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なんで誰も私を理解してくれないの?


「本当の私をわかってくれない。」
「私のことをみんなよく見てくれていない。」
「本当の私はこんな人じゃないはずなのに。」
そんな考えることが、よくあるよね。

わたしの思春期も「くれくれ」な少年でした。
他者に対して
オレを「見てくれ」。
オレを「分かってくれ」。
オレを「知ってくれ」。
自分を理解してくれないことで、相手に不信感を持って自分の殻に閉じこもっていく。
閉じこもるからこそ周りは理解してくれない。
しかし自分のことを理解してほしいという気持ちは募っていく。
「くれくれ」病は抜け出せない無限ループです。

それでは、私から質問です。
あなたはどのような人物で、どのような性格でしょうか。
もちろん場面によって人物像は変化します。
学校での君。家庭での君。友人と話す君。一人でいるときの君。
すべての自分の人物像をしっかりと捉えられていますか。

人は多面です。
様々な場面で様々な顔を持っています。
それをすべて正確に捉えるのは難しいですね。
異なる場面の異なるあなたの顔を映してくれて教えてくれるのは他者です。
君が自信をなくしたり、逆に自信をもったりするときも他者との比較が多いのではないでしょうか。
わたしたちは他者のおかげで自分の輪郭を知ることができているとも言えます。
言い換えると、他者がいないと多面的に自分を捉えられないとも言えます。

それでは先程挙げた「くれくれ」病から抜け出す方法。
それは「あげる」ことです。
相手を見てあげる。
相手をわかってあげる。
相手を知ってあげる。
相手のことを理解しようとすることで、相手はあなたを見てくれます。
更に互いの関係性の中で、知らない自分の一面を知ることになり自己理解は深まります。

思春期の私は「他者は自分を映す鏡であること」「まずは他者を理解しようとすること」に気付き、行動したことで世界が広がり、少しずつ自分の殻から抜け出せたような気がします。

大丈夫です。きっと、これらのことはみなさんも気付いているますから。

前向きに、勇気を出して踏み出した一歩は、必ずあなたの力になります。
わたしは応援しています。

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