたいな本が
好きな本についてTweetしたら出版社から取材依頼を頂いた話
以前にふらりと立ち寄った図書館で書籍「アイデアのつくり方」と再会し、久々に読んだら改めて「やばい本である」と震えTwitterに感動コメントをポストし、
感動を忘れないようにしなければと日経COMEMOにも勢いでまとめたところ、
それらのツイートを「アイデアのつくり方」出版元のCCCメディアハウスさんの公式アカウントに発見され、
なんとその後すぐに取材依頼をいただき、「Newsweek fo
賞をいただくことのネガティブな側面
これまでありがたいことに、いくつか業界において大きめの賞をいただく機会に恵まれました。本当に光栄なことなのは前置きした上でですが、世の中に「100%良いこと」はなく、一見どんなに良さそうに見えることでも大抵負の面もセットで持っています。「隣の芝は青く見える」という言葉がありますが、その青くない部分を書いてみたいと思います。
もちろん賞を頂いたおかげで訪れた機会、チャンス、お仕事は数多くあり基本的に
肩書きは、覚悟と決意を表明するもの
日経電子版でのこちらの連載記事、多く反響をいただき、ありがとうございます。
ただ、「名乗りたいものを名乗ればいい」「名乗ったもの勝ち」はちょっと都合が良いというか、耳障りの良すぎる言葉にも感じるので(実際そういったツッコミもちらほらあった)(このシリーズは過去記事を再構成してつくられているのですが、記事原稿のもとになった文章が、私がもっと若手で無邪気だったころに書いた文章だったことも手伝っていそ
「優れた奴には、妬まず盗め」の万能さ
昨年から、仕事の現場で「みんな優秀やなあ、グギギ」となる場面も増えてきました。あまり顔や態度に出ませんが実はそこそこ負けず嫌いなので、仕事において力及ばずの場面があるとものすごく悔しいしそれなりに嫉妬心が湧いてくることもあります。
さらにはこの大SNS時代、ネットの海のそこかしこにあらゆる人のキラキラとした仕事ぶり・暮らしぶりが溢れています。
そうして劣等感が刺激されそうになった折に定期的
つくることを続けることについて
以前の記事でもご紹介した、「学生CGコンテスト」の授賞式が無事に終了しました(運営のCGアーツの皆様、本当にお疲れさまでした)。
現場では受賞作家、ノミネート作家の方々も大勢お会いすることができて、それぞれ才能や人間的な魅力に溢れた方々で、将来(非常に近い未来)に超絶期待……!という感じでした。多くの応募作品からピックアップされた全てのノミネート作品に対してそれぞれ強い思い入れがあったので、作家