みやこ

社会人4年生になりました。十勝晴れの地でのびのびしてます☀️学生時代の思い出話などつらつ…

みやこ

社会人4年生になりました。十勝晴れの地でのびのびしてます☀️学生時代の思い出話などつらつらと。

記事一覧

200色の「すき」のパレット

マイナス20℃の冬、いつものようにTwitterを眺めていると、とあるツイートが目に飛び込んできた。 中村森さん、という方のツイート。初めて目にする方だった。 しかし、…

みやこ
10か月前
37

あの頃も「花束みたい」だったのかな

春に観た映画の話を今頃載せてみる。下書きを勢いで書き散らしてそれきりになっていたもの。 4月、今の町に住んでから初めて映画館へ行った。隣の市にひとつだけある映画…

みやこ
2年前
18

となりの席のやんちゃな天使

「おひさまたち」のひとりの話。 みんなと出会う半年ほど前、ひとりだけひょんなことからすでに出会っていた子がいた。 当時、私は大学4年目で2年生で休学中、あの子は…

みやこ
4年前
14

おひさまたちと過ごした3年間

彼らとの出会いは、今でも忘れられない。 留年と休学を経て、大学に復学した5年目。学年の進行上ではまだ2年生だった私は、3つ下の子たちのクラスに交ぜてもらうことが…

みやこ
4年前
14

いつも居場所でいてくれた

「剣道部はぼっちの集まりだから」 「うちの部はとにかく人がいいから絶対に大丈夫」 剣道部の人びとのことを考える時、ふたつの言葉を思い出す。 ひとつめは、私が1年…

みやこ
4年前
22

剣道がそっと手招きした、いつかの春

大学で剣道を始めました、と言うと驚かれる。珍しいねぇ、なんでまた、と言われる。 一応毎回、答えることにしているのは ・武道に興味があったが高校までそういう部活が…

みやこ
4年前
11

私がUターン就活を決心したわけ

(追記2023年7月):就活話をシリーズで書こうとしていたものの完走しそこねて4年ほど経ってしまった。が、なぜUターンを選んだか、という話はやはり公開で残しておきたい気…

みやこ
4年前
21

憧れにはまだ程遠いけれど (はじめてのnote)

昔から、話すことより書くことの方が好きだった。 中3の時に書いた作文は「私は、話すことが苦手です。」で始まる。臆病で、気にしいで、何かを口に出して後悔することが…

みやこ
4年前
17
200色の「すき」のパレット

200色の「すき」のパレット

マイナス20℃の冬、いつものようにTwitterを眺めていると、とあるツイートが目に飛び込んできた。

中村森さん、という方のツイート。初めて目にする方だった。

しかし、一瞬にして自分のこれまでがぶわぁっと蘇ってくるような。今まで時々考えつつ、でも人に話すことでもないなと自分の中にしまっていたものに、そっとあたたかくランプの光が当てられたような。思わずスクロールできずに見つめながら考え込んだ。

もっとみる
あの頃も「花束みたい」だったのかな

あの頃も「花束みたい」だったのかな

春に観た映画の話を今頃載せてみる。下書きを勢いで書き散らしてそれきりになっていたもの。

4月、今の町に住んでから初めて映画館へ行った。隣の市にひとつだけある映画館。半年前から持った小さな車を運転して、ひとりで。

観たかったのは「花束みたいな恋をした」。

撮影地が京王線沿線で、大学時代に見慣れた風景がたくさんある、という噂を聞いて気になっていた。しかしながら、話題のラブストーリーをひとりで、と

もっとみる
となりの席のやんちゃな天使

となりの席のやんちゃな天使

「おひさまたち」のひとりの話。

みんなと出会う半年ほど前、ひとりだけひょんなことからすでに出会っていた子がいた。

当時、私は大学4年目で2年生で休学中、あの子はぴかぴかの1年目。あの子の目に私はどう映っていたのだろう。

今度の春から一緒に授業受けるからよろしくね、と言ったら、えええどういうことですか?!と目を丸くして、でも笑っていたのをなんとなく覚えている。

春、私が震える手で教室のドアを

もっとみる
おひさまたちと過ごした3年間

おひさまたちと過ごした3年間

彼らとの出会いは、今でも忘れられない。

留年と休学を経て、大学に復学した5年目。学年の進行上ではまだ2年生だった私は、3つ下の子たちのクラスに交ぜてもらうことが決まっていた。

最初の授業に向かう足取りは重かった。3つも上の人間が突然加わって、どう思われるんだろう…?きっと私が一番ペルシア語できないし…なんなんだこの人ってなるだろうな…

正直、怖かった。たとえ針のむしろのような状況でも頑張って

もっとみる
いつも居場所でいてくれた

いつも居場所でいてくれた

「剣道部はぼっちの集まりだから」

「うちの部はとにかく人がいいから絶対に大丈夫」

剣道部の人びとのことを考える時、ふたつの言葉を思い出す。

ひとつめは、私が1年生の時の新歓で4つ上の先輩がにこにこと言っていた言葉。

ふたつめは、私が3年生、幹部の年の新歓の時期、誰も入ってくれなかったらどうしよう…と不安でしかたなかった時に、2つ上の先輩にふわりと言われた言葉。

もちろん、ひとつの部の中に

もっとみる
剣道がそっと手招きした、いつかの春

剣道がそっと手招きした、いつかの春

大学で剣道を始めました、と言うと驚かれる。珍しいねぇ、なんでまた、と言われる。

一応毎回、答えることにしているのは
・武道に興味があったが高校までそういう部活がほとんどなかった
・大学で外国のことを学ぶからこそ、日本の文化にも触れたかった
・武道の中でも剣道がかっこよかった
・剣道部の雰囲気が好きで、その一員になりたいと思った
といった理由。

しかし、本当は、この陰にはもっと長いお話がある。

もっとみる
私がUターン就活を決心したわけ

私がUターン就活を決心したわけ

(追記2023年7月):就活話をシリーズで書こうとしていたものの完走しそこねて4年ほど経ってしまった。が、なぜUターンを選んだか、という話はやはり公開で残しておきたい気がする。そんな訳で数年前の書き散らしを以下に残します。
---------------------

「なんでわざわざ地方で就活?」ということについて。会う人会う人に尋ねられて「やっぱり地元がよくて!」くらいの雑な答え方をしていたが

もっとみる
憧れにはまだ程遠いけれど (はじめてのnote)

憧れにはまだ程遠いけれど (はじめてのnote)

昔から、話すことより書くことの方が好きだった。

中3の時に書いた作文は「私は、話すことが苦手です。」で始まる。臆病で、気にしいで、何かを口に出して後悔することが怖かったあの頃。年を重ねて、世間話は上手になった。話し下手であるならば、聞き上手になればいいのだと学んだ。

しかし、やはり聞いているばかりではいられず、自分の中にあるものを口に出さなければならない時もある。そんな時はやっぱり一苦労だ。そ

もっとみる